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クラプトンが敬愛するロバート・ジョンソンの曲をカバーしたアルバム・・・らしいですが、ロバート・ジョンソンを知りませんでした。
クラプトンに限らずブルースから影響を受けたアーティストは多いのかもしれないけれど、ブルースがどういう音楽なのかさえ理解できていない人なのでそれは仕方ありません。
国内盤の帯に「伝説のブルース・マン」と書かれているので検索してみたところ、1938年に27歳という若さで亡くなっていて、彼もまた27クラブの一員なのですね。
アルバムに関して言えば、クラプトン・ファンには御馴染みのNATHAN EASTやSTEVE GADDがバックを支えているし、ライブでよく演奏される曲も入っているので、私はクラプトンのアルバムとして聴いています。
それだけ、ロバート・ジョンソンやブルースがクラプトンに与えた影響が大きいと言えるのかもしれませんが、カバー・アルバムと知りながら敢えて言ってしまうと、とてもクラプトンらしい作品だと思います。
STERN COMBO MEISSENの79年作3rdアルバム。
彼らの代表作とされる2ndと4thの間で発表されていることが要因しているのか、後々の評価はあまり高くないような気がするけれど、こちらもまた捨てがたいです。
前半はヴォーカルを中心とした曲が並んでいますが、ツインキーボードを活かした重厚な1曲目やコーラスがきれいなバラードの3曲目など、なかなか良い出来だと思います。
そして、後半ではヴィヴァルディの「四季」をアレンジした組曲「Der Fruhling」が聴きどころ。
少しポップ寄りな作品の中に、さりげなくクラシック曲のモチーフを持ち込んでいるところが、いかにも旧東ドイツのバンドらしいのではないでしょうか。
IONAやKARNATAKAのファンにはどストライクなケルティック女性VoバンドMERMAID KISS♪
前作「Salt On Skin」はミニ・アルバムだったけれど、本作はフルアルバムであり、ドラマチックかつシンフォニックなサウンドへと舵を切ったという印象が強い。
繊細で可愛らしい声のEVELYN DOWNINGと、甘い歌声のKATE BELCHERのタイプは異なり、それぞれがメインを取る曲の聴き比べも楽しい。
どちらも美声なので、当然ふたりのハーモニーは美しい・・・女性Voファンを一瞬で魅了するのではないかと思う。
オーケストレーションにオーボエ、リコーダーが加わるシンフォニック・ロックに、TROY DONOCKLEY(IONA)のイリアン・パイプやEVELYN DOWNINGのフルートによるケルト色がプラスされ、組曲形式の「A SEA CHANGE」を始めとする長めの曲も披露している。
バンドとしての方向性が明確になり、女性Voファンだけではなく、シンフォ・ファンにもアピールする作品ではないかと思う。
STERN COMBO MEISSENの4作目で、2nd「Weisses Gold」と並び称される彼らの代表作。
ハモンド・オルガン、メロトロン、シンセなどのキーボードを中心としたサウンドに、テクニカルで安定したリズム隊。
クラシカルな一面やヴィンテージ感は残しつつ、時代に合わせたポップ色も取り込み、スピーディーに展開していく。
実験的な要素のある3曲目が少しだけ異質かもしれないが、全体的にはインストを中心としたシンフォニック・ロックで、時折入るドイツ語のヴォーカルはクセがなく聴きやすい。
ほとんど曲間なく続いていくので、組曲構成の曲を聴いているような感じにもなる。
キーボード・ファン必聴と言うべき1枚。
ブラジルのシンフォ・バンドARIONのデビュー・アルバム。
14分越えの曲で始まり、8分〜10分程度の曲が揃っていて、キーボードは美しい音色のピアノを聴かせつつ、所々でエマーソン風味を入れてくるし、ギターはロック調の演奏で迫ってくるかと思えばアコースティックに哀愁を奏でます。
ひと言で表現することは難しいですが、印象としてはRENAISSANCE+YES(feat.Keith Emerson)といった感じで、いかにもブラジルのバンドらしい透明感のあるメロディアス・シンフォ作品。
コメントに書かれているとおり、ヴォーカルのTANIA BRAZの歌声がANNIE HASLAM似なので、RENAISSANCEファンの人には素直におススメ出来ます。
その後のアルバム情報が聞こえて来ないので唯一作なのかもしれないけれど、こんな良いアルバムを発表しながら解散してしまったとしたら残念だし、アルバムを発表しているのであれば是非聴いてみたいです。
インドネシアのロック・バンドDiscusの2ndアルバムで、1stに勝るとも劣らない高い完成度。
メンバー8人にゲストを迎えて製作されているようですが、必ずしもメンバーの音楽性が一致しているとは思えず、ギターは曲に合わせてデスメタル調だったり、美しいアコースティック・サウンドを奏で、キーボードはシンフォ&プログレ系、サックスなどの管楽器はジャズ・ロックやチェンバー・ロックの要素を持ち込んでいます。
