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の方が好みです(CDだから後半か)。AOR通の方の解説ではA面いち推しですが。このB面のプロデューサーはバーバラ & アーニーの『Prelude to...』という秀作を手掛けたジョエル・ドーンですが、この人センスあります。その絡みかバーバラ・マジーと、そしてジャッキー・ホイットレンがバック・ヴォーカルという裏豪華(?)な布陣が食指をそそったのですが、ホイットレンのそれは一聴して彼女とわかる素晴らしい仕事をしています(主役を喰ってるかも)。相方のジョン・カートライトもいい曲を提供していて、この路線でアルバム1枚通して欲しかったなあ。ちなみにA面は唄い手がローデンでなくてもいいような、アク抜きされた無難な作りとなっております。
(!)に参加した事で知られる鍵盤奏者。
裏ジャケでは鍵盤に囲まれた写真が掲載されておりそれっぽい雰囲気も出ていますが、内容はいたって良質なSS&Wアルバムです。オルガンやクラヴィネットも弾いていますが、メインはピアノ弾き語りで堅実なバッキングにも好感が持てます。音的にはAnn Odellのソロを連想させる部分もあるのですが、この人の場合もう少し歌の内容が重くて、大都会(シカゴ?)での孤独感とか、はがゆい人間関係とかヒリヒリした感情(失恋から癒えていない感じ)とかを題材にしているのが多く、アルバムタイトルの“Salty
少し前に話題になった陽水の『氷の世界』ツアー。そのライヴ盤がリリースされて間もない9月12日にJohn Gustafsonが惜しくも亡くなりました。これでBullet(Hard Stuff)はメンバー全員が鬼籍に入ってしまいました。
今思うに、昨夏EsotericからQuatermassの新装リミックス盤やSphincter Ensembleの発掘音源がたて続けにリリースされた時、音源提供者のPeter RobinsonはもしかしてJohnが癌患いをしていることを知っていたのかも知れません。とにかく英国ロック界は偉大なミュージシャンを失いました。
今回の件については、Roger Gloverが冷淡なIan Gillanとはきわめて対照的な
Johnへのコメントを自分のサイトにアップしていたのが印象的でした。
ちなみに73年の『氷の世界』にJohnと共に参加したJoe Jammerの未発アルバムが来年リリースされるそうですが、これは彼の追悼盤のようです(Johnのソロアルバムを早くに廃盤にした割にはAngel Airは商売熱心だ。買うけど)。
Lennonと並ぶGreat Irish descent rocker、Johnny Gusに合掌。そしてありがとう。
不勉強でほとんど知らない米国のアーティスト群に混じって1組だけ知ってる名前を発見。
元スティームハマーのキアラン・ホワイトその人です。Gullから出したソロアルバムにも未収のデモ録音で、内省的でメロウなアコギトラックですが、他のSS&W達の素晴らしい楽曲と比べても遜色ない出来であります。英国での音楽活動に見切りをつけて娘さんとコロラドに渡米しトラック運転手をやっていたとのことですが、同じスティームハマー出身のマーティン・ピューとは旧交を暖めたりしたんでしょうか。
この人はハマー脱退後にダブリンでダナル・ラニー(ソロにも参加)や今や大著名アーティストのショーン・デイヴィーらとBogleというバンドを組んでいたそうですが、母方がアイルランドという出自もあってか書く曲に独特の翳りがあって私の琴線に触れるものが多いです(少なくとも彼のルーツはブルーズ一辺倒ではなさそうです)。
この丁寧に編纂された秀作コンピに所収の作品は彼の死後、娘さんから提供されたもののようですが、一緒に英国から持ってきたというデモテープの他の楽曲も聴いてみたいものです、英国ファンとしては。
扱いされてますが確かに魅力的なアルバムです。デビュー前はバックシンガーをやっていたらしいですが内省的な歌でもなかなか聴かせてくれるし、バックにジャズ系を起用したのも正解。耳に残るアシッド系ナンバーと優しいフォーク調のナンバーがいくつか収められており、夜の愛聴盤となりつつあります、はい。
彼女は66年にはPenny Nicholsとヴェトナムをツアーした経験があるそうですが、当時はどんな歌を聞かせていたのでしょうか。この人の情報はあまりないのですが英国ファンとしては70年8月に開催されたワイト島フェスで初日の2番目に出演していることに注目(Judas Jumpの次!)。彼女のアルバムリリース当時から引き合いに出されていた御大Joni Mitchellも本フェスの4日目に出演しており(“演奏中はパフォーマーをリスペクトして”と訴える場面が有名ですね)、最終日のトリはRichie Havensが務めています。Havensは彼女のレーベル・ボスなのでワイトには彼が連れてきたのかも知れません。本フェスは全映像が残っているらしいので、彼女の演奏も見てみたいものです無理だろうけど。なおFalloutからCD化された1stも既に廃盤となって久しいのでついでにMedia Arteから紙ジャケ再発してもらえませんかね、今度は是非歌詞カード付きで(ちなみに英国ではこの1stから当時本国でもリリースのなかったシングルが切られています)。
