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ジェネシス『月影の騎士』から出発する、つややかに疾走するシンセサイザーが楽しめるプログレ探求☆

スタッフ佐藤です。

プログレのみならず、あらゆるロック作品でその音を聴かないことはないほどに使用されている鍵盤楽器と言えばシンセサイザー。

シンセサイザーの名演と言えば数多くありますが、中でも個人的に印象的なのがジェネシス『月影の騎士』収録の「CINEMA SHOW」で聴けるARPシンセサイザーのソロ。

ARP特有のカラフルでつややかな音色を生かし、美麗かつスリリングなフレーズを次々と紡いでいくプレイは、トニー・バンクスの才能が遺憾なく発揮された名演と言えるのではないでしょうか。

今回は、そんな『月影の騎士』を出発点にして、つややかなシンセサイザー・サウンドをたっぷり味わえるプログレを探求していきたいと思います。

それでは、改めてこの名盤から見てまいりましょう!

GENESIS/SELLING ENGLAND BY THE POUND

ガブリエル期ジェネシスの最高傑作との呼び声も高い73年作。

テクニカルだけど人懐っこさもあるファンタジックなアンサンブルとアクの強いシアトリカルなヴォーカルという唯一無二の組み合わせで、中世英国的世界観を鮮やかに描き出します。

アルバムのクライマックスと言えるロマンチックかつ劇的な名曲「CINEMA SHOW」をお聴きください~。

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続いては、先日10周年リミックス・バージョンでリイシューされた、この注目新鋭の2ndをチョイス!

YESTERDAYS/COLOURS CAFFE

息をのむほどにつややかなトーンで疾走するシンセサイザー、フルートやメロトロンが彩るファンタスティック度120%のアンサンブルと、無垢な表情でポップに歌い上げる美声の女性ヴォーカル。

抜けの良い清涼感とヴィンテージな叙情性を兼ね備えたハンガリー新鋭による渾身の2nd!

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最後は、南米アルゼンチンから美しいシンセサイザーの演奏が詰まった作品をピックアップ~。

LA MAQUINA DE HACER PAJAROS/PELICULAS

「アルゼンチン・ロックの父」CHARLY GARCIA率いる名プログレ・バンド。

ジャズ/フュージョン・タッチのテクニカルかつ洗練された演奏がカッコいいですが、GARCIAが奏でる極上のシンセサイザー・サウンドも聴き所。

このオープニング・ナンバー、ごくシンプルな曲調ながら、美しいメロディとそれを奏でる雄弁なシンセのプレイにじわじわと感動がこみ上げてきますよね。

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