2021年10月29日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。ブラジルから人気プログレ・グループの入荷がありました。届いたのはYou Tubeでの活動から人気に火が付いた男女シンフォ・デュオ、FLEESHの各タイトル。
今回初めて入荷した20年作は、全編ジェネシスのカヴァーで、女性ヴォーカルの美声が光る極上のトリビュート・アルバムに仕上がっています!FLEESHはこれまでにもRENAISSANSE、RUSH、MARILLIONのトリビュート・アルバムをリリースしていて、こちらもおすすめ☆
今日はFLEESHをはじめ、往年プログレ・バンドへの愛に満ちたトリビュート・アルバムをご紹介してまいります!
前作ではRENAISSANCEの見事なトリビュートを聴かせてくれましたが、今回は全編GENESISナンバーで送る20年作!「Firth Of Fifth」「Looking For Someone」「Entangled」「Ripples」ほか叙情的な名曲をしっかり押さえた選曲で、2人の持ち味が最大に発揮されていて堪りません♪
マルチプレイとは思えない躍動感と呼吸を持った演奏と、クセのないスッと耳へと染み入るような美声vo。オリジナル通りの壮大さながら清涼感にも富んだ見事なカバーがずらり!
こちらは18年。ラッシュを全編カバーしたトリビュート・アルバム!持ち味のドリーミーなギターワークや艷のある女声ヴォーカルが新鮮な好カバーが揃っていて、コレは良いです♪
マリリオンのトリビュート・アルバム、19年作。オリジナルへの愛情溢れる忠実なアレンジですが、ギターに顕著なドリーミーな響きを持つアンサンブルと、しっとりと歌い上げる麗しの女性ヴォーカルによる幻想美に満ちたサウンドは、カバーであることを忘れさせるほどにFLEESHの音となっています。
イタリアのFINISTERRE、アメリカのGLASS HAMMER、メキシコのCASTほか、世界各国のバンド22組が参加。5大バンドに匹敵する後進への影響力を実感させるキャメルのトリビュート作品!
イエスの結成50周年を記念したトリビュート盤18年作で、ジェフ・ダウンズやビリー・シャーウッドら現YESラインナップのほか、トニー・ケイやスティーブ・ハケット、CURVED AIRなど新旧レジェンドが名を連ねるファン要チェックの逸品☆
英国のサックス・カルテット、07年作はソフト・マシーンへのトリビュート・アルバム。ソフツの名曲「FACELIFT」のカバーにヒュー・ホッパーが、モーガン・フィッシャーも1曲で参加しています。4本のサックスのみでソフト・マシーンの世界に挑み、浮遊感と緻密さとがバランスしたサウンドを見事に描ききっているのは特筆!
SOUND OF CONTACTのDave Kerznerとの活動でも知られる米マルチ奏者/プロデューサーの19年作は、キング・クリムゾンのトリビュート盤。「Peace (A Theme) 」から「Court of the Crimson King」まで、しとやかなアコースティック・ギターの調べに乗って繰り広げられる静謐なクリムゾン・ナンバーが沁みます。改めて叙情に満ちた旋律の美しさが再発見できるクリムゾン・アコースティック・トリビュート盤。
同じくFERNANDO PERDOMOの21年作は、WINGSのオリジナル・ドラマーDenny Seiwelltとポール・マッカートニー『RAM』をフルカーヴァー!ポール直系SSWのGordon Michaelsや、オリジナルに参加した名手David Spinozzaらを含む総勢100名が参加し、RAM愛溢れる好カバーを披露していて堪りません!
カケレコ棚にはまだまだトリビュート・アルバムがありますので、コチラからご覧ください!
2014年に始動した、ギタリスト/マルチ奏者Celo Oliveiraと女性ヴォーカリストGabby Vessoniによるブラジル産シンフォ・プロジェクト、19年作。全曲、彼らのサウンドに最も影響を与えるグループMARILLIONの楽曲を演奏したトリビュート・アルバムです。18年に発表されたRUSHトリビュート・アルバム『NEXT HEMISPHERE』同様にオリジナルへの愛情溢れる忠実なアレンジですが、ギターに顕著なドリーミーな響きを持つアンサンブルと、しっとりと歌い上げる麗しの女性ヴォーカルによる幻想美に満ちたサウンドは、カバーであることを忘れさせるほどにFLEESHの音となっています。それにしても、ここまで再現度の高い演奏をたった2人でこなしてしまうとは恐るべし。特に演奏を一手に担うCelo Oliveiraのマルチ・ミュージシャンとしての実力には驚くばかりです。プログレ・トリビュート作品として比類なき出来栄えを誇る名品!