ところでジャケにはアメリカ先住民の衣装を着ている彼女が写っていますが、なにか理由があるんでしょうか。
と思わせるオープニングと、サイケというより瞑想的なラストナンバーが印象的な、自主盤の一定水準を超えた作品です。曲の出来が良く、ローラ・ニーロあたりに楽曲提供などしてたら有名になっていたかもと思わせる曲もあります。鍵盤の人が全体に洗練を与えており、録音も気ぃ遣ってる様でミネソタの片田舎?(知らんけど)を感じさせない音となっております。帯には制作に時間をかけたみたいな事も書いてあるので、きっと地元で何度も演奏を重ねてアレンジを練り上げたんでしょう。隠し味的に使われるシタールや本格的なハーモニカ(トランペットも雰囲気有り)など、楽器も普通にウマい人達です。
1曲だけ酒場での実況録音が収められていて、いざ演奏という所で誰かの赤ん坊が突然泣き出し思わず笑いを誘う場面がありアットホームな雰囲気も残されています。アメリカは広くて寛容。
というか、音割れてます(笑)。
でもいいんです、ミラー・アンダスンは声量があるのだ。
元々ブート音源なので音質は推して知るべしですが、アンダスンもライナーで書いているように、ようこんなの残ってたわ。44年の歳月を経てオフィシャル・ブートレッグと化したこの実況盤はとても貴重。バンド核の3人プラス二人の金管隊(Galliard組)が紡ぎ出すブルースとジャズのミクスチャーはまさにブリティッシュ。少し走り気味になったりするギャリー・サインのベース、元々ヴォーカリストとして入ったけどギターの腕前も素晴らしいアンダスン、性格と相反して?意外と端正なドラム・ソロで決めるハートリーと、既発のライヴとはまた違う面白さだし、1年前に出演のウッドストック盤に未収録という失点の挽回(かなり遅まきながら)と言ってもよいかも。
この時のフェスには他にも興味深い英国バンドが出演しているので、発掘されませんかねー。
?とか言われてるようですが、この単独アルバムは曲構成や演奏が水準以上の内容でその手のファンを飽きさせません。発掘リリースのせいか、国内外共に紹介されているのをあまり見かけませんが、当時ちゃんとアルバムを出していたらそれなりの評価を受けていたのではないかと思います。製作当時(70〜71年)を考えると少し遅めのサイケともとらえられますが、ジャック・ブルース狂のベーシストのいるフリーがスタジオに籠ってアシッド漬けのブルース・ロックを演ってみましたみたいな曲もあり非常に面白いです。
印象的なギターを聞かせるのはデイヴ・ミレンという人。60年代にThe Puppetsという、あのJoe Meekのお抱えビート・バンドで活動していたそうですが、同バンド解散後の67年から本作の70年までの間、一体何をしていたんだろうと思わせるくらいぶっ飛んだファズ・ギターで聴く者を圧倒します。Puppets時代は歌手のバッキング等を数多くこなしていたらしいのでギタリストとしての腕前は確かですが、そんな彼がキメながら弾くディストーション・サウンドはBryn Haworth(Fleur-de-Lys時代)と比較してもひけをとらない強烈な仕上がりです。本アルバムにはクレジットされていませんが、タメの効いた重いドラムは多分フレッド・ケリーで、この後レアー・バードやロング・ハローではもう少しだけグルーヴ感のある演奏を聴かせます(ちなみにレアー・バードの3作目以降はプログレ者からは見放されているようですが私は結構好きです)。ヴォーカルはその筋では有名なビート・バンド、David John & The moodのDavid Johnその人。少し線が細くハード・ロック向けの声ではありませんが、それなりの雰囲気を持っています。ぶっといベースはこの後Little Free Rockに加入するフランク・ニューボウルド。地元ランカシャーで鳴らしたミュージシャンが吹き込んだスタジオ・セッションという独特のマイナー感はあるものの、Kissing Spellとしては上出来の発掘音源です。同レーベルからCD再発されたスプリット盤Astral Navigationsの片面に収録されたバンド、Lightyears AwayよりこちらのThundermotherの方が個人的にはずっと好みです。
なお少し前に出た同郷のドラマー、キーフ・ハートリーの自叙伝にもちょこっと彼等の事が紹介されています。
とても先鋭的なベイエリアのジャズ・ロックバンドです。独のGreen Treeはこれまでにも興味深い作品をリリースしているレーベルですが、このLight Yearは発掘音源としては上出来の部類だと思います。RTF・ミーツ・ザッパとかスペース・ロックとか評されていますが、ロックとファンク/ジャズのごった煮にヨーロッパのミスティックな香りを加えた様な音楽です。でもさすが西海岸のバンドだけあって、重い音でも閉じた感じがあまりしないのが素晴らしいです。マネジャーのSandy Einsteinという人はMr.Bigも手がけたそうですが、このバンドの音(74年制作)には商業音楽のニオイが全くしません。クラブからは締め出されたとメンバーはライナーで述懐していますが、ある意味自由闊達な良い時代だったのでしょう。