その雑多な感じを見事に融合させているのがDiscusの魅力なのかもしれません。
それに加えてアジアン・テイストが独自性を際立たせています。
イタリアの歌物のような叙情性を感じさせる3曲目、チェンバー・ロック色のある5曲目、20分弱にも及ぶ大作の6曲目。
複数のメンバーがメイン・ヴォーカルを取っていることもひとつの要因なのかもしれませんが、同じバンドの曲なのかと思ってしまう程、各曲の印象が異なります。
私が持っているCDは国内盤なのですが、CDの帯には「インドネシアから最高水準のプログレバンド登場!」と書かれており、その謳い文句に異論はありません。
日本先行リリースだったと記憶していますが、国内盤にはボーナストラックが入っていて、こちらも一切手抜きなし。
もしかしたら、1stを超える衝撃度かもしれません。
ルネッサンスの歌姫アニー・ハズラムの2ndソロ・アルバム。
ルイス・クラークの指揮によるロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの演奏をバックにたおやかにクラシック曲を歌う作品で、取り上げられている曲はチャイコフスキー「交響曲第5番」、「白鳥の湖」、バッハ「G線上のアリア」、サティ「ジムノペディー」、ショパン「別れの曲」など、クラシックに詳しくない私でさえどこかで聴いたことがある曲ばかりです。
題材がクラシック曲であり、オーケストラとの共演ということはありますが、どちらかと言えばポップ寄りの作品です。
今でこそサラ・ブライトマンやキャサリン・ジェンキンスのようなクロスオーバー作品はジャンルとして定着している感じがしますが、その先駆けと言えるかもしれません。
アニー・ハズラムのソロの中では異色の1枚ですが、彼女やルネッサンスのファンはもちろん、美声女性Voファンであればまちがいないです!
繊細で透明感のある美しい歌声に癒されて下さい♪
スウェーデンのバンドMIDSOMMARのデビュー・アルバム。
近年の同国のバンドに関しては、MOON SAFARIを代表とするメロディアス・シンフォの印象が強いのですが、意外とハード・ロック系のバンドも多いようです。
収録曲は4分前後の曲が多いもののギターを中心とした王道のハード・プログレ作品となっています。
リズム隊もテクニカルで安定していて、自由度の高いサックスが入るとジャズ・ロック色が濃くなり、スウェーデン語で歌われるヴォーカルはクセがなくとても熱い!
ハード・プログレ、ジャズ・ロック好きな人や、最初に聴いて「ツェッペリンぽいな」と思ったので、とりあえずツェッペリン・ファンにもおススメ。
71年発売ということで古さを感じるところはありますが、純粋にロック・ファンがハマるアルバムだと思います。
メンバーを一新してリリースされた7年振りとなる2010年4thアルバム。
ロック色が強くなり、ケルティック・ロックからMAGENTAを思わせるシンフォ・バンドへと変化を遂げ、2曲目のインスト曲などではYESのような華やかなサウンドも聴かれる。
前作までのファンにとっては、その変化が評価の分かれ目になるかもしれない。
しかし、ゲストで3曲に参加しているTROY DONOCKLEYによるイリアン・パイプやホイッスル、ストリングス・カルテットが奏でるメロディの効果などもあり、IONAを思い起こすようなケルト色も失われていない。
特にラストの14分を超えるタイトル曲は、これまでのファンにもぜひ聴いて欲しい1曲。
その期待を裏切られることはないと思う。
新たなヴォーカリストLISA FURYは、RACHELよりも力強い歌声でサウンドの変化に合っており、もちろん美声!
美声女性Voが好みのシンフォ・ファンにおススメ♪
LOST WORLD BANDの2013年発表作品で、ロシアのバンドらしい1曲目を聴いて傑作を確信!
裏ジャケには3人のメンバーしか記載されていないのですが、3人だけで作成したとは思えない完成度と重量感のあるサウンドが素晴らしい。
1曲は4〜5分くらいなのですが、曲間なく続く曲もあり、全編を通して緩むことのない緊迫感がスゴイ!
曲は全てAndy Didorenkoの手によるもので、フルートとドラム以外のヴァイオリン、ギター、ベース、キーボードは彼が演奏し、ヴォーカルも担当しています。
しかも、各楽器の演奏技術が高い!
テンションの高い演奏から、アコースティックな演奏に切り替わるメリハリもあり、ヴォーカルはクセのない優しい声質です。
バンド形態を取ってはいますが、マルチミュージッシャンAndy Didorenkoのアルバムと言っても過言ではありません。
AFTER CRYINGあたりを思い起こさせるシンフォ・ファンにおススメの1枚。
キーボードのRichard Westと美声女性ヴォーカリストFarrah Westによるデュオ作品ですが、ギター、ベース、ドラムを加えたバンド構成になっています。
多分、これがデビュー作だと思いますが、最初はWithin TemptationのギターリストRuud Jolieが参加しているということで興味を持ち、手に取りました。
しかし、聴いてみたら女性Voファンにとってど真中のストライク!
