『狂気』や『ウォール』が持つ、時代を超越したスタイリッシュなサウンド・プロダクションと普遍的なメッセージ性。
そんなピンク・フロイドのDNAを受け継いだグループが、00年代に入って続々と登場してきています。
ポスト・ロックを通過し、PCでのデジタル・レコーディングに慣れた00年代デビューのミュージシャンにとって、ピンク・フロイドのサウンドは、変わらぬ輝きとともに、今まで以上に身近なものなのかもしれません。
世界各国から芽吹くフロイドのDNA、どうぞお楽しみください!
ほぼすべての作曲を担い、コンセプト・メイキングも行うKey奏者/コンポーザーは、現代のロジャー・ウォーターズと言っても過言ではないかも!?ポーランド屈指のプログレ新鋭バンドによる2枚組の11年作で、ジャケットからも分かる通り、彼らが敬愛するピンク・フロイド『ウォール』へのオマージュであり、挑戦でもある力作。
この新鋭、フロイド・タイプの多いポーランドにあっても実力は屈指と言えるかな?淡いトーンで交差する2本のギターと陰鬱にたなびくシンセが描き出す、フロイド『ザ・ウォール』への憧憬を感じさせる劇的かつ深遠な音世界にどうぞ酔いしれてください…。
09年にデビューしたノルウェーの新鋭プログレ・バンド、13年作3rd。ゆったりと夢想的につむがれるキーボードとギターが描くメランコリックな音世界。幾重にも重なった音が心地良すぎる名作。
04年に結成されたオーストラリア注目の新鋭による2014年3rd。ピンク・フロイドに影響を受けた、というか、ネオ・プログレとともにポスト・ロックに影響を受けた結果として、フロイドに近づいた、というような印象。卓越したメロディ・センス、美麗な歌声、そして、ヘヴィでいて透明感ある広がりも聴かせる幻想的なアンサンブルが素晴らしい快作。
ずばり「ピンク・フロイドのメランコリーと音響感覚 meets ジェネシスの幻想美」。モダンな音響センスを持ったSSWのバックを、ヴィンテージなプログレ新鋭バンドがサポートして幻想美を加えた、というようなスウェーデン新鋭、2014年デビュー作!
イラン生まれのカナダ人なんですが、エキゾチックな顔立ちからは想像できない美声で、ピンク・フロイドを敬愛する空間的なサウンドとメッセージ性は特筆もの。彼らが憧れるロジャー・ウォーターズからもお墨付きをもらったらしい注目のバンド!
なんとイタリアにもフロイドの遺伝子を受け継いだグループが居ました!『狂気』〜『ウォール』をよりメロディアスにしたような2010年デビュー作。ARTI E MESTIERIのリーダー&キーボード奏者Beppe Crovellaがプロデュースしていて、彼の弾くメロトロンやハモンド・オルガンも聴き所です。
イタリアのグループ、16年デビュー作。「FLUIDO(流体)」「ROSA=ピンク」というバンド名がまんまですが、やはりフロイド・トリビュート・バンドとしての活動歴を持ち、フロイド影響下のスケール溢れる中にも柔らかな陰影を秘めたメロディアスさが持ち味。そこに乗る伊ヴォーカルの「歌」もさすが絶品です。
イタリア出身、17年デビュー作。ピンク・フロイドとキャメルが合わさったような浮遊感とまろやかな優美さが同居するサウンドをベースに、ひらひらと舞うような優雅なクラリネットが活躍するアンサンブルはイタリア新鋭の中で一際異彩を放ちます。ずばり一筋縄ではいかないナイスバンド!
10年にデビューしたポーランドの新鋭、2作目のライヴ盤。拍手がなければライヴとは思えない緻密で静謐な音世界。この世界観、フロイドファンにもきっと響くことでしょう。
なんと弱冠17歳のメンバー3人が結成したポーランドの新鋭プログレ・バンド!フロイド影響下のダークな静謐感と哀愁のメロディが印象的な、メランコリックかつエモーショナルなプログレッシヴ・ロック。
ポーランドの新鋭、2017年デビュー作。フロイド憧憬のメランコリックなサウンドを、モダンなヘヴィネスとポーランドらしい荒涼感で包み込んだ力作!
ジェネシスやピンク・フロイドのカヴァー・バンドとして05年に結成されたルクセンブルグの新鋭プログレ・バンド。2015年デビュー作。感情を包み込むように歌い上げる伸びやかなヴォーカルと夢想的にたゆたうような流麗なメロディが特筆で、フロイドにヨーロッパ的な美意識を加えた感じ。
『おせっかい』あたりのピンク・フロイドへの憧憬に満ちたルーマニアの新鋭バンド。2013年作2nd。スペーシーに鳴り響くオルガンやシンセ、ギルモアばりのロング・トーンのメロウなリード・ギターが良い感じ。エキゾチックなヴォーカルもはまってます。
ピンク・フロイドを筆頭に、ドアーズ、キング・クリムゾン、ゴング、そして、レディオヘッドに影響を受けたフランスの新鋭。サウンドを聴いて、なるほど納得。
スウェーデン出身、Key奏者を含む4人組バンド、2014年のデビュー作。ゆったりとメランコリックに奏でられるギターのアルペジオと北欧らしい透明感のあるリリカルなピアノ、そして、包み込むように歌う翳りあるヴォーカルとハーモニー。そんなピンク・フロイドに通じる映像喚起的なサウンド・プロダクションと叙情美が印象的なヴォーカル・パートから、インスト・パートでは一気にジェネシス的なヴィンテージな幻想美が溢れ出すのが持ち味で、繊細なタッチでまるでさえずるようなギターのリードと、そこにユニゾンであわせるハモンド・オルガンやムーグ・シンセがハートフルな音像を描きます。美しくクリアなヴォーカルとメロディも特筆で、モダンな音響センスを持ったSSWのバックを、ヴィンテージなプログレ新鋭バンドがサポートして幻想美を加えた、というような感じ。派手さはありませんが、たしかな歌心とアンサンブルのセンスを持った実力派。好盤です。
デジパック仕様
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。前作から3年ぶりとなった2011年作の8thアルバムで初の2枚組。憂いあるメロディと空間的で映像喚起的なアレンジとが完璧に融合したスタイリッシュなプログレを前作で極めた彼らが挑んだのが、アルバム2枚に渡って描く壮大なるストーリー。アダムとイブを主人公に、男女間の複雑な関係性をパズルのピースに見立てて描いたコンセプト・アルバムに仕上がっています。ジャケット・イメージからも分かる通り、彼らが敬愛するピンク・フロイド『ウォール』へのオマージュであり、挑戦でもある力作。これは傑作です。
ポーランドの新鋭プログレ・グループ、17年にリリースしたデビュー作に続く18年の2nd。基本的には前作の延長線上にある、ピンク・フロイドへのリスペクトに溢れるメランコリックかつ静謐な世界観が美しいメロディアス・プログレ。エコーがかった淡いトーンで交差する2本のギターと陰鬱にたなびくシンセ、清らかなピアノらが描き出す深遠かつドラマチックなサウンドは、相変わらず息を飲むような美しさです。前作で聴かれた浮遊感に満ちた幻想的な世界観はやや後退したように感じられ、都会的な洗練性が強まった印象があり、「狂気」と「ウォール」を想起させた前作からすると、「ウォール」色がより前面に出ていると言えるでしょう。メランコリックなパートをより物悲しく彩るゲストのヴァイオリンも効いています。まだ2作品のみながら、フロイド憧憬の新鋭としての実力はトップクラスに位置するもの。前作を気に入ったなら、今回もまず間違いない力作!
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