余談ですが、少し前の72年に同じベイエリアから発表された、Bayete(ベイエッテイ、本名Todd Cochran)という鍵盤奏者の『Worlds Around The Sun』というジャズ・ファンクのアルバムが音楽スタイルは違いこそすれ、非常に似た雰囲気を共有しています(最近再発されたのでジャズも聞く方はご一聴を。因みにこの人は76年にサンタナのドラマー、マイクル・シュリーヴ等とAutomatic Manを結成して英アイランドより2枚アルバムを残しています)。
72年の唯一作から20年近く経ってリリースされた未発表音源ですが、これがまた良い出来。デイヴ・エドマンズやマーク・ノップラーの参加が売りになっていますが、それを抜きにしてもゴキゲンな米国南部憧憬型パブ・ロックを披露しています。
鍵盤のスティヴ・ダーリントンとギターのジョン・マケイは英国でもマイナーなブルーズ・バンドであるMahogany出身。Mahoganyはムーディーズやキンクリの初代プロデューサーで有名なトウニー・クラークが制作した秀作アルバムを何故か米のみでリリースしています。もう一人のギタリスト、デリク・ティムズもベテランで、後年自己のバンドで地味ながらも味わい深いブルーズ・ロック・アルバムを発表している人です。
一言でいえばブルースとケイジャンに根差したルーツ・ロックですが、どれも英国の湿りを引きずった音。英国全土のパブやクラブ廻りで鍛えた叩き上げ?ゆえ演奏は安定しており、皆ツボを心得ているという感じですが、本盤の2曲目”Rollercoaster”では突如メロトロンが出て来たり(センスが抜群)、一筋縄ではいかない人達です。ハード・ロックでもプログレでも、ましてやドライビング・ミュージックなどでは到底ありませんが、好きな音楽を、確かな力量を持ったミュージシャン達が肩肘張らずに楽しんでやっているのがよく伝わってくる好盤です。日本人じゃ出せないんだろうなーこんな音。
バンド名とDire Straitsのジャケをもじったイラストが少々お下品ですがこれも向こうのノリなんでしょう。
いわゆる英国SS&Wものとされていますが、フォーク(トラッドではない)やラウンジ風?ジャズも柔軟に歌いこなしており、元Ghostという肩書きを全く感じさせない作品です。この人(本名はShirley Kent Tippng)、元々出自がジャズやポピュラーのスタンダードだった様で、たまたまバーミンガムのクラブで意気投合してGhostに加入したというのが実際の経緯みたいです。内容は間違ってもロックではありませんが、耳に残るプロパーな歌唱といくつかの優れた自作曲が捨てがたい魅力を持ったアルバムです。本人はマスターの権利を持っていないとの事で、ブートレッグされていると自身のサイトで語っていますが、このAkarma盤もそうなのか、盤起こしでクレジットの曲順やタイトルがデタラメみたいです(原盤を聞いた事はありませんが)。この事は本作品の評価を貶めるものではありませんが、ボーナス・トラックも含め、本盤では以下が正しい曲順・タイトルと推測します。
1.Make Believe Girl 2.Harlequin And Columbine 3.Wicker Basket Weaver 4.Like Morning 5.In My Garden 6.In My Garden(歌無しオーケストラ・ヴァージョン) 7.Hiding There 8.Comical Wise 9.Let Us Go Dancing 10.I\\\\\\''m Glad There Is You 11.Fresh Out 12.A Dedication To Betram George Tipping,My Dad
6曲目と12曲目は88年に”Forever A Willow”という違うタイトルで再発された時に収録されたエクストラ・トラックだと思われますが、詳しい方がおいででしたら訂正も含めご教示下さい。
彼女は英国BBCのラジオにも70年、71年と出演しており(ソロ2回とGhostで1回)、これらの発掘音源も聞きたい気がします。
余談ですがこのAkarma盤、ジャケだけはオリジナルや再発作品より秀逸かと。
アルバム1枚(とシングル2枚)で終わってしまった短命バンドですが、これが入魂の出来。ヴィニール盤はプレス枚数が少なかった様で、その後英Aftermath、独Repertoire、伊Akarma、日本のエアー・メイルと各種CDが出回りましたが、英Esoteric盤が現在のところ最新リリースです(ボーナストラック4曲)。