基本的にはポップ・ロック路線だと思いますが、オーケストレーションを配したシンフォニックな曲や、ピアノの演奏によるメロディアスなバラード曲など、シンフォ・ファンの期待にも十分に応え得ると思います。
エレクトロニックな音色やハードなフレーズ(メタルではない)も聴かれ、ドラマチックに終わるラストまで聴きどころ満載です。
何より、美声女性Voファンは必聴のアルバム(アーティスト)であることを宣言します(好みに合わなくても責任は取れませんが・・・)。
キューバのバンドANIMA MUNDIのデビュー作。
7人編成なので音の厚みもあり、全体的な印象はきらびやかで透明感のあるシンフォ作品です。
キューバのバンドの傾向はあまりわからないのですが、南米で言うならばブラジルのバンドに近い印象を持ちました。
演奏面では派手さありませんがキーボードの貢献度が高いと思います。
よく聴いているとYESっぽいメロディも聴かれ、それはこの後の作品にも繋がっているのではないでしょうか。
メンバーにバグパイプ奏者が2名いて少しケルト色もあります。
そのあたりもこのアルバムの特色です。
ヴォーカルはスペイン語だと思いますが、クセがない優しい歌声を聴かせており、アコースティック・ギターの演奏で歌われる小曲も良いです。
組曲形式の3曲を含む70分越えの作品ですが、それを最後まで聴き通させる完成度はデビュー作とは思えません。
パイプ・オルガン、ベース、ドラムというトリオ構成によるイタリアのバンドで、荘厳なパイプ・オルガンが印象的なアルバムです。
デビュー作「Neogothic Progressive Toccatas」を聴いた時の衝撃が大きかったので、このアルバムの第一印象は弱かったけれど、動と静のバランスも良く、作品としての完成度は前作以上かもしれません。
このバンド構成で思い出すのはやはりELPです。
ELPよりクラシカルな音作りではあるものの、その期待を裏切ることはないでしょう。
ELPファン、キーボード・ファンには無条件でおススメしたい作品です。
2007年作「QUARTO TEMPO」に続くロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとの共演作品。
内ジャケに描かれた自然をテーマにしたイラストをそのまま表現したようなピアノの音色はとても美しく、そして優しさに満ち溢れている。
弾き倒すようなタイプではないが、きっとキーボード・ファンの愛聴盤になると思うし、弦が奏でる哀愁のメロディーはイタリアン・ロック・ファンにもツボなのではないかと・・・。
オケとの共演だがシリアスになり過ぎず、かと言って安易にイージーリスニングに向かってしまわないところはさすが。
女性ヴォーカルが入る6曲目には、名作「GENERAZIONI DEL CIELO」を思い起こさせられる。
エヴァネッセンスのデビュー・アルバム。
へヴィなギターを中心としたサウンドがカッコイイのだけれど、ピアノが奏でるメロディも美しく、そのバランス感覚が素晴らしい。
「BRING ME TO LIFE」、「MY IMMORTAL」という対照的な2曲が映画「デアデビル」に採用されたこともあり大ヒット・アルバムになったが、この2曲を聴いただけで、その良さがわかるのではないだろうか。
ストリングス・アレンジやコーラスの使い方がドラマティックで、そこにエイミーの美声Voが加われば、ゴシックとかメタルの一言では片づけることは出来ない。
LANA LANE、KINGFISHER SKY、STREAM OF PASSIONなど「ヘヴィなサウンド+美声女性Vo」が好きな人には間違いないと思うのだが、少しだけLINKIN PARKファンにも・・・という気がする。
ポーランドのシンフォ・バンドEXODUSのデビュー・アルバム。
かなり前に「ポーランドのYES」という謳い文句に飛びついて2ndを聴いてみたのですが、「これはYESではないな!?」と思ったので1stには手が伸びませんでした。
しかし、レビューなどを読んでみると、このバンドは1stの方が評価が高いらしい。
俄然、興味が湧き聴いてみました。
これは良い!
