2013年11月19日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: サイケ
今日のMEET THE SONGSは、ハード・サイケの傑作MAJIC SHIP の『MAJIC SHIP』をピックアップ!
67年のサマー・オブ・ラヴで頂点を迎えたフラワー・ムーブメントですが、ヴェトナム戦争は泥沼化、人権運動も激化という厳しい現実が若者たちを直面します。
「ラヴ&ピース」の夢は打ち砕かれ、フラワー・ムーブメントは収束へと向かいます。
ロック・シーンにおいてもサイケデリック・ブームは下火になりロックは多様化。
そのひとつの流れとして、サイケからより大きくエッジの効いたサウンドが発展し、ハード・ロックの時代が訪れようとしていました。
NY出身の5人組によって69年に録音された本作は、気怠くメランコリックなメロディーに太いファズ・ギターがブルージーに鳴り響く、サイケからハード・ロックへの過渡期を感じさせるハード・サイケの傑作です。
それでは、ファズ・ギターがさく裂するオープニングの「Sioux City Blues」をお聴きください。
ニール・ヤング作の「Down By The River 」とスティーヴィン・スティルス作の 「What It’s Worth」をつないだ名カヴァー!
ちなみに本作の中でも、穏やかなフォークロックナンバーがありますが、ギタリストPHILLIP PHOLIMENIはMAJIC SHIPの後FOXというグループを組みフォーク・ロックをやっています。
FOXが71年から73年に録音したものがこちら。
FOX 「 Packin’ It In 」
ロックが多様化した68年の特集も合わせてどうぞ!
いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。
NY州ロングアイランド出身の5人組サイケ・ハード・バンドが70年に発表した傑作。一音目の鳴り出しからゾクゾクするようなバースト・ファズが炸裂するM1、気怠いアコギのストロークが印象的なミディアム・テンポのバラードM2、そして特筆はM7に収められたNEIL YOUNG「Down by the River」の名カヴァー。個人的にはオリジナルを凌ぐ名演ではないかと!ハードな曲調でのハイトーン・ヴォーカルもさることながら、味のある豊かな中音域ヴォーカルも聴き所。染みるコーラスも絶品です!
テキサスのサイケ・ハード・グループなんですが、一番の特徴はなんとメロトロン!カントリー・タッチのギターのバックで溢れ出るメロトロン・・・この泣きっぷりはすごい!
GF260(GEAR FAB)
1590円 (税込1749円)
テキサスのサイケ・ハード・グループなんですが、一番の特徴はなんとメロトロン!カントリー・タッチのギターのバックで溢れ出るメロトロン・・・この泣きっぷりはすごい!
GF260(GEAR FAB)
2290円 (税込2519円)
売り切れ
まさにスタジオ一発録りといったスッカスカに乾いたシカゴ産サイケ。フラワーな女性ヴォーカル、およそ意図的ではない「揺らぎ」や「はずし」の応酬に、拙さを超越したサイケデリア、強烈な倦怠感を覚えます…。
HAYMARKET SQUARE/MAGIC LANTERN
GF176(GEAR FAB)
1190円 (税込1309円)
HR/HMの源流の一つともされる、轟音渦巻くヘヴィ・サイケ大名盤。野太いベースにドラムがズシズシ響き、ファズ・ギターがうねる。68年とは思えないものすごい音圧!
3145146852(MERCURY)
570円 (税込627円)
HR/HMの源流の一つともされる、轟音渦巻くヘヴィ・サイケ大名盤。野太いベースにドラムがズシズシ響き、ファズ・ギターがうねる。68年とは思えないものすごい音圧!
3145146852(MERCURY)
570円 (税込627円)
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