素晴らしいオルガンを聞かせるのはロイ・シャーランド。この人ウマいんですが後にも先にも録音が多分このダックだけ。英国ロックの底辺の広さを知らされます。スパイス(ヒープの前身)〜パドルタウン・エクスプレス(アーサー・ブラウンのバンド)〜ピブロクトウ(ピート・ブラウンのバンド)が彼の前歴ですがこの後活動が聞かれないのが残念。ベースはロンドン〜アンドロミーダ(ファイヴ・デイ・ストロー・ピープル)のミック・ホークスワースで手数(手癖?)の多いベースがアンサンブルに厚みを持たせています。ポール・フランシスは既にベテランでトウニー・ジャクスンのヴァイブレーションズに始まりペッパー〜ジ・エンド〜タッキー・バザード(彼が叩いたアルバムは2枚有り)を経てダックには最後に加入。ゼペリン結成前に声を掛けられたというのもダテではない力量の持ち主(ポール自身はボンゾを絶賛していますが)で当時の英国ドラマーの中ではA級ではないでしょうか。バンド結成の筆頭はギターのグレアム・ホワイトですが、当時ギルバート・オサリヴァンで名を売り出したレーベル、MAMからへヴィー・ロック・バンドの結成を依頼され彼がメンバーを募ったそうです。しかし内向的な性格がたたり(?)本アルバム録音後に脱退しています(ジャケ写では中々の好青年なんですが)。アルバム制作にあたってはあまりプレッシャーが無かった様で(結成後しばらくバンド名を決めていなかったらしい)、皆でやりたい事をやったみたいですが、そこはさすが苦労人の集団、垂れ流しの音楽ではなく、よくアレンジされた出来の良いナンバーが揃っているのがこのアルバムを傑作たらしめているポイントだと思います。人見知りのグレアム君の後任はこれまた苦労人のガース・ウォット・ロイですが、この頃になるとレーベルのボス、Gordon Millsから他人の作品を押し付けられてつまらないシングルを吹き込んだりしています。『イヤだったけどやれる事はやったつもり』とはポールの弁ですが、この辺り売れないミュージシャンの悲哀を感じさせます。皮肉なことにこの2枚目のシングルのリリース日がバンドの最後の公演日(71年11月5日)だったということで、当時もっとプレスされて販促も行なっていたら有名になっていたかも知れません。2012年にポールは再結成?を匂わす発言をしていましたが、グレアム・ホワイトが鬼籍に入ってしまったのが惜しまれます。
共演のギタリストがロクシーのフィルマンと仙人(ウリ・ロト)という珍しい取り合わせ。91年の映像ではマンザネラがブルースへの深い敬意を伝えるパフォーマンスを見せます。当の本人は棒立ちのギタリスト(笑)を横目によく動き、ヴォーカルも衰えを見せない中々の好演。バックはレイ・クーパーだけ確認出来ましたがドラマーは誰でしょうか?サイモン・フィリップスみたいな気もしますがだとしたらマンザネラ、ブルースとは久しぶりの顔合わせになりますね。それから10年後に収録された映像ではロトがスカイ・ギターでブルースの向こうを張りますが、リハ不足か出来は今一歩の内容。もちろんブルース(当時58歳)の存在感だけは大きく、ひと回り近く年の離れたギタリストを圧倒しています。荒い編集(映像飛び有り)でクレジットも出ないブートくさいDVDですが意外に楽しめる30分です。
カケレコWebの『ウッドストック・フェス のパフォーマンスTOP10 』の4位にも選ばれているまさに名演です。フル音源が40年後にリリースされるのは確かに2009年当時は事件だったと思います。映像で幾度となく観た筈の“With A Little Help From My Friends”ですがここで聴けるパフォーマンスは予想外に良い音質で驚きました。コッカーの絞り出すようなノド声とバックのグリース・バンドの音の融合はまさに69年マジックとしか言いようがありません。強いて本盤の難点を上げるとしたら、ヘンリー・マカラクとアラン・スペナー2人のどちらかのコーラスがオフ気味になっている事くらいです(ニール・ハバードがリズム・ギタリストとして誤クレジットされているのはご愛嬌)。全演奏を通じてクリス・ステイントンのオルガンが印象深いですが、“With A Little 〜”についてはトミー・アイアの画期的なアレンジがまさに功を奏していると思います。彼なくしてこの名演は無かったでしょう。素晴らしい!
余談ですが、マネジャーの強欲が過ぎてギャラの折り合いがつかず結局この歴史的イベントに1曲も録音を残さなかったという(!)キーフ・ハートリー・バンドも聞きたかったです、英国ファンとしては。
今回もBBCの放送用音源の盤起こしとはいえ、とても興味深い1枚。国内盤の帯風にタタキを並べると(妄想帯ってヤツです)、
タペストリー:これまでアルバム・シングルの発表を拒んできた幻のプログレ・フォーク・バンド!ここでしか聴けない超レアライヴ音源!
オウラ:ビザンティウムのメンバー在籍!幻のソフト・サイケ・バンド!
グリフィン:アラン・ホワイトがドラムで参加!ベル+アークの前身バンド!
ブロドウィン:故ピーター・ブロックバンクス(ex.イエス)在籍時の超レア音源!
ウォメット:そのブロドウィン(・ピッグ)を脱退したばかりのミック・エイブラムズ(ex.ジェスロ・タル)が新たに組んだヴァイオリンをフューチャーした短命バンド!