前半は4〜5分のコンパクトな曲が並んでいるのですが、確かにアコースティック・ギターの演奏はGENESISを思わせるし、3曲目には少しSEBASTIAN HARDIEが入っています♪
プログレ・ファン目線で、1曲の中で曲調が変化していくところなど、構成もよく考えられているなと思いました。
そして、やはりプログレ好きな人の聴き所はラストの組曲(19分超)。
もし、一般的な評価のとおり、本人達がYESを意識しているのであれば、ヴォーカルの人はJ.アンダーソンによせて、結構頑張っていると思います。
ギターのリフや音色も相俟って、「ポーランドのYES」と言われる所以がわかりました。
それでも、東欧のバンドらしい翳りや叙情性も持ち合わせていて、ベタではあるかもしれないけれど、ドラマティックな曲終わりも良いです。
2ndも聴き返してみようと思いました。
トリオ編成による上原ひろみ3枚目のアルバム。
個人的には最初に聴いた時のインパクトは弱かったので、あまり聴き込んでいなかったのですが、先日久しぶりに取り出して聴いてみて、もしかしたら彼女の作品の中でも美しさという点では上位に入るのではないかと思いました。
上原ひろみを聴く時に、ジャズという枠組みにとらわれない音楽性とともにスタジオ・アルバムにも関わらずライブ盤のようなスリリングな演奏に耳を奪われるのですが、実はその音の繊細さも魅力のひとつです。
ここでも彼女らしいスピード感のある演奏は聴かれるのですが、その繊細さが前面に出たアルバムが「SPIRAL」なのではないかと思います。
ボーナス・トラックとして収録されている「Return of Kung-Fu World Champion」もかっこいいです。
いかにも英国らしい美しくメロディアスなサウンドで聴かせるTINYFISHのデビュー作。
1曲目にジェネシス、2曲目の中盤やラスト曲あたりにフロイドが顔を出すけれど、全体的にはプログレ色は薄い。
しかし、弦楽器が導入された「Sundried」のクラシカル色や、12分超えの「All Hands Lost」あたりは、プログレ・ファンの聴き所になるかもしれない。
メリハリもあり、スピード感のある今風の展開も聴かれるが、全体的には穏やかな作風になっており、安心して聴ける反面、これと言ったバンドの特色のようなものは感じられない。
ハンガリーを代表するバンドEASTが81年に発表したデビュー作。
ギターとキーボードを中心にした透明感のあるサウンドと的確なリズム隊。
演奏はテクニカルでジャズ・ロック風味もあり、楽器の掛け合いが聴かれるインスト曲や間奏部分はワクワクさせてくれる。
一方で、80年代らしいエレポップ風の軽快さも持ち合わせていて、こちらもなかなか良い。
ヴォーカルは英語ヴァージョンと、ハンガリー語ヴァージョンがあるらしい。
私が持っている輸入盤はもちろんハンガリー語(やはり、母国語で聴かないと!)なのだが、クセはなく聞きやすい。
1曲は3〜4分程度ながら、効果音などを使用して途切れ目なく続いていくこともあり、こじんまりとした印象はない。
正統派のシンフォ作品と言えるのではないだろうか。
マルチ・プレイヤーHans GerritseとDerk-Evert WaalkensのユニットKING EIDERのデビュー作で、おそらく唯一作ではないかと思う。
ドラムとヴォーカルがゲストで加わっており、ヴォーカリストのひとりはKNIGHT AREAのRinie Huigen(KNIGHT AREAでの本職はギターなのに・・・)。
近年、良質なキャメル系バンドを多く輩出しているオランダだが、KING EIDERもキャメルを思い起こさせるメロウなサウンド。
短いインスト曲に導かれて始まる2曲目や4曲目は10分超えの曲で、A.ラティマーを思わせる甘美なギターの音色はキャメル・ファンだけではなく、シンフォ・ファンにもおススメ出来る。
キーボードも派手さはないけれど、ゆったりとした、そして懐かしい感じのサウンドで好感度が高い。
コンパクトな曲と長めの曲、インスト曲とヴォーカル曲のバランスも良く、聴き飽きることのない好作品となっている。
オランダの女性ヴォーカル・シンフォ・バンドAMBERLINNの07年作。
ペーパーケース仕様で詳しいクレジットがないが、ジャケ裏にはJochem de Jong(music)とRosita Reitsma(vocals)の名前しか書かれていないのでふたりのユニットによる作品なのかもしれない。
しかし、仕上がりとしてはバンド・スタイルで、洗練された英国風サウンドはとても心地良い。
キーボードが奏でるシンフォニックなメロディに、透明感のある伸びやかで美しい女性ヴォーカルが重なり、ゆったりとしたファンタジックな情景が広がっていく。
KARNATAKA、IONAあたりのファンにはど真中!
6曲入りのミニアルバムであることが残念。
繰り返し聴いていたい・・・。
ブラジルの女性ヴォーカル・バンドFLEESHのオリジナル3作目。
紹介文によれば、全ての演奏をマルチ奏者Celo Oliveiraが担当しているということだが、完全にバンドの音で、本当にふたりだけで作り上げたアルバムなのだろうかと思ってしまうほど完成度が高い。
ブラジルは南米の他の国と比較すれば洗練されたサウンドのバンドが多いと思うが、その中でもFLEESHは英国産だと言われれば信じてしまうくらい抜きん出ている。
叙情的なメロディ、Gabby Vessoniの美声、そして前作同様、フロイドからの影響も感じられるドラマティックな曲展開は、シンフォ・ファンや女性Voファンにおススメで、特にMAGENTAファンは必聴と言えるのではないだろうか。
WINDMILLのギタリストが参加しているということで聴いてみたのだが、これが王道とも言えるドラマティックなシンフォ作品。
ヴィンテージ感のあるオルガンを聴かせるキーボードは、メロディアスでハード過ぎない力強さもあるギターとともにメインを取り、プログレ・ファンの期待に応えている。
ヴォーカルはクセはなく聴きやすい(時折、Guns N' Rosesっぽいような感じがするけど・・・)。
10分超え2曲を含む全4曲の大作志向。
特にオーケストレーションも加わった17分弱のラスト曲はシンフォ・ファンにおススメ!
