2013年6月11日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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6月7日?9日の3日間にわたり開催され、熱狂のうちに幕を閉じたスティーヴ・ハケット来日公演。熱かったですよね?。
そんなわけで今回は、ハケット作品をカケレコの中古在庫より1枚セレクトしてご紹介してまいりたいと思います。
今日の作品はこちら☆ 84年発表の8th『TILL WE HAVE FACES』です!
直後のGTRの話題のおかげで影の薄い作品ですが、サウンドの方はラテン音楽のリズムを大胆に取り入れた個性際立つ一枚!ハケットのギターとラテンのリズムって意外とマッチしてるんですよね?!→
前作が、ハケット初のクラシック・ギター作品である83年作『BAY OF KINGS』、次作がスティーヴ・ハウとのスーパーバンドGTRということで、若干存在感の薄い作品なんですが、サウンドはとっても個性的!多彩なトーンと奏法で表情豊かにフレーズを紡いでいくハケットの卓越したテクニックが存分に楽しめる作品なんですよね。
ラテン音楽を取り入れた作品という部分では、パトリック・モラーツの傑作ソロ『STORY OF I』にも通じるものがありますよね。知名度は決して高くない作品ですが、これはなかなか侮れない力作です!
【スティーヴ・ハケット関連記事】
「スティーヴ・ハケット来日記念!スティーヴ・ハケット特集!」
http://kakereco.com/blog/?p=6949
「スティーヴ・ハケット 『GENESIS REVISITED 2013 JAPAN TOUR』 2日目ライヴ・レポート!」
http://kakereco.com/blog/?p=7004
紙ジャケット仕様、SHM-CD、ボーナス・トラック2曲入り、ブックレット付仕様、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
軽微な折れ・軽微な圧痕あり
英国プログレッシブ・ロックを代表するバンドGENESISの全盛期を支えたギタリストによる、GENESIS在籍中の75年ソロ・デビュー作。本家のGENESISはちょうど代表作である「幻惑のブロードウェイ」を発表した時期であり、Phil CollinsやMike Rutherfordのサポートを受け、Peter Gabrielに採用させることのなかったSteve Hackettの求めたGENESISの音が詰め込まれた傑作といえます。またGENESISを想起させるばかりではなく、最初期のKING CRIMSONにも通じるような荘厳なメロトロンの使用、Sally Oldfieldのソプラノ・ボーカルなどが豊かなバリエーションを描き、彼独自のシンフォニックな音像を形成しています。
スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースに圧痕あり
スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースに若干スレあり
言わずと知れたジェネシスの全盛期を支えたギタリスト。ジェネシス脱退後の78年にリリースされた2ndソロ。カンサスのヴォーカル、スティーヴ・ウォルシュが参加した楽曲がとにかく圧巻!英国の叙情と米国の突き抜けるエネルギーとが融合したサウンドは、ドラマティック&ダイナミック!
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、スリップケース付き仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースに軽微な汚れあり
英国プログレッシブ・ロックを代表するバンドGENESISの全盛期を支えたギタリストによる、初期の名盤と言われる78年3rd。前2作がゲストミュージシャンを迎えての録音であったのに対して、本作からは本格的にバンド体制を組みJohn Hackett、Nick Magnus、Pete Hicksらを従えた、音楽的にも統一感を持たせた作風となっています。GENESIS直系のファンタジックなシンフォニック・ロックから、クラッシック・ギターを響かせる楽曲、オリエンタルなエキゾチックさを醸し出す楽曲まで触れ幅に恵まれていますが、どの楽曲も一聴して彼と分かるオリジナリティーに脱帽してしまう名盤です。
70年代GENESISサウンドの立役者の1人であり、脱退後も独自のギターサウンドを追求するギタリスト、GENESIS在籍時の楽曲を再演した96年作。中間部にギターとストリングス、パーカッションによるアヴァンギャルドなパートが現れる「FIRTH OF FIFTH」、美しく伸びのあるギターをフィーチャーしたドラマティックな「YOUR OWN SPECIAL WAY」、民族的なリズムを取り入れた「LOS ENDOS」など、ソロキャリアの中で培ってきたハケットならではのサウンドメイクで、往年の名曲を再演しています。かつてジェネシスのライヴサポートメンバーとして参加したチェスター・トンプソン、ビル・ブラフォードを始め、ジョン・ウェットン、トニーレヴィン、エイドリアン・ブリューなどクリムゾンのメンバーが演奏に参加している点も、本作の聴き所。生まれ変わったGENESISナンバーに胸躍る一枚です。
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