ナチュラル・ガス:(すみません、このバンドよく知りません)※マーク・クラークのあのバンドでは勿論ないです。
スウィート・マリッジ:地元マンチェスターではよく知られた、アルバム未発のマイナー・ポップ・プログレ・バンド!
ウェルフェア・ステイト:故ロル・コクシルが音楽監督を務めた前衛パフォーマンス集団のレア音源!ホワイト・ノイズのヴォーハウスがプロデュース!果たしてこれはロックなのか?
といった感じになるのでしょうが、それはともかく英国マニアなら聴いて損は無い面白い音源ばかり。オウラとウェルフェア・ステイト以外はアルバムが出ていないアーティストばかりなので、これは即買いです。反対に言うと、アルバムが出せなかったのが分かるような気もする音源も多いのですが、そこがミソでもありんす。
他にもこんな貴重な音源があるでしょうから、もっと蔵出しせい。
ところで毎回思うんですけど、なんでこうした一連のOn The Air音源がストレンジ・フルーツやヴォイス・プリントやHux等から出なかったんでしょうか?BBCの怠慢じゃないの?少しはNHKのアーカイヴズを見習えよって思うのは私だけですかね?
当時の雰囲気が出たサイケなジャケの割にオーソドックスなブルースジャム盤といった風情のアルバムです。変名で参加のヴィクター・ブロックスとエインズリー・ダンバーは当時の英国ブルーズロック界では既に名の知れた存在だった人達。あとはスチュウアート・カウエルに注目です。彼はこの後タイタス・グロウンでも器用な所を見せるギタリストですが、なんといってもあのジャッキー・ホイットレンとジャズ・ロック・バンドを組み(音が聴きたい!)その後彼女の名作をプロデュースしたその人です。
出来ればリプロ盤ではなく公式リマスターで10ページ位のブックレット付き再発を期待したいのですが無理かな。。。
人気薄みたいなのでレビューしました。すみません
本アルバムでキュービネックと組んでいるのは元CWT(Hundredweightと読みます)という英国バンドで、独Kuckuckより単独アルバムが出ています(12/7時点でカケレコに中古の在庫有り!売り切れ御免)。彼等は一時期Duffy Powerのバッキング等も務めていたようでこの時のBBC音源もCD化されています。
なお、キュービネック以外のメンツが変わって制作されたお蔵入りセカンド用の録音が同じRPMよりリリースされていますのでキュービーのファンの方(そんなに居るとは思わんけど)、聴いてみて下さい。
スコットランドの名勝をバンド名/アルバムタイトルに冠した1枚目。元々3人のScots:ミック・トラヴィス、スチュアート・フランシス、グレアム・メイトランドと、ボンベイ生まれ(!)のベーシスト、ノーマン・ウォット・ロイとの4人で結成されたそうですが、フォーク志向のギタリスト、トラヴィスが抜けてよりへヴィな音楽を目指したアルバムがこれ。替わりに入ったジョン・ターンブルとウォット・ロイは今ではよく知られた名前ですが、残る二人もなかなかの経歴の持ち主。メイトランドはホプスコッチ〜後期フラーダリーズ〜ファイヴ・デイ・レイン(アルバム有り)〜スタッド・パンプを経てカントリーロックのフォロー・ザ・バファローに在籍。トラヴィスもホプスコッチ〜フォエヴァー・モア(これもgood Scottishバンド。乞う!正式CD化)を経てグレンコー結成に加わっています。曲は若干のカントリー風味やスコットランド叙情漂うメイトランドの作品とリフで迫るターンブル作のハードなナンバー等が混在していますが、安定したへヴィなリズム隊が一貫してブリティッシュ然とした陰影を与えていて非常によろしい。録音・ミックスを手掛けたエンジニアのキース・ハーウッド(Zepp、ファジー・ダック等)、彼も良い仕事してます。
バンドはウィシュボーン・アッシュやパープルの前座で二度の米国ツアーを経験しているそうで、ベン・シドランのプロデュースによる2枚目のアルバムがあります。本作に比べるとこちらの評判は若干落ちるみたいですが、ファンとしてはこちらもCD化して欲しいです。74年のバンド解散後のメイトランドは旧友のブリン・ハワースのアルバムやW.アッシュのツアーメンバーに参加したりしていた様ですが、渡米後の動きは不明(97年没)。フランシスもクリス・スペディングのバンド、シャークス〜ロジャー・ダルトリー(アルバム有り)以降、名前が聞かれないのが残念。今でもバリバリのノーマン・ウォット・ロイは最近待望のソロ作を出しました(◎)。
ちなみにBigPinkのタタキにはB.シュウォーツやゴスペル・オウクの名前が引き合いに出されてますが、どちらかというと先に出たコウスト・ロード・ドライヴのスコットランド版とか腰のすわったビザンティアムといった印象の作品です。
※超ミニトリヴィア:メイトランドの奥さん(リン・メイトランド)もシンガーで、ボウイーやレッチリ(!)と仕事しているそうです。
