AMS031R(ARS MUNDI) 【2002年発売CD】
マイク・オールドフィールドとキャメルが共作したみたいなサウンドを聴かせるポーランドのシンフォ・ユニット。緻密に織り上げられていくような美しい演奏が印象的なギターやピアノ、一人のミュージシャンによる演奏とは思えない完成度!
ポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、02年作2nd。前年リリースの1stに続き、ユニット名に象徴されるマイク・オールドフィールド色が強く出たワールド・ミュージック風味も加味した作風で幕を開けます。巧みな腕前で鳴らされる瑞々しいアコースティックギターが活躍するリズミカルなナンバーが出色で、メランコリックなサウンドが多いポーランドのアーティストとしては異色な清涼感ある開放的なアンサンブルが大変に爽快です。曲によってはCAMELのコリン・バースがゲスト参加している影響もあり90年代キャメル的な重厚さにラティマー風の太く存在感あるギターソロが乗るドラマ性溢れるナンバーも収録。それにしても緻密に織り上がっていくような美しいプレイを主体とするこのギターやピアノ、一人のミュージシャンによる演奏とは思えない完成度。Michal Wojtas恐るべし、と思わず口にしてしまうほどの才能が感じられる名作。
エレクトロニクスを主体に構築された重厚なプログレを聴かせる24年作7th。根底に変わらぬフロイド憧憬を感じさせつつも、エモーショナルなヴォーカル、スケール大きくも陰鬱で彼岸的なサウンドは、RADIOHEADにも通じている気がします。
マイク・オールドフィールドとキャメルが共作したみたいなサウンドを聴かせるポーランドのシンフォ・ユニット。緻密に織り上げられていくような美しい演奏が印象的なギターやピアノ、一人のミュージシャンによる演奏とは思えない完成度!
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キャメル色が加わった2ndアルバム(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
デビュー作もフロイド+オールドフィールドという印象でしたが、この2ndアルバムではオールドフィールド色が強くなったように思います。
ゲストでCOLIN BASSが参加していることもありキャメル色が感じられることも確かです。
2曲目のメロディアスな曲はキャメル・ファンにおススメ(この曲良いです!)。
3曲目はアコースティック・ギターのソロによる小曲。
4曲目ではラティマー風のギターが聴かれ、そうかと思えば5曲目、9曲目あたりはオールドフィールド節全開で、6曲目のピアノソロはとてもピュア。
7曲目はオールドフィールド+キャメルにフロイド的なアレンジを盛り込んだ感じでしょうか。
前作でも聴くことが出来たポーランドのバンドらしい美しい女性Voコーラスも加わり、多彩な曲が揃っています。
AMAROKはアルバムごとに作風が少し異なります。
1stはインスト作品と言っても良い内容でしたが、本作ではCOLIN BASSの参加もありヴォーカル・パートが増えています。
Michal Wojtasは作曲やアレンジはもちろん演奏もほぼひとりでこなしおり、シンフォ・ファンの琴線に触れるこのメロディ・センスは見事です。