2012年9月11日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、スタッフKです。
今回のカケレコ放送局、テーマは「中南米サイケ名作選」と題してお届け。
今回、名作に絞ってあらためて聴き直してみたのですが、いやぁ、やっぱ素晴らしいです。
ちなみに先週末は、ペルー産サイケの名作を選りすぐっては再発してくれる、その名もrepsychledレーベルから、新譜が2枚到着しました。
ではでは、こちらの新譜2枚も交えながら、中南米サイケの名作群を選りすぐってご紹介してまいります。
【新譜】これは、南米版『HERON』と云っても決して過言ではありません。心地良い自然音と、祝祭的でお茶目な乱痴気が相まった、南米の木漏れ日フォーク。
【新譜】南米ペルーを代表するガレージ・バンド=LOS SHAIN’S解散後、リーダー以外の残されたメンバーが結成した「どサイケ」なグループ!冒頭いきなり、IRON BUTTERFLYのカヴァーで幕開け…!!!
「自由ってなんだ!?」この青さがタマらんねえっ!英サイケ・フォークのITHACA好きにも推薦、ヘロヘロの美メロが魅力のアルゼンチンのグループ。
チリを代表する名グループの71年作。溢れ出る哀愁もさることながら、彼らの楽曲には希望のような光が感じられて素敵です。ちなみに彼ら、80年代以降はジャズ・ロックへとシフトします。
夢見心地にたゆたうアルペジオ、心ここに在らずなメロディ…。夢うつつを行き来する旅人に捧ぐ、南米サイケ・フォークの金字塔。
《コロンビアのGENESIS》なんだか名前負けしちゃって、まだ聴いてないって方も、多いはず??この気持ち良さ、世界遺産レベル。
ウルグアイの至宝、69年発表の傑作・・・なのに、あんまり売れない(涙)・・・みなさん!至宝ですよ!!
蒸した空気が充満するアシッド・フォーク名盤。南米の密林の暑さに朦朧、モロッコ・シタールと12弦ギターとの呪術的な交わりがさらに瞑想感を増してゆく…。
「正気じゃない音」っていうのは、きっとこういう事なんだろうな・・・なんて素敵なんだろう!!!
この揺らぎ、郷愁のにほひ…。黄昏時のマスター・ピース。
もしも中南米版の『イージーライダー』があったとしたら、本家でTHE BAND「The Weight」が流れる荒野のシーンで流してほしい曲。
ラストは・・・一度見たら忘れない「悲哀まみれ」のジャケもさることながら、スピネッタの鼻にかかった甘い歌声が堪能できる名作ですよね。もうあの声が聴けないのかと思うと・・。(涙)
以上、「中南米サイケ名作選」と題してお送りいたしました。
キュンときてしまったア・ナ・タ、昨日スタッフ佐藤がアップした「夏の終わりに聴く、切なさと哀愁が入り交じるアルゼンチン・プログレ」で、もっとキュンキュンしちゃってください。
特集「中南米サイケ冒険記?MotorPsycle Diaries?」もあわせて是非。
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