WINDMILLの名前を見つけてキャメル系を期待したけれど、アルバムの印象としてはそこまでキャメルに傾倒した音楽性ではない。
しかし、2曲目の後半に聴かれるメロディアスなギター演奏などには若干、キャメル色がある。
とてもまとまりが良い反面、突出した特徴は見つけられないけれど、北欧のバンドらしい翳りがあり、やはり英米のバンドとは一線を画している。
全体で40分程度で、最近のアルバムにしては収録時間が短いのが残念だが、逆に気軽に繰り返して聴ける。
こんなジャケットだけど、なかなかの好作品!
英国のシンフォ・バンドMOSTLY AUTUMNが05年に発表した6thアルバム。
前作くらいからだろうか、少しハードなギターがリードするダイナミックなサウンドが目立つようになったが、これがなかなかカッコいい。
以前から感じていたことだが、どことなくフロイドからの影響を思わせるサウンドが聴かれる。
実際、ピンク・フロイドのトリビュート・ライブを行っているくらいなので、影響を受けている(あるいはフロイド・ファンである)ことは確かなのだろうが、BRYAN JOSHの歌い方もギルモアっぽいし、「CANDLE TO THE SKY」の前半なんてフロイドの曲と言っても良いくらい!?
とは言え、美声女性ヴォーカリストHEATHER FINDLAYが歌う曲はやはり素晴らしく、フルートの演奏による叙情性などMOSTLY AUTUMNファン、シンフォ・ファンの期待を裏切ることはない。
ゲストでTROY DONOCKLEYが参加しており、ピアノと彼のイリアン・パイプの演奏でHEATHER FINDLAYが歌う「Carpe Diem」が物悲しくも美しい。
OXA名義ではあるけれど、アルバム・タイトルからもわかるとおりNEW TROLLSがバックの演奏を務める共演ライブ。
おそらく、彼女のアルバムの中でも名作との呼び声が高い「Tutti I Brividi Del Mondo」にVittrio De ScalziらNEW TROLLSメンバーが参加していることから実現したライブなのではないかと思う。
録音状態が良いこともあり、ライブにも関わらずアルバムと同じような伸びやかで圧倒的なヴォーカルが素晴らしく、歓声の大きさで彼女の人気の高さを感じることが出来る。
そして、NEW TROLLSの演奏も聴き所のひとつ。
彼ら自身の曲も演奏しているが、ファンにとっては何と言ってもCD2の「Concerto Grosso(Allegro〜Vivaceへのメドレー)」とラストのメドレーで演奏される「TO DIE TO SLEEP(Adagio)」ではないだろうか。
最後もドラマティックにまとまっている。
彼らの曲は他にも何曲か収録されており、NEW TROLLSファン必聴と言われるのも充分納得できる。
ジャケ写を見て思い出し、久しぶりに引っ張り出してきた。
ユーロ・ファンの間では名盤として知られているアルバムと紹介されていたが、この不気味なジャケットになかなか手が伸びなかった。
ところが、イメージに反しておどろおどろしいところは全くなく、1〜2曲目はストレートな演奏だが、ジャズ・ロックやチェンバー・ロックのような要素もあり、管楽器も加えた熱い演奏を聴かせている。
しかし、3曲目はピアノと弦楽器による演奏に女性コーラスが加わるクラシカルな小曲、4曲目はイタリアの歌物のような叙情性をもったヴォーカル曲、そしてラストは14分近い大曲と各曲の方向性は必ずしも統一されていない。
プログレ・ファンとしては、やはりラストの大曲がハイライトで、ピアノ演奏により静かに始まり、冒頭曲のような熱い演奏へと展開して行く。
リズム隊がしっかりしていることもあり、管楽器が入るとジャズ・ロックっぽくなるのだが、弦楽器が挿入されると一転してクラシカルになり、ギターがメインになるとロック色が強くなる。
私の持っているCDは再発盤なのでボーナス4曲が入っているおり、76年と79年のクレジットになっている。
本編のような泥臭さや熱量は感じられないが、その分洗練された演奏を聞かせていて、こちらも良い。
MAGENTAの女性ヴォーカリストCHRISTINAの2010年1stソロ・アルバム。
全曲CHRISTINAとROB REEDの共作で、プロデュースとミックスもROB REED。
バックにはMAGENTAのメンバーも参加しており、バンドメンバーの全面的なサポートにより制作されているので、MAGENTAファンには無条件におススメ。
1曲はコンパクトにまとまっており、CHRISTINAのヴォーカル・パートが多めで、演奏は控えめな曲構成がバンドの作品とは異なる。
