KING CRIMSON
69年に「In The Court Of The Crimson King」で衝撃的なデビューを飾り、プログレッシブ・ロックの夜明けを作ったグループ。 彼らはヘヴィネスと幻想を同居させた唯一無二の音楽性を基本に、時にスペーシーに、時にアヴァンギャルドに化学変化を繰り返し、積極的なポリリズム、変拍子の多用や、フリーフォームなインプロヴィゼーションの応酬、果ては、へヴィ・メタルの元祖と言われる硬質なサウンドまでを操り、またたく間にスターダムへと登りつめました。 奇才Robert Frippを中心にした、その常に先鋭的な音楽性は、プログレッシブ・ロックというジャンルに留まらず、全ロック界の中でも孤高の領域へと達しており、あまたのフォロワーを生み出しています。
奇才Robert Frippを中心に結成され常に先鋭的なサウンドを作り出し、デビュー以来プログレッシブ・ロックの頂点に君臨し続けるイギリスのグループの69年デビューアルバム。プログレッシブ・ロックのスタートラインとなった記念碑的作品であり、「21世紀の精神異常者」のヘヴィーなサウンドで幕を開け「クリムゾン・キングの宮殿」の荘厳なメロトロンで終幕するまで、全く非の打ち所の無いフレーズとインプロヴィゼーションの応酬が乱れ飛びます。BEATLESの「Abbey Road」を蹴落とし全英トップにのし上がった本作は、プログレッシブ・ロック時代の幕開けを象徴する1枚として語り継がれています。
73年5th。前作を発表後休眠していたKING CRIMSONでしたが、Robert Frippが当時YESで成功を収めていたBill Brufordのドラムに感銘を受けたことをきっかけに、ヴァイオリンのDavid Cross、パーカッションのJamie Muir、そしてJohn Wettonを加え再始動しました。その内容は即興演奏と実験音楽の頂点と位置づけられるものであり、フリーフォームに繰り広げられていく各メンバーの技巧と爆発的な音楽のひらめきが詰まった大名盤です。
キング・クリムゾンと共通するテイストを持つ世界のプログレ名盤をご紹介いたしましょう。
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