2020年10月27日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
60年代のプロキャリア開始から英国プログレの伝統を伝え続けているのが、元GENESISの名ギタリスト スティーヴ・ハケット。
今年開催予定だった来日公演がコロナの影響で来年6月に延期となり、その雄姿を生で目にするのを待ち遠しく感じてらっしゃる方も多いと思います。
そんなスティーヴ・ハケット、自身のソロ活動による活躍ぶりはもちろん素晴らしいですが、彼の功績の一つとして無視できないのが、世界各国のプログレ・グループの作品に積極的にゲスト参加していること。
今回は、そんな彼のゲスト参加作の中でも特に名演が楽しめる作品をご紹介いたしましょう。
まずは、今話題沸騰中のこの米シンフォ作品からスタート!
CAMEL系シンフォの名作と言えた前作2ndから実に10年。持ち前のCAMEL系シンフォ・スタイルに、ハケット、アニー・ハズラム、ビリー・シャーウッド、ジャスティン・ヘイワードらゲストの持ち味を絶妙に溶け込ませた手腕が光る待望の2020年3rd!
ゲストとして自身の楽曲を演奏するという離れ業をやってのけているのがこのアルバム!
現イタリアのジェネシス系シンフォ・バンドの筆頭格と言える彼らの17年作7th!3~7分台の楽曲にジェネシス憧憬の叙情美とドラマ性、ポップな聴きやすさをセンス良く詰め込む手腕はさすがの一言。
ハケットの1stソロ収録「THE HERMIT」のカバーには、なんとハケット本人がゲスト参加!古楽器のような典雅な調べを鳴らす12弦ギターでロマンティックに楽曲を彩っていて必聴です。
最後はとっておき、初代&二代目GENESISギタリストによる涙の共演が聴けるこの作品!!
GENESIS/CAMEL/GG/ELPなどをカバーした伊プログレ19年作。カバーの完成度も素晴らしいですが、聴き所はゲスト参加するA.フィリップスとS.ハケットの共演!フィリップスの繊細な12弦ギターの上をハケットのエモーショナルなギターが飛翔するパートは感涙ものです~。
いかがだったでしょうか。
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6月8日にクラブ・チッタで行われた、スティーヴ・ハケット来日公演2日目に行ってまいりました。全曲がジェネシス・ナンバーというハケットファンにも往年のジェネシスファンにも嬉しい内容となっており、多くのプログレ・ファンからの注目が集まっている今回の公演。その模様を他国でのライヴ動画を交えてお伝えしてまいります!
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