どちらかと言えばポップ色が強いとは思うが、シンフォニックなアレンジの曲もあり、何と言っても女性VoファンはCHRISTINAの美声にやられてしまうこと必至。
YESは「DRAMA」発表後に活動停止(解散)状態だったが、共に活動していたChris SquireとAlan Whiteに、Trevor RabinとYES初期メンバであるTony Kayeが加わりシネマを結成。
さらに、あるイベントでSquireから楽曲を聞かされたJonが参加することになりYESを名乗ることになる。
インタビューなどを読むと、「レコーディング完成間近になってリード・ヴォーカリストを加えるべきだという意見が出た」と書かれているので、制作側の意図が強く働いた結果の復活劇だったのかもしれない。
YES復活の貢献者は2人のTrevor(RabinとHorn)というのはよく言われることだが、「90125」の原型はRabinがソロ・アルバム用に準備していた楽曲で、シネマに参加する時点でほぼ仕上がっていたらしい。
それだけに、古くからのファンからは「これは、YESじゃない」という声も聞かれたが、結果的にはYESで最高のヒット・アルバムとなり、ファン層を広げることにもなった。
MVも話題になったシングル曲「Owner Of A Lonely Heart」を始め、それまでの作品とは異なるタイトでポップな楽曲が並んでいるが、きれいなコーラスワークなどYESらしさも残しており、このあたりはTrevor Hornの功績なのだろうか?
バンド自身やファンの「プログレ」という呪縛から解き放たれた80年代を代表する作品であり、このアルバムがあったからこそ、今もYESが存在し続けられているのだと思う。
80年代以降、MTVの登場によって音楽の在り方が大きく変わったのではないかと思うが、そのMTVによるアコースティック・ライブ企画が「アンプラグド」。
アーティストの新たな一面を発見できるプログラムだったが、その中でも注目を浴びたのがクラプトンだった。
クラプトンのライブでは定番のアコースティック・ステージを楽しみにしている人にとっては魅惑のひと時を過ごすことが出来るのではないかと思うのが、その模様を収録したこのアルバム。
ライナーノーツによれば、「クラプトンがよく聞いていたブルース系のナンバーにオリジナル曲をミックスした構成」ということだが、原曲を知らない私はどれもクラプトンの曲として聴いている。
アコースティック演奏に適した「TEARS IN HEAVEN」、「RUNNING ON FAITH」、新たな魅力を提示した「LAYLA」、そしてクラプトン・ファンにとっては外せない「OLD LOVE」など選曲も素晴らしい。
96年発表の3rdアルバム。
ひと言で言ってしまうと、とても美しい女性Vo作品で、Annie Haslamのような繊細で透明感のある美声が好みであれば、無条件におススメ出来る。
当時ヒットしたというシングル「WALK ON BY」などポップ・センスに優れた曲が並んだ良質なアルバム。
ピアノや弦楽器を使用した演奏は上品で、彼女の美声を堪能出来るアカペラ曲も素晴らしい。
彼女が参加したMike Oldfieldの名曲「TO FRANCE」がバグパイプ入りでリメイクされており、この1曲だけでも女性Voファンはノックアウトされてしまうのではないかと思う。
ジャズ・ファンでなくともMILES DAVISは知っていると思いますし、さらにJOHN COLTORANEやBILL EVANSが参加しているとなれば、ファンにとっては「夢の競演」ということになるのかもしれません。
ライナーノーツや帯には「最高傑作」「画期的事件」という言葉が並び、その枕詞が「MILES DAVISの」ではなく「ジャズの」であることからも如何に突出した作品であるかを窺い知ることが出来ます。
世間の評価だけではなく、セールス的にも成功しているので、名盤と呼ぶに相応しいアルバムだと言えるでしょう。
私はジャズに関してはピアノ派なので、MILES DAVISファン(もしかしたら、ジャズ・ファン?)には失礼ながら、BILL EVANSの名前を見つけて購入した人です。
さらに失礼なことに、最初聴いた時にはその良さを理解できず・・・まぁ、音楽は理解するものではないのかもしれないけれど、大袈裟に言うとみんなが良いというものをわからないという疎外感みたいなものはありました。
ところが、しばらく寝かせておいて聴いた時に「これ良い!」となって・・・その時、何故か「大人になったんだなぁ」と思ったりしました(最初に聴いた時も、年齢的には十分大人だったのですが・・・)。
50年代の録音ということなので、半世紀以上も聴き続けられた作品がリマスター盤として発売されることはうれしいことですし、今後も語り継がれていくべき作品なのだと思います。