2014年に始動した、ギタリスト/マルチ奏者Celo Oliveiraと女性ヴォーカリストGabby Vessoniによるブラジルの男女シンフォ・ユニット、20年作。RUSH、MARILLIONとリスペクトするプログレ・グループのトリビュート・アルバムをリリースしてきた彼らですが、今回はRENAISSANCEを全編カバー!一曲目「Day Of The Dreamer」の、西部劇のように勇ましいイントロを経て、羽のように軽やかなピアノが踊り瑞々しくファンタジックな演奏へなだれ込んでいく導入からして完璧。とてもマルチ・プレイヤーによる単独演奏とは思えない躍動感と呼吸を感じさせます。そして全くクセのないスッと耳へと染み入るような美声ヴォーカルも特筆。アニー・ハズラムに比べサラリとした声質ながら、違和感は微塵もありません。2大名盤『ASHES ARE BURNING』『SHEHERAZADE〜』からの選曲が多く、「Can You Understand?」「Carpet Of The Sun」「Ocean Gypsy」「Song Of Scheherazade(抜粋)」と全盛期RENAISSANCEの名曲群が素晴らしい再現度でプレイされており興奮が収まりません。今作も往年の名バンドへの愛情に満ち満ちた極上のトリビュートに仕上がっています。オススメ!
2枚組、デジパック仕様、ボーナス・トラック2曲(「Opening Out」「Ashes Are Burning」)
レーベル管理上、デジパックに若干圧痕がある場合がございます。ご了承ください。
2014年に始動したギタリスト/マルチ奏者と女性ヴォーカリストによるブラジル産シンフォ・プロジェクト、18年作。彼らが敬愛するバンドRUSHに捧げたトリビュート作品となっています。アレンジ自体は原曲に忠実と言えますが、ギターの響きに顕著な持ち前のドリーミーな感覚、そして艷やかな女声ヴォーカルによって丹念に紡がれるRUSHナンバーの数々が新鮮です。「Limelight」に始まり「Closer To The Heart」「Nobody’s Hero」「Tears」「Here Again」など14曲を披露。RUSHに対する素直なリスペクトが感じられる好カバー作!
2014年に始動した男性ギタリスト/マルチ奏者Celo Oliveiraと女性ヴォーカリストGabby Vessoniによるブラジル産シンフォ・プロジェクト、20年作。前作ではRENAISSANCEの見事なトリビュートを聴かせてくれた彼らですが、今回はお待ちかねの全編GENESISナンバーによる2枚組全14曲!「Dancing With The Moonlit Knight」に始まり、「Firth Of Fifth」「Looking For Someone」「Ripples」「Entangled」「Carpet Crawlers」「Musical Box」と、70年代の叙情的な名曲をしっかり押さえた選曲で、2人の持ち味が最大に発揮されているところはさすが。前作RENAISSANCEトリビュートを堪能されたなら、ただただ本作も間違いなし!と言っておきます。
80年代から活躍する英国のサックス四重奏団。ソフト・マシーンの名曲の数々に挑んだソフト・マシーンへのトリビュート・アルバム。ジャケット裏面には、「懐古的なカバー作品ではなく、もし彼らと僕らが出会っていたとしたらどんな音を奏でただろうか、ということをコンセプトにしてできたアルバム」と書いてあります。4本のサックスが重層的に重なり、ソフト・マシーンならではの浮遊感と緻密さとがバランスしたサウンドを見事に描ききっているのは特筆です。「Facelift」にはヒュー・ホッパー、「Outrageous Moon」にはモーガン・フィッシャーがゲスト参加。
SOUNDS OF CONTACTのDave Kerznerと彼のプロジェクトで活躍するFernando Perdomoがプロデュースを務めるYES結成50周年を記念した18年トリビュート盤。Geoff Downes、Billy Sherwood、Jon Davison、Jay Shellenという現YESのラインナップを筆頭に、Tony KayeやSteve Hackett、ソーニャ・クリスティーナ擁する現行CURVED AIRから元IT BITESのFrancis Dunnery、元SPOCK’S BEARDで現BIG BIG TRAINのNick D’virgilio、00年代にYESのツアーにkey奏者として参加したTom BrislinやMarco Minnemannまで、新旧英米プログレッシヴ・ロック・シーンの名だたる面子が参加。YESへの愛に溢れつつ、それぞれ違った色合いを醸し出す充実の内容に仕上がっています!
近年はSOUND OF CONTACTのDave Kerznerのバック・バンドでも活動する米国のSSW/マルチ・ミュージシャン/プロデューサー、Fernando PerdomoによるKING CRIMSONアコースティック・カヴァー・アルバム。19年リリース。「アイランズ」や「ルパート王子のめざめ」から「クリムゾン・キングの宮殿」まで、しとやかなアコーステック・ギターの調べに乗って繰り広げられる静謐なクリムゾン・ナンバーの数々が心に沁みる一枚です。
19年にはKING CRIMSONのアコースティック・カバー作をリリースした注目の米マルチ・ミュージシャン/プロデューサーFernando Perdomoと、WINGSのオリジナル・ドラマーDenny Seiwellが、ポールの71年作『RAM』のリリース50周年を記念し同作をフル・カバーした21年作。総勢100名前後のミュージシャンがゲスト参加しており、曲ごとに編成も異なるのですが、どのナンバーも過剰にリアレンジを施さずオリジナルへの愛情をたっぷりと感じさせる好カバーに仕上がっていて素晴らしい。ラストには同作のセッションで生まれたシングル曲「ANOTHER DAY」「OH WOMAN OH WHY」のカバーが収録されているのも憎い構成です。その「ANOTHER DAY」では、ポール直系の名ポップSSW、Gordon Michaelsがヴォーカルを、そしてオリジナル『RAM』でもプレイした名手David Spinozzaがギターを担当。聴き所の一つとなっています!
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