2018年2月17日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。
今週カケレコでは、「ドアーズ『ハートに火をつけて』から出発するアングラ・オルガン・サイケ探求」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
オルガンが大活躍するアルバムを様々にピックアップいたしましたので、どうぞお楽しみください。
本日のアルバムは、ドアーズ『ハートに火をつけて』です。
67年1月にリリースされたこの作品。ジム・モリソンの強烈な個性とオルガン、ギター、ドラムがサイケデリックな渦を巻いているようで、非常に濃厚な一枚です。
特にタイトル曲「Light My Fire」でレイ・マンザレクが奏でるチープなオルガンが、耳に焼き付いて離れません!(みなと)
2つ目にご紹介するのはドアーズと同じくLAを拠点に活動したサイケ・グループ、IRON BUTTERFLYの68年作『IN A GADDA DA VIDA』です!
アングラと言いつつも、本作はあの名高いアトランティック・レコードのサブ・レーベル、アトコ・レーベルで60年代に唯一100万枚を売ったというメガ・ヒット作。
しかしながら表題曲「In-A-Gadda-Da-Vida」はB面をまるっと使った17分の長尺曲で、鋭く歪んだギターに呪文のようなヴォーカル、そしてバロック調のオルガンが怪しさ振りまくアヴァンギャルドなナンバー。
ハード・ロックの先駆けと言えそうなヘヴィでドロドロとした雰囲気を纏いつつも、呪術的なリフはどこかキャッチーでもあり。危険な魅力で人を惹きつける一枚ですね…!(増田)
3枚目は、イギリス出身のグループHELL PREACHERS INCによる68年発表の唯一作『SUPREME PSYCHEDELIC UNDERGROUND』です。
この毒々しいジャケット、一体どこのマイナー作品だと思いますよね?
実は第一期ディープ・パープルの変名バンドなのではないかとの噂が立ったこともある作品なのです。
いや明らかに違うとは思いますが、確かに初期パープルを彷彿させる部分がオルガンやドラムには感じられたりと、60年代末期の煮えたぎるような空気を封じ込めたたまらないサウンドであるのは間違いないでしょう。
アングラ感みなぎるサイケデリックな音像がカッコいい60’s英国オルガン・サイケの隠れた逸品です!(佐藤)
本日は70年オハイオ産、幻のヘヴィ・サイケです。
クリーヴランド出身5人組、ドラゴンウィック1st。オリジナルはテストプレス85枚のみ、とってもレアなアルバムなんです。
歌いまわしにジム・モリソンの影響がうかがえるダークなボーカル、トリッピーなオルガンとファズギター、悪酔い時の心臓音のようなボコボコしたドラムが、怪しいアンサンブルをいつまでも奏でています。(みなと)
ちょっぴりアングラ感は薄れますが、名前が「UNDERGROUND」ということで・・・最後はこのアルバムをご紹介。
なんとイタリアのインスト・サイケ・グループ、UNDERGROUND SETの70年作『UNDERGROUND SET』です!
いかにもサイケな妖しいジャケに反して、内容はパワフルかつエネルギッシュかつすこぶるキャッチー!
叩きつけるように豪快でグルーヴィーなオルガン、ガレージ・テイストあふれるファズ・ギター・・・そこから放たれる軽快で歌心あふれるメロディには思わず体が揺れてしまいます。
ポップながら、サイケデリックでメロディアスなオルガンの聴き応えはドアーズにも匹敵。オルガン・サイケ・ファンは要チェックです!(増田)
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