2020年9月30日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ジャズ・ロック
スタッフ増田です。
いよいよ本格的に秋の気候になってまいりましたね。こんな季節には、サックスやトロンボーンが味わい深い陰翳を描くブラス・ジャズ・ロックがオススメです。
本日はコロシアムの名盤『バレンタイン組曲』から、世界のブラス・ジャズ・ロックをカケハしてまいります!
VERTIGOレーベルからリリースされた69年作2nd。
R&Bを出発点に、ブルース・ブームを通過し、ジャズもクラシックも飲み込んだ高度なハイブリッド=プログレッシヴ・ロックへと行き着いた、『宮殿』と並ぶ60年代英ロックの最終到達点!
次は今月入荷したばかりのこちらのリイシュー盤!
60年代末のフランスに、コロシアムやニュークリアスやグレアム・ボンドに対抗できるこれほどのグループが居たとは・・・。
グルーヴィーなハモンドや陰影に富んだホーン・セクションに、クリス・ファーロウもびっくりのソウルフルなヴォーカル。ブラス・ロック・ファンは必聴の69年デビュー作!
最後は南米アルゼンチンから届いた秘宝盤!
キューバのバンドとは同名異バンドの、アルゼンチン産プログレ/ジャズ・ロック・トリオによる76年唯一作。
ギターやリズム隊はやや荒っぽいものの、サックスがエネルギッシュにむせぶアンサンブルはコロシアム並にカッコ良し!クラシカルな気品を帯びたヴァイオリンを取り入れた楽曲も魅力的です。
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Jon Hisemanを中心に結成されDave Greensladeらを擁したイギリスのジャズ・ロックグループの69年2nd。VERTIGOレーベルの第1作という位置付けの本作は、ブルース・ロックへの傾倒が顕著であったデビュー作から音楽的な引き出しが格段に増した名盤であり、ブリティッシュ・ロック然としたハードなロック・アンサンブルからジャジーな表情、クラシカル・ロック的なアプローチまで、テクニカルなインタープレイを交えながら拡散しつつ融合する素晴らしいものです。中でも彼らを代表する名曲となった表題曲「ヴァレンタイン組曲」は圧巻の出来であり、ブリティッシュ・ジャズ・ロック最高峰の1枚と言えるでしょう。
盤質:傷あり
状態:並
帯有
軽微なカビあり
フランスのブルース/ジャズ・ロック・グループ、69年の1st。聴いて驚きました。フランスにコロシアムやニュークリアスやグレアム・ボンドに対抗できるこれほどのグループが居たとは。グルーヴィーかつ時に水面を子供がジャバジャバするように無邪気で浮遊感いっぱいのハモンド、ニュークリアスばりに艶やかで陰影に富んだホーン・セクションやギター、クリス・ファーロウもびっくりのソウルフルなヴォーカル。時にヴァイオリンも入って、テンションみなぎる超絶アンサンブルも聴かせたり、これは相当に熟達のメンバーが集まったグループに違いありません。マグマやゴング以前にこんなグループが居たとは。恐るべしフレンチ・ロック。これはオススメです。
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