2012年9月10日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは!カケレコ・スタッフ佐藤です。
9月も10日が過ぎましたが、まだまだ残暑が厳しいこの時期。かと言って徐々に涼しくなってきたら、それはそれで夏の終わりを感じ、少し感傷的な気分になってしまう。そんな微妙な時期ですよね。
さて、個人的にそういう季節の移り変わりとそれに伴う人の心の揺れが、微細に表現されているように感じるのが南米はアルゼンチンのプログレ。決して夏真っ只中ではなく、夏から秋に変わろうとするこの季節が旬だと思うわけです。
そんなわけで夏の去り際、この時期にこそ聴きたい繊細さとメランコリーたっぷりの叙情を聴かせるアルゼンチン・プログレをご紹介してまいります!泣きたくなってしまうほどに切ないメロディでどうぞ胸いっぱいになってください。
南米の歌物といえばこのグループでしょう。心の琴線にダイレクトに響く珠玉のメロディに満ちてますよね。ガルシアの作曲センスもさることながら、相方ニト・メストレの繊細なハイトーンも美しいなぁ・・。
一度見たら忘れない「悲哀まみれ」のジャケもさることながら、スピネッタの鼻にかかった甘い歌声がクセになるんですよね。もうあの声が聴けないのかと思うと・・。(涙)
チャーリー・ガルシアの才覚がこれでもかと現れた傑作がこちら。彼のキャリアの中でも一番ロックしている作品ですよね。特にこの最終曲なんか南米屈指の名曲じゃあないですか!?
スピネッタの前作品の中でも、もっとも多彩な音楽性が溶け込んだ傑作ではないでしょうか、これ。なんでもリードギタリストは、かのピアソラ楽団にも在籍した経験を持つ凄腕らしいです。
この作品、一聴してめくるめくポップなメロディラインなんですが、聴き進めるに連れて南米的な哀愁が滲み出してくるんですよねぇ。ん~、やっぱりたまらないな~これ
ジャズ・ロックというにはあまりにもしなやかで繊細、歌心にも溢れた傑作。カンタベリー・ロックに通じる豊かすぎる情感が涙を誘います。
南米が生んだ孤高の詩人パブロ・ネルーダの詩作品をテーマに制作された傑作と言えば?プログレ界のみならず南米音楽史にも残ろうかという圧倒的な気高さに満ちた作品ですよね。
南米シンフォの頂点に君臨する空前絶後の大名作がこれ。ここまでの美旋律と切なさで埋め尽くされた作品ってちょっと他に知りませんねぇ。
70年作で有名なアルゼンチン産プログレ・バンドによる、なんと18作目!これがケーナとサックスが織りなす陰影豊かなワールド・ミュージック風フォルクローレ・ジャズ・ロックで、特に切なくも官能的なサックスの響きが素晴らしいんです
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