2022年1月12日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
今日は、オルガン・サイケのパイオニアとして多くのフォロワーを生んだドアーズから出発して、世界のオルガン・サイケを探求してまいります。まずは本家を聴いてまいりましょう♪
ジム・モリソンの圧倒的な存在感とレイ・マンザレクの独特なオルガンが生むサイケデリックな世界。デビュー作にして不朽の名作ですね!
続けて米国のバンドをピックアップしていきますよ~。
ワイルドに唸るオルガンがサウンドカラーを握る、DOORS彷彿の哀愁アート・ロックがカッコいい…!当時未発表に終わった作品ですが、これはオルガン・ロック・ファンならマストと言いたい逸品!
パシフィック・ノースウェスト出身の4人組サイケデリック・バンド、70年唯一作。低音のソウルフルなヴォーカルを生かしたファンキーなオルガン・ロックもありますが、ジム・モリソン彷彿の狂おしいヴォーカルを聴かせるメロウなナンバーが特筆!
お隣カナダへ!
「演奏力も高いし、楽曲のクオリティも高く、カナダ出身でなければ、もっと有名になっていただろうと思う。ガレージ・サイケの逸品を探しておられるなら、このバンドにもぜひ耳を傾けて欲しい。」by HAPPYSADさん
次はスウェーデンへまいりましょう。
ハード・ロック前夜の煙のような空気が充満する中で、鳴り響くハモンド・オルガンとファズ・ギター。でも、スウェーデンらしく、ヘヴィさの向こうには透明なリリシズムも感じさせてグレイト。
最後はメキシコから!
ドイツ出身で、放浪の末にメキシコにたどりつき、68年に録音し、69年にリリースされた唯一作。オープニング・ナンバーから、けたたましいファズ・オルガンとファズ・ギターが乱れ飛び、ダモ鈴木ばりのフリーキーなシャウトが炸裂!
いかだでしたか?
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カナダはトロントのガレージ・サイケ・グループ、ツイン・ギターにキーボード奏者を含む5人組。70年の唯一作。アグレッシヴに疾走するリズム隊、NWOBHMばりにスピーディーに畳みかける凶暴なファズ・ギター、DOORSを彷彿とさせるサイケデリックなオルガン、ミック・ジャガーを彷彿とさせる荒々しいヴォーカルによるソリッドなアンサンブルが持ち味。エネルギーがぎゅうぎゅうに詰まったサウンドはかなりの切れ味。
デジパック仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラックとして、1stシングル「Feel It」、69年〜71年に録音された未発表音源6曲を収録
オハイオ州出身のサイケ・ハード/アート・ロック・グループ、72年に録音されながらお蔵入りとなったアルバムと、前身バンドSound Barrierの録音を含む未発表デモで構成された全13曲。ギターよりはワイルドに唸るオルガンがサウンドカラーを握る、DOORSに通じる哀愁を帯びたアート・ロックを鳴らします。抑揚を抑え気味に朗々と歌い上げるヴォーカルの存在感も強烈。とにかく全編で迫りくるオルガン・サウンドに圧倒される、これが未発表に終わったことが信じられない一枚!
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