二人のメンバーが渡米、ポコに加入したバンド、それがこのコウスト・ロード・ドライヴ。Big Pinkからハイウェイの2枚がリリースされた時に、このアルバムも出るかな思ってたら、やはりという感じです。当時のこの手のバンドの中ではひとつ演奏力が抜きんでていて、チャーリー・ハリスン(b)とスティヴ・チャップマン(d)のソリッドなリズムや、弦楽アレンジにオーケストラではなくシンセを導入していたり、生真面目にレイドバックしてみました?感のあるツインギターだったり、あまり埃っぽくないスワンプを感じます(これが◎)。ギターの片割れレス・ニクルはミシューズラやレイ・オウインズ・ムーン、Kalaといった英国マイナーバンドを渡り歩いて来た人ですが、ここで聴ける自作曲のルーラルな感じと来たら!ソングライターでもうひとりのギタリスト、スティヴ・クリーガーはどんな人かよく知りませんが(Fynn McCooに居たこともあるそう)、歌・演奏も平均以上ですが曲があともう一歩。出色は6曲目でミック・コックスの作品ですがブリン・ハワースがやりそうな好ナンバー。何故コックスの作品を取り上げているのか不明ですがチャップマンがアライヴァルに在籍していた時に彼と共演でもしたのでしょうか。そういえばこのドラマーもジュニアーズ・アイズ〜アイアン・メイデン(あのバンドとは別)〜ディスタント・ジムといったへヴィなバンド歴を誇りますが、この辺りも英国臭漂う一因か?二人のリズム隊はヘンリー・マカラクのソロ等、似たような傾向の人達とよく共演していますが、グリースバンドほどラフさが無いのは渡米経験の有無が影響していたのかも知れません(ニクルはこの後76年にPavlov\\\\\\''s Dogのアルバムに参加したりしてますが)。このアルバムがCD化されたなら、クリス・ステイントンのTundraやマイク・ストーリー辺りも是非Big Pinkにお願いしたいところです。
オウラン・ウータンはハンター(シングルあり)というロンドン出身のバンドが母体の生粋の英国グループ。メンバーのミック・クラーク(同姓同名の人が英国ロック界にはあと二人はいる)によると、マネジャーが勝手にバンド名を変えて米Bellより本アルバムをリリースしたそうで、一銭ももらっていないとぼやいています(彼は2年位前にインタビューで正規盤を出す予定があると語っていましたが、未だに実現していない模様)。ソングライター/ドラマーのジェフ・セオパーディはデイヴ・マクレエのパシフィック・イアドラムやギャリー・ボイルのアイソトープといった英フュージョン系バンドで叩いた人ですが、ボーイズ・ドント・クライやバーバラ・ディクスンといったポップ方面でも活動しており、メンバーの中では比較的名の知られた存在。ヴォーカルのテリー・クラークはex.英サイケのジェイスン・クレスト。この人、片肺だそうですが、頑張って歌い上げている所がエライです。マネジャーの横暴に嫌気がさしたのかバンドは解散してしまいますが、この唯一作は英国ロックの底辺の広さを知らしめる好作品だと思います。ちなみに本Buy Or Die盤はライナーがかなりテキトーでレーベル名同様ヒドイ。メンバーが正規リリースしたいと言うのも無理はないです。内容が面白いだけに、二人のクラークが再共演したバンドのホウリー・マカレルのアルバム同様、復刻を期待したいところです。
知る人ぞ知るアルバムの様ですが当時の英国ブルース・ロックの影響下にある音です。チューブスのソングライター/ギタリスト、ビル・スプーナー本人のサイトを見るとディスコグラフィにはしっかり本作が掲載されているのに、当人のインタビューでは全く触れられていないという不思議な作品。当CDのライナー(というかネットの抜粋記事を無断転載)にもありますがビートルズ狂いだった?友人のプロデュースの下、勢いに任せて作ってみました感のあるブルース系サイケ・ハード作ですが、個人的に気に入ったのは最後のアコギのトラック。米国ならではの、乾いた高揚感のある演奏が印象的。この人が一番出したかった音かも。
似てはいませんがグランド・ファンクのマーク・ファーナーをチラと思い起こさせるヴォーカルでちゃんと歌っているのもこの手のアルバムとしては○だと思います。
ジミと一緒に渡英することを拒んだというビリー・コックスですが、本作は原盤が英国Pyeで唯一のアルバム。男勝りの演奏を聴かせるシャーロット・ヴィネッジが弾く時折印象的なフレーズ(確実にサイケを経た音)と、米の60年代ポップスの流れを引きずったような楽曲及び歌唱が不思議な雰囲気を醸し出しています。中途半端と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、演奏が手堅いだけにジミの面影を払拭した2作目を聴いてみたかったような気がします。
因みにラマタムのエイプリル・ロートンもそうですが、米ロック界で演奏を続けたヴィネッジ(R.I.P)をギタリストとして再評価しても良いのではないかと思います。
