2021年8月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERSで活躍したドラマー、Keef Hartleyが結成したKEEF HARTLEY BAND。
ホーン・セクションをフィーチャーしたグルーヴィーなブルース・ロックが魅力のKEEF HARTLEY BANDの名作はもとより、サウンドを支えたオルガン奏者Mick Weaver、メロウなギターとソウルフルな歌声が光るMiller Andersonなど、メンバーのソロや関連グループの作品もセレクトしました。
黒人憧憬であるホワイト・ブルースにファンクの血が注がれた芳醇なグルーヴィー・ロック。今宵の夜はKeef Hartleyの仲間たちと一緒に踊り明かすこととしましょう☆
71年作4thより。本作よりMick Weaverが加入、グルーヴィなオルガンは初期のソリッドなブルース・ロックにファンク色を加えており、凄まじい熱気を発するエネルギッシュな楽曲を次々に生み出しました。Miller Andersonのソウルフルなヴォーカルも炸裂!
ソロ名義による73年作。Miller Andersonに代わり、Jess Roden、VINEGAR JOEのメンバーが参加。3人のソウルフルなヴォーカルを擁した豪華なブリティッシュ・スワンプは歴史的にも貴重なもの。後期ファンキー路線に洗練を加えた渋い魅力をご堪能あれ。
73年作の唯一作。Miller Anderson、Mick Weaverが在籍。ソウルフルなヴォーカルが冴え渡る骨太な英スワンプ・ロック。タメの効いたアンサンブルからドライヴ感溢れるスピーディーなアンサンブルまで、バンドとしての一体感はかなりのもの。
Keef HartleyとMiller andersonを中心に結成されたグループ。75年作。骨太なアンサンブルとヘヴィなシャウトによるソリッドなブリティッシュ・ブルース・ロック。派手さはないものの聴けば聴くほど味が滲み出る、いぶし銀の名作。
Miller Andersonが、CHICKEN SHACKのボス、Stan Webbと組んだグループ、75年作。重く粘っこいグルーヴがなんとも心地よい激渋スワンプ・ロック。レゲエやファンクのリズムも導入しつつも軽さは皆無で、終始アクの強いアンサンブルが印象的。
Mick Weaver率いるインスト・グループの1stより。Jimmy Millerプロデュースということもあり、SPENCER DAVIS GROUPのキーボード版を目指していた節あり。グルーヴィなハモンド・オルガンが大活躍、スィングするナンバー。踊れます!
71年作。ここではいぶし銀のスワンプ・ロック楽曲をご紹介。グルーヴィな女性ヴォーカルをバックにソウルフルなシャウトを聴かせるヴォーカル、ブルージーなギター・ソロが素晴らしい。Mick Weaverによるオルガンも味わい深いフレーズで好サポート。
ファンキー&ブルージー!R&Bテイストたっぷりなジャズ・ロック、70年作!流麗なサウンド・プロダクションに滑るように響くホーンのフレーズが垢抜けたアーバンな香りたっぷりの作品です!JOHN MAYALL在籍のJOHNNY ALMONDによる奇蹟の名盤です!
79年作より。Miller Anderson、WINGSのギタリストJimmy McCulloch、BE BOP DELUXEのベーシストなどにより結成されたグループ。79年作。一聴すると洗練されたサウンドなのに、どこか「いなたい」サウンドは、ニッチ・ポップ的。
KEEF HARTLEY BANDやBOB MARLEYのWAILERSで知られるギタリスト率いる英国ファンク・ロック・グループ、74年2nd。名ベーシストNeil Murrayの地を這うグルーヴと、Hansonのキレのあるワウ・ギターがスピーディーに絡み合うサウンドにシビれまくり!
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CHICKEN SHACKのスタン・ウェッブ、KEEF HARTLEY BANDのミラー・アンダーソンを中心としたグループ。75年作。重く粘っこいグルーヴがなんとも心地よい激渋スワンプ・ロック。レゲエやファンクのリズムも導入しつつも軽さは皆無で、終始アクの強いアンサンブルが印象的。
元KEEF HARTLEY BANDのギタリスト/ヴォーカリスト。71年作のファースト・ソロ。渋いブルース・ロック、いぶし銀のスワンプ・ロック、哀愁のフォーク・ロックなど、多彩な楽曲群により彼のギタリスト&ヴォーカリストとしての魅力が十二分に発揮された名作。特にヴォーカルが素晴らしく、ソウルフルなシャウトだけでなくバラードでの優美な歌声も見事です。名オルガン奏者MICK WEAVERも味わい深いフレーズで好サポート。いかにも英国的なジャケットに惹かれた方はまず買って損はありません。
元KEEF HARTLEY BANDのミラー・アンダーソン、元FAT MATTRESSのジム・リヴァートン、名オルガン奏者ミック・ウィーヴァー等を中心に結成されたグループ。73年作の唯一作。ミラー・アンダーソンのソウルフルなヴォーカルが冴え渡る骨太な英スワンプ・ロック。タメの効いたアンサンブルからドライヴ感溢れるスピーディーなアンサンブルまで、バンドとしての一体感はかなりのもの。なんともコントラストの鋭い洗練された、ブルース・ロックです。
ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したグループ。71年作4th。前作と同じく、ヴォーカル&ギターのミラー・アンダーソンがほとんどの曲を作曲。彼がつむぐ叙情美豊かなメロディと憂いたっぷりのエモーショナル&ソウルフルなヴォーカル、そしてメロウなギターを中心に、本作より正式加入したミック・ウィーヴァーのファンキーなオルガン、ヘンリー・ローザーが抜けた結果か高らかに炸裂するホーンを伴った、グルーヴィー&ファンキーなサウンドが印象的。BS&Tやシカゴに負けない逞しさとともに、英国叙情に溢れた佳曲ぞろい。英国ロックの深い森の奥から静かに立ち上るような幻想的なアコースティック・ナンバーも出色です。ブルース・ロックからブラス・ロックへと愚直に黒人ルーツ・ミュージック探求をひた走るバンドのストイックさに胸が熱くなる名作。すべての曲がもうカッコ良すぎ!
ソロ名義による73年作。サウンドは、前年にリリースしたバンド名義の5thアルバム「Seventy Second Brave」の延長線上のファンク・ロック。
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