2020年11月28日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは、スタッフ佐藤です。
この「スタッフ厳選☆今週の3枚!」のコーナーでは、新作を中心に「これは聴いてもらいたい!」と思った激カケレコメンドな作品を毎週3枚取り上げてまいります。
本コーナーを参考にロック探求をさらにお楽しみいただければ嬉しく思います♪
まずは、プログレ・リスナーの間で話題沸騰中のこの気鋭アーティストによる待望のデビュー・アルバムをご紹介!
2017年にデビューし3枚のアルバムを残したMIZUKI DA FANTASIAのピアニスト/キーボーディストによる20年ソロ・デビュー作。
クラシックとロックの真なる融合を目指し制作されたという本作、一曲目の組曲からその圧倒的な美意識に貫かれた壮麗な音世界に息をのみます。
繊細に奏でる序盤から徐々に力強いタッチで躍動しはじめるダイナミックなピアノと大河の流れのごとく雄大なメロトロンが重なり、ソプラノ・ヴォーカルも交えて展開するサウンドは、キーボード・プログレ・ファンなら歓喜すること間違いなしです。
古典クラシックに迫る風格を備えた自作のパイプ・オルガン独奏曲も素晴らしいし、叙情美溢れる旋律を紡ぐピアノと荘厳なヴァイオリンやチェロが繰り広げる『Conserto Grosso』ばりのクラシカル・ロックもこれでもかと熱くドラマチック。モーツァルトやシベリウスの曲も収録しており、クラシック奏者としての矜持を感じさせるピアノの表現力にも注目です。
まさに「クラシック+ロック」の理想形を封じ込めたと言える傑作デビュー作。クラシカルなプログレ好きの皆様は要チェックですよ~。
続いては、リリースから10周年を記念してリミックス版でリリースされた、ハンガリー新鋭による傑作2nd!
ハンガリー出身でルーマニアを拠点に活動する新鋭グループ。シンフォ・ファンを魅了した07年の傑作デビュー作から4年を経てリリースされた2010年作2ndアルバム。本作は10周年を記念してリミックスが施された2020年版です。
1stとは女性ヴォーカリストが替わっていますが、本作で歌うHorváth Lindaもまた透明感ある美声とポップでキュートな歌唱が魅力的な逸材。
フルートやメロトロンやムーグ・シンセが柔らかく彩るファンタスティック度120%と言えるアンサンブルはそのままに、爽やかなアコギや青空に溶けていきそうなメロディやコーラスなど、前作に比べ、ヌケが良くたおやかになった印象があります。
清涼感の中にヴィンテージな叙情美やしなやかなテクニックを絶妙にブレンドする感覚はさすがの一言です。
前作を気に入った方は間違いなくこちらも堪らない一枚ですよ!
ラストは、言わずと知れた古楽プログレの代表的グループの愛すべき新作をチョイス♪
言わずと知れた古楽プログレの代表格グループが、2018年の復活作から2年を経て発表した新作がこちら。
彼ら本来の悠久の時を感じさせる中世/トラッド・エッセンス溢れる奥ゆかしいアンサンブルは相変わらずの素晴らしさ。
そこに、ジャケットからもうかがえるようなユーモアに富んだポップ・センスがたっぷり注入されているのが特徴で、
70年代から彼らが持っていた格調高さとGONGあたりも彷彿させる人懐っこいポップさが絶妙に同居しています。
デビューから半世紀近くが過ぎましたが、まだまだ予想を超えるサウンドで驚かせてくれる2020年作!
これ以前の「今週の3枚」はこちらのアーカイブ記事にてお楽しみください☆
【関連記事】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2020年1月~9月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
2017年にデビューし3枚のアルバムを残したMIZUKI DA FANTASIAのピアニスト/キーボーディストによる20年ソロ・デビュー作。クラシックとロックの真なる融合を目指し制作されたという本作、一曲目の組曲からその圧倒的な美意識に貫かれた壮麗な音世界に息をのみます。繊細に奏でる序盤から徐々に力強いタッチで躍動しはじめるダイナミックなピアノと大河の流れのごとく雄大なメロトロンが重なり、ソプラノ・ヴォーカルも交えて展開するサウンドは、キーボード・プログレ・ファンなら歓喜すること間違いなしです。古典クラシックに迫る風格を備えた自作のパイプ・オルガン独奏曲も素晴らしいし、叙情美溢れる旋律を紡ぐピアノと荘厳なヴァイオリンやチェロが繰り広げる『Conserto Grosso』ばりのクラシカル・ロックもこれでもかと熱くドラマチック。モーツァルトやシベリウスの曲も収録しており、クラシック奏者としての矜持を感じさせるピアノの表現力にも注目です。まさに「クラシック+ロック」の理想形を封じ込めたと言える傑作デビュー作!
盤質:傷あり
状態:良好
帯-
情報記載シールなし、スリップケースに軽微なスレ・小さい圧痕あり
盤質:傷あり
状態:並
帯-
スリップケースにスレ・圧痕・若干黄ばみあり
2018年に長い沈黙を破り、待望のアルバム「再確立」をリリースした英国の古楽器を使用したユニークなプログレッシヴ・ロック・バンド、グリフォンが、2年の時を経て最新作を完成させた!唯一無比の彼等の作風は更に円熟味を増し、テクニカルでありながら、悠久の時を感じる調べを創り上げた。(レーベルインフォより)
紙ジャケット仕様、SHM-CD、ボーナス・トラック1曲、定価3000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
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