アルバム制作途中で脱退したためジャケ写に映っていなかった元Justineの歌姫ですが、なかなかの美声で聴かせてくれる2作目(遺作)です。このアルバム、随分前にリリース予告があったのですが、ようやくCD化されて嬉しい限りです。基本的には米SS&Wものなのですが、当時の彼氏?旦那?のHugh Murphyがここでも良い仕事(名プロデューサー!)をしていて少しだけ英国の香りもします。ロンドン録音なのでバッキングは英国勢ですが、面白い所ではMick Cox,Chrissie Stewartなんて人達が参加してたりします。Kokomo勢(Good!)と共にバックコーラスで歌っているJerry Hovellという人はJustine後期のベーシストですが、彼曰くLaurieは既に故人とのことで、今となっては収録曲の”Heavenly Band”というトラックが泣かせるけれども、全体的には当時の彼女の気分を反映してか、ポジティヴな印象の楽曲で占められており、派手ではないが聴き飽きない佳作だと思います。個人的にはいちセッションプレイヤーに徹して鍵盤を弾いているTommy Eyreに弦のアレンジもして欲しかったなぁ等と勝手に思ったりもしています。
この盤を気に入られた方は同じくHugh Murphyが制作を担当したMelanie Harroldのアルバムも聴いてみて下さい。
68〜70年頃のブリティッシュロックの影響が感じられる鍵盤ロックですが、土地柄のせいか?引きずる様な重さはなく、ギターが必要以上に出しゃばらないので、センスの良さを感じます。同じ編成のJody Grind(”Far Canal”の頃)からアクを抜いた様な印象です。偶然ですがTim Hinkleyがその後加入したVinegar Joeを彷彿とさせる楽曲(ヴォーカルはロバート・パーマー似)もあったりして面白いです。
収録時間が30分弱と短いのであっという間に終わってしまいますが、ミストーンを残したりアレンジが練り切れていない曲があったりして、制作時間に余裕が無かったのでは?と思わせる作品で、その辺りが残念(鍵盤奏者が既に故人の様でこれも残念)ですが、演奏自体は水準に達しており、冗長さのない作品です。英国好きの方はご一聴を。
今までCD化されていそうでされていなかったキーフ・ハートリー・バンドのBBCライヴがついに出ました!音源は当然トランスクリプション・ディスクからのもの(盤起こし?)。編成時期は異なるものの、ライル・ジェンキンス、デイヴ・キャスウェル、ヘンリー・ラウザー、リン・ドブスンといった腕利きのホーン・セクションが素晴らしい音圧で全体を盛り上げています(ラウザーはヴァイオリンも達者)。
ウッドストック出演前後の演奏が収められていますが、69年秋の音は少し余裕が感じられるといったら気のせいでしょうか。ミラー・アンダスンがソロアルバムから3曲披露しているのもポイント高いです(うち2曲は自身のバンドでの演奏。ヘムロック結成前です)。
ここで聴けるのは、彼がBS&Tのリハーサルに参加したというエピソードが思い起こされるブラス・ロックですが、そこはやはり英国。アメリカのそれとはちょっと違うんだなー。アンダスンの男気のあるヴォーカル、アンサンブル重視のハートリー(R.I.P.)のドラム、よく動く故ギャリー・サインのベース、皆素敵です。
日本の大ベストセラーにピート・ロビンスンとジョン・ガスタフスンが客演しているという珍しい作品。ロンドン録音の曲では他に名手マーク・ワーナー(のちクワンタム・ジャンプ)やアン・オデル、そしてなぜかジョー・ジャマー等も参加。それらを抜きにしても良い曲が多いこのアルバムは充分に聴けます。フォーク・ロックの名曲「帰れない二人」では高中正義がギターを弾いてますが、ロック調のナンバーではロンドン勢のバッキングがさすがという感じの演奏を聞かせます。ちなみにタイコは売れっ子セッションドラマー、バリー・デ・スーザが叩いていますが、彼はロビンスン、ガスタフスン、ヤンネ・シェッフェル(のちABBAのバックでギターを弾く)と再編クワターマスで共演しているそうです。このときの音源があるらしいので英国ロックのファンとしては一度聴いてみたい。
レスポールをガリガリと弾くスタン・ウェッブの太い音に勝るとも劣らない強力なベースとドラムが痛快な1枚です。故ジョン・グラスコックのよく動くベースもそうですが、ドラムのポール・ハンコックスがツーバスで叩き倒しており、当時の英国のブルーズ・ロック系バンドのリズム隊としてはかなり手数の多い演奏(少しクリームを意識したのかも知れません)。次作では渡英間もないボブ・ディズリー(この後ウィドウメイカー、オジー、ヒープ、レインボー他)にベースが替わり、ハンコックスもやや大人しくなりますが、本作は比較的コンパクトな曲やティム・ハーディンのカヴァーもあり、中だるみなく一気に聴けてしまいます。英国ブルーズ系ハード・ロックの定番といえそうです。好きなアルバム。
デリク・ローレンス制作のハードロック作品。米市場(もしくはプロデューサーをクビになったパープル?)を意識したのか、これだけの出来で英国盤がリリースされなかったのは不思議。ただメガトンと似て少しプロジェクトバンド的な匂いもします。
