2021年12月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。今日はクリスマス・イブですが、クリスマス・ソングとはほど遠いヘヴィ・サイケをピックアップ・・・。
英米を中心に70年初めにリリースされた各国のヘヴィ・サイケをセレクトしました。どっぷり浸かってください!
ジャケの不気味さではDECCAレーベル指折りですね。トリオとは思えぬ迫力で押し寄せるドロリと濃厚な演奏が堪らない、ブリティッシュ・ヘヴィ・サイケ盤!
70年代はじめにイギリスで活動していたツインギター編成の5人組ヘヴィ・サイケ・バンド。73年に録音されながらお蔵入りとなった幻の作品。英サイケJULYからサイケ・ポップ感をなくしてダウナーにした感じ!?アンダーグラウンド臭ぷんぷん。
極限まで歪んだようなファズ・ギター、重厚かつドライヴ感のあるリズム隊、パンキッシュに雄叫びを上げるヴォーカル!凶暴性の中に覗くブルージーな憂いもたまらない英国アンダーグラウンド・ヘヴィ・サイケ極北!
英国アンダーグラウンド・ハード&ヘヴィ・サイケを俯瞰する人気のコンピBOX、第二弾が登場!BUDGIE、STRAYからWICKED LADY、IRON CLAWといったディープなバンドまで、前作以上に濃厚な内容となっています…!
ニューヨークはブルックリン出身の轟音ハード・ロック・トリオ、70年のデビュー作。サバスを凌駕するヘヴィネスとガレージ・サイケ由来の初期衝動。なんという音圧・・・。ずばり元祖ヘヴィ・メタル!
アリゾナ出身のヘヴィ・サイケ/ハード・トリオ、69年作。 ボコスカ・ドラムも鋭角なファズ・ギターもいいし、哀愁溢れる歌メロ、巧みなコーラスもいいなぁ。
メンバー全員がニューメキシコのスー族のインディアンという、スワンプ・ハード・サイケ・バンド!ツイン・ファズ・ギター、粘りのあるシャウト、独特のグルーヴ感が感じられるドラム等、インディアン特有の原初のアシッド(ペヨーテ)感覚も◎!
ゴングといえば何と言ってもRadioGnome3部作だけど、その前夜に残された粗野なグルーヴで突き進むこの3rdもまた良いんだよね。剥き出しのエネルギーを注ぎ込んだヘヴィ・サイケデリックな傑作!
こちらの記事も合わせてご覧ください!
【関連記事】
スタッフが日替わりのテーマでオススメ作品をご紹介する「日々是ロック」。本日はサバスばりのヘヴィなギター炸裂する重厚ハード・ロックをセレクト。
【関連記事】
「元祖ヘヴィ・メタル」SIR LORD BALTIMOREを起点に、壊れたジェットコースターのように暴走する世界のハード・ロックを集めました。
関連ジュークボックス
ご存知サイケデリック・ジャズ・ロックの最高峰バンド。71年の3rdで、バイク・レースに関するドキュメンタリー映画用のサントラ。リリースは3rdですが、2nd『Camembert Electrique』のセッション最初期に録音されたもの。キーボードやシンセは使われておらず、アグレッシヴに暴走するリズムの中を、ファズ・ギターとサックスが渦を巻き、デヴィッド・アレンのフリーキーなヴォーカル、ジリ・スマイスのウィスパー・ヴォーカルが炸裂!クリムゾンやカンにも対抗できる、理性的かつ粗野なグルーヴに溢れたサウンドは圧巻のスケールです。スペース・ジャズ・ロック3部作も素晴らしいが、この初期の剥き出しのエネルギーも凄い。ヘヴィ・サイケデリック・ロックの傑作です!
アリゾナ出身のヘヴィ・サイケ/ハード・トリオ。69年作。硬質なトーンで切れ味鋭いファズ・ギターと前のめりにアグレッシヴなリズム隊による塊のようなアンサンブルはCREAMを彷彿させます。ブルージーで哀愁溢れる歌メロ、巧みなコーラス・ワークも魅力的。
70年代はじめにイギリスで活動していたツインギター編成の5人組ヘヴィ・サイケ・バンド。73年に録音されながらお蔵入りとなった幻の作品。ゆったりと沈み込むように鳴らされるリズム・ギター、ファズをたっぷりにフリーキーに垂れ流されるリード・ギター、気だるいヴォーカルとメランコリックなメロディ。時折、レッド・ツェッペリンのオリエンタルな曲を彷彿させるリズムのキメも飛び出し印象的。英サイケJULYからサイケ・ポップ感をなくしてダウナーにした感じのアンダーグラウンド臭ぷんぷんのサウンドが特徴です。でも、時々、素っ頓狂だったり牧歌的だったり、愛嬌もある感じの愛すべき好盤です。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!