バンドとして格段にステップアップした2ndアルバム。
久しぶりに聴いてみて、こんなにオーケストラを導入した作品だったんだなと思った。
一般的にはSteve Howeが加入した3rdがプログレ・バンドの位置を確立させた作品として認識されていると思う。
3rdはメンバーもお気に入りで、ライブ定番曲も多く収録されているのでその認識は正しいと思うが、YESサウンドの原型はすでにこの2ndで完成されているような気がする。
Chris SquireのベースやBill Brufordのドラムは言うに及ばず、ヴィンテージ感のあるTony Kayeのキーボードもプログレしているし、HoweのようなクセがないPeter Banksのギターはオケとの相性が良い。
強いて言うならば、YESの良さであるコーラスワークが完成されていなことと、曲の余韻を感じられないところがまだ発展途上なのかもしれない。
小曲ながらタイトル曲「時間と言葉」はYESを代表する1曲。
ZAOの最高傑作として名高いのはLOCKWOODが参加した次作「KAWANA」だが、ヴァイオリン、ビオラ、チェロを加わえたこの3rdアルバムも捨てがたい。
弦楽器が持ち込んだシリアスなクラシカル色と、バンド本来のジャズ・ロックが見事に融合しており、そのバランスが緊張感のある演奏を導き出している。
さらっと聴き流してしまいそうになるが、よく聴いてみるとメンバーの演奏もかなりテクニカルで、サックスとキーボードの演奏をベースのリフと高速ドラムが支える「Metatron」は「これぞジャズ・ロック」という凄みを感じる(とりあえず試聴してみて欲しい、なかなかスゴイです!)。
ヴォーカルのクレジットはあるけれど歌っているという感じではないので、インストゥルメンタル作品と思って良い。
フレンチ・ジャズ・ロックを代表するジャズ・ロック・ファン必聴の1枚だと思う。
今年、ドラマーのCharlie Wattsが亡くなり、久しぶりにストーンズのアルバムを聴いてみようと思って取り出したのが「STICKY FINGERS」。
アンディ・ウォーホルの手によるジャケットも有名で、全英・全米NO.1に輝いたこのアルバムが彼らの代表作の1枚であることに異論を唱えるファンはいないのではないかと思う。
何と言っても1曲目の「Brown Sugar」のインパクトが強いのだけれど、ドラッグや性的な意味を示す隠語ではないかとの批判的な意見もあったようで最新ライブのセット・リストからは外されているらしい。
私は「Brown Sugar」を聴くためにストーンズのライブに参戦していたようなものなのだけれど・・・。
アルバムとしては管楽器やオルガンの演奏が印象的な中盤の曲も良い!
ストーンズには他にも好きなアルバムはあるが、どれか1枚と言われたら迷うことなくこれを選ぶと思う。
YES結成前のPETER BANKSとCHRIS SQUIREが在籍したバンドということで聴いてみたのですが、これが思っていた以上に良いです。
オリジナルメンバのSTEVE NARDELLIとCHRIS SQUIREを中心とした5人編成。
当時の作品を聴いていないので違いはわからないのですが、全編にわたってメロディアスで心地いいサウンドになっており、古めかしさは感じないけれどどこか懐かしさを感じます。
目立ったソロプレイなどはあまりなく、その分バンドとしてのバランスが良い。
きれいなコーラス・ワークなどYES的要素が散りばめられているのでYESファンにも受け入れられると思いますが、どちらかというとCHRIS SQUIREのソロに近いような気がします・・・ということでSQUIREのソロ・アルバムが大好きな私は大満足なのです。
コーラスワークが美しい1〜2曲目、アコースティック・ギターとピアノで始まるバラードの4曲目、ROLLING STONESのような6曲目など多彩な曲が並びます。
曲展開や長めの曲などYESファンやプログレ・ファンに訴えかけるものは持っていますが、プログレ度はそれほど高くはありません。
アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスを迎えたTHE TRIO PROJECTの第一弾。
これが3人による初作品だとは思えないくらい相性が良く−もちろん、これは序章に過ぎず、2作目以降さらに加速していくのだが−スタジオ・アルバムにも関わらずライブ感やインプロビゼーションに満ちていてとてもスリリングだ。
それは、静かに始まる1曲目のタイトル曲を聴けば理解してもらえると思う。
中盤でピアノとベースのリフに乗せて縦横無尽に叩きまくるサイモンのドラムがカッコいい!
