2021年10月6日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
プログレとスワンプ・ロック。
ある意味対極にあるようにも思える2つの音楽ですが、実はその架け橋となりうる作品もいくつか存在してるんです。
今回は、そんなプログレ・ファンにも聴いてみて欲しいスワンプ・ロック作品をピックアップしてまいります!
まずは、プログレ・ファンには比較的馴染みのありそうなこのグループから。
マハヴィシュヌ・オーケストラで活躍する超絶ヴァイオリニストがそれ以前に在籍したバンドですね。
こちらはそんな彼らの公式スタジオ音源をほぼ網羅した全25曲を収録。
ブラス・セクションとカントリー・テイスト豊かなヴァイオリンを全面に取り入れたサウンドは、まさにスワンピーでありながらプログレッシヴ。
唯一無二のスワンプ・プログレを創出した名バンド!
BIG PINKから21年リイシューされたこの作品も、プログレ・ファン要チェックのスワンプ作なのです。
ジャズ・ギタリストのリーダーバンドなのでジャズorジャズ・ロック的なサウンドかと思いきや、意外にもゴキゲンなスワンプ・ロックが飛び出してビックリ!
ギターとオルガンがアーシーに絡むアンサンブルに、旨味滴る芳醇なヴォーカルが映えます。
と思ったらオーネット・コールマンのカバーなど本格的なジャズ・アンサンブルも随所に登場してクールで知的に表情を変えます。
スワンプ・ロック+ジャズのユニークな取り合わせが楽しい好盤!
英国からも、プログレ・ファンとスワンプ・ファン両方に聴いてみて欲しい作品をチョイス♪
クラプトンのサポートとして知られる英いぶし銀ギタリストがNEONに残した作品で、となるとジャケットは勿論キーフが担当!
プログレ・ファンからもロック・ファンからも見逃されるニッチなスポットにハマってしまっている気がしますが、聴いてびっくりの絶品英スワンプ!
最後はなんとスイス!?変わり種スワンプ・ロック作品がありますのでピックアップ!
「ちょっぴり実験的スワンプ・ロック」!?
格調高いヴァイオリンやオリエンタルなシタール&パーカッションが彩るサウンドはなかなか一筋縄ではいきませんが、ベースとなってるのは叙情的でコクたっぷりのブルージーなスワンプ・ロック。
ジミヘン影響下のファンキー&ソリッドなギターも聴き所だし、こんなすごいスワンプ・ロックがスイスの地に存在したとは…。
いかがだったでしょうか。
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クラプトン・バンドのサポート・ギタリストとしても知られるアンディ・フェアウェザー=ロウが結成した5人組グループ。71年にNEONレーベルよりリリースしたグループ唯一のアルバム。土臭いギター、ソウルフルなヴォーカル、CS&Nばりの分厚いハーモニーが印象的な英国スワンプ・ロック。さすがクラプトンに認められるだけあり、リフ、リズム、ソロともに雄弁なギターはかなりの迫力。ハモンド、サックスも英国らしい叙情的なフレーズで好サポートしています。ジャケットはキーフ。
直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック6曲、定価2600+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
ケースツメ跡あり、若干カビあり
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