作曲クレジットから推察するに、パープルの覆面参加で有名なこれも企画モノのグリーン・ブルフロッグのメンバー、黒人シンガーのアール・ジョーダンとベテランギタリストのロッド・アリクサンダーが関わっている様です。同じくクレジットされているウィリャム・キンバーは南ア出身の白人ビートバンド、Couriersのギタリスト/ヴォーカリストで(渡英してからはあの名バンド、Fleurdelysとも縁がある)、その後アリクサンダーと組みAxeというバンドでシングルを出している人だと思います。ジョン・テイラーはブルース・ロックのジャスパーのベーシストかも知れません。デイヴィッド・ジェイムズという人は何者か判りませんが、変名の可能性もあります。黒人のヴォーカルが聴き取れるので、何曲かはジョーダンが歌っていると思います。この人はソロアルバムもあり(未聴)、ロジャー・グローヴァーのバタフライ・ボールでも歌っていて、映像が残っています。
ウィシュボーン・アッシュやハケンサック等のプロデュースでも英国ファンには知られているローレンスですが、彼は70年代後半に渡米してあの白い貴公子エンジェルも手掛けています。
本アルバムは曲の出来が良く、アレンジも練られており、演奏も気合充分。Orang‐Utanと並んでB級(知名度ですよ)ブリティッシュ・ハードの秀作だと思います。
キネティック〜ブラック・キャット・ボーンズを経たウェストンのギターが一番の聞きものですが、彼の技量と較べると他のメンバーが少し弱いのが残念。もっと強力なリズム隊だったら。。。と思うのは私だけでしょうか?
ウェストンはマック時代にミック・フリートウッドの嫁さんを寝取ってバンドを解散状態に追い込んだ色男?だったゆえにその後業界からは一時干されていたみたいで、後年は力量の割にパッとしない地味なキャリアでした。このアシュカンはまだ昇り調子だった時期の彼のプレイが聞ける秀作だと思います。アシュマン=レイノルズのアルバムでもギターを弾いてます(ビートクラブの映像が残っています)。
ウェストン、ウェルチの両ボブに合掌。
『ソウルフルだけど気品がある』としたら、それはやはりピーター・ロビンスンとポール・バックマスターに拠る所が大きいかもしれません。
もともとザ・ヒルとして単独で制作していたオケにアメリカから帰英したファーロウが歌を被せてリリースしたのがこのアルバムの様です。つまり、ロビンスンとバックマスターが自分達の求める音を追求していた時期(この頃に吹き込んだ音源をマイルスが聴いてバックマスターを米国に招いた)の貴重な記録でもあります。
Flawed Gemsお得意のボートラは米のみで発売のザ・ヒルの単独シングルで、これだけでもファンは買いです。欲をいえばマイルスが自分のバンドにバックマスターを引き入れるきっかけになったという音(”Joint Effort”という楽曲だそうです)も聴きたかったのですがさすがにFlawed Gemsじゃ無理か。。。
とはいえ、Chitinous Ensembleなんかよりずっと聴きやすい歌モノアルバムではあります。
ちなみにバックマスターはこのアルバム吹き込み後、エルトン・ジョンのアレンジャーとして名を上げますが、クワターマスの弦楽編曲とか先のChitinousとかサード・イアー・バンド等、併行してわりかし好き放題やってたりします。
よくもまあこれだけの音源をあさってきたなーという感じの(ライナーでも自画自賛してます)編集盤ですが、英国好きなら結構楽しめる内容ではないでしょうか。
リンダ・ルイスやロッド・グッドウェイが在籍したホワイト・ラビットはサイケというよりダウナー系アシッド・ロックを披露していますがアルバムが聴きたいと思わせる音ですし、セイント・ジェームズ・インファーマリはもしかするとコラシアムのマーク・クラークが歌っていたバンドかも知れません。ここの中では比較的知名度の高い?スプレッドイーグル(同名異バンド有り)や皆さんご存知のフュージョン・オーケストラの未発音源もなかなか興味深いと思います。
ムラッ気はあるもののドゥーム系バンドの音源発掘はここのレーベルの十八番ですが、こちらの方(プログ系)もシリーズ化を期待。
病欠したクライヴ・グリフィスの代役でPATTOのツアー時にベースを弾いたバーニー・ホーランドがここではセカンド・ギタリストとしてオリーと共演しています。テンペストで聴かせたアラン・ホールズワースとのツインギターほど強烈ではないですが、非常に興味深い音源で公式盤ではお目(耳)にかかれなかった貴重な記録です。ジョディ・グラインドやハミングバードのファンの方もご一聴を。ちなみここで聴かせるオリーはギターのみならずヴィブラフォンもなかなかの腕前(センス)で、それもそのはず、もともとはそちらが先(タイムボクス時代)でギターはその後始めたそうです。
それにしてもFlawed Gemsは罪作りなレーベルですね。
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