5曲目にはグラミー賞を受賞したTHE STANLEY CLARKE BANDに提供した「LABYRINTH」が新録音されている。
これは、バンドよりもピアノの演奏をメインにした落ち着きのある仕上がりになっており、リズム隊が出しゃばらないのでピアノの細かい音まで聴き取れる。
上原ひろみファンとしては、こちらの出来の方が確実に上だと思っている。
7曲目の「Haze」は唯一のピアノ曲で、ライブでもよく演奏されているが、この曲を聴くと心のどこかのスイッチが入って毎回泣きそうになる。
激しく力強いだけではなく、この繊細さも持ち合わせているのが上原ひろみのピアノの魅力♪
その意味では、ラストに収録されているベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」にも同じことが言えるかも知れない。
なんか曲ごとの感想みたいになってしまったけれど、全ての曲が素晴らしいので、こればかりは聴いてみてもらうしかない。
ボーナスDVDにはメンバーへのインタヴューと、「NOW OR NEVER」のスタジオ・ライブが収められている。
それ程長くはないが、とても貴重な映像だと思う。
バーレーンのキャメル系バンドとして知られるOSIRIS。
ジャケ中を見ると、髭を生やした「如何にも中東」なメンバーの写真が並んでいるのだけれど、演奏はプログレ路線なのだ。
このバンドを知るまで、中東とプログレは結びつかなかったなぁ・・・。
私は2ndの後にこのデビュー作を聴いたので、どうしても2ndと比べてしまい、垢抜けない感じを持ってしまった。
そのため、購入後はあまり聴いていなかったのだが、あらためて聴いてみるとその荒削りなところや力強い演奏こそがこのアルバムの魅力なのかもしれない。
ハードなギターがその印象を強くしているのかもしれないが、それがいい方向に作用してバンドの勢いを加速させている。
相変わらず早くテクニカルなドラムとプログレ度の高いキーボード、そして(あまり上手いとは言えないけれど)哀愁感たっぷりなヴォーカルが絶妙のバランス。
2曲目が少し異色で、それ以外にも中東色を感じさせる部分はあるが、もちろんシンフォニックでメロディアスなパートも含まれ、このあたりはキャメル系バンドとしての面目躍如!
2ndを期待し過ぎるとちょっと違うかもしれないけれど、これはこれでアリなんじゃないかな?
ボーナス曲は、メンバーが異なるアルバム未収録曲。
ローマでのライブを収録したTONY CARNEVALEのライブ・アルバム。
バンドに管弦楽を加えた大所帯で80分近い迫力のある演奏を聴かせており、「ROCK SYMPONIC CONCERT」というタイトルに偽りはない。
バンドには、FRANCESCO DI GIACOMO、RODOLFO MALTESEも参加しており、BANCOファンも聞き逃すことは出来ない。
1曲目にいきなり「展覧会の絵」モチーフとした「QUADRI」を持ってくるあたりが憎い。
「展覧会の絵」はプログレ・ファンには御馴染みの定番中の定番だが、クラシカルなパートとロックしているパートの緩急が効いたアレンジがなかなか良い。
これは、アルバム全体を通しても言えることだが、ピアノや管弦楽の演奏はクラシカルで、バンドが加わると一気にロック色が強くなる。
ギータ入りのハードなEL&Pとも言えるようなテンションの高さでドラマティックに展開して行く曲がある一方で、アコースティック・ギターとピアノのみの8曲目などではしっとりと聴かせる。
そして、ラストの「LA VITA CHE GRIDA」では唯一無二のGIACOMOのヴォーカルが聴けるのだ。
どれくらいの規模の会場で開催されたライブなのかわからないけれど、とにかく観客の熱狂ぶりがスゴイ!
SEBASTIAN HARDIEの中心人物であるMARIO MILLOが久しぶりに発表したソロ・アルバム。
しばらく映画音楽などを中心に活動していたらしく、サウンド・トラックを除くオリジナルとしては20年ぶりくらいになるらしい。
1曲目から、すぐにMARIO MILLOとわかるメロディアスなギターとハートフルなヴォーカルを聴くことが出来る。
唯一のインスト曲「Sportscar」のギター・ソロはSEBASTIAN HARDIEを髣髴とさせる(曲終わりに聞こえるメロディは・・・!?)ファン必聴とも言える曲だが、作品としてはヴォーカル曲主体のポップ寄り。
しかし、コーラスの使い方などにはMARIO MILLOらしさがあり、オーストラリアらしい清涼感も感じられる。
彼自身がアレンジを手掛けているストリングスによって上品さが加わり、THE VANDABELLESで活躍しているJESS MILLOがバック・ヴォーカルで参加しているのもファンにとっては聴き所なのではないかと思う。
02年に発表された2ndアルバム。
全体的にゆったりとした幽玄で静謐な曲調で統一されている。
あくまで女性ヴォーカルが主役でバックは控えめだが、キーボードによるインスト曲も収録されている。
ピアノが印象的(特に後半)で、弦楽器やパイプ・オルガン風のキーボードが導入された曲ではクラシカルな一面も見せる。
ヒーリング・ミュージックではないが癒し効果を感じるような世界観があり、淡々としているように聞こえる彼女のヴォーカルはとても美しい。
例えるならば、ギリシャのSAVINA YANNATOUを想起させるような作品。
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