2020年9月17日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
個人的に、英国SSW作品で1枚選ぶとしたら真っ先に候補に挙げるのが、このアラン・ハル『パイプドリーム』。
英ニューキャッスル出身の名フォーク・ロック・バンドLINDISFARNEを率いた彼が73年に発表したソロ・デビュー作で、リリカルなメロディライン、素朴で温かみある演奏と歌声、そして英国らしいウィットに富んだジャケットも印象的な名作なんですよね。
今回は、本作でたっぷり味わうことのできる、あの憂いあるジェントル・ヴォイスに注目して、アラン・ハルにも負けない情緒豊かなヴォーカルを響かせる英SSW作品を探求しようと思います。
まずは本作ラストを飾る感動の一曲「I hate to see you cry」をお聴きください♪
個人的に「メロディメイカー」と言って思い浮かぶ5人の中には入ってくるSSWが彼。ビートルズにも通ずる哀愁のメロディと英国フォークの陰影との絶妙なブレンド。憂いが滲む切ない歌声もたまらないなぁ。
日本ではやや知名度低めですが、こちらも英国フォーク・シーンきっての名SSW。また憂い溢れるいい声してるんです♪
あのドノヴァンとも影響を与え合った英国の名SSWといえば?土の香りのするフォーク・ロックから神秘的なラーガ・フォークまで多彩なスタイルのフォーキー・サウンドと、表現力豊かなジェントル・ヴォイスが魅力的。
さらにディープな一枚もご用意しておりますよ~。優しく温かみたっぷりのジェントル・ヴォイスをご堪能ください☆
「ド」がつくマイナーな英SSW作ですが、なにこの素晴らしさ!英国らしいジェントルな叙情美、ルーツ・フレイヴァー、アシッド臭のバランスが絶妙じゃない!ハートフルな歌声も感動ものだなぁ~。
いかがだったでしょうか。
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LINDISFARNEのリーダー、アラン・ハルが73年にリリースしたファースト・ソロ。繊細で美しいメロディーと、メロディーを際立たせることに徹したシンプルなアレンジが絶品な一枚。ビートルズ後期を想わせる2曲目「JUSTANOTHERSADSONG」や今にも壊れ落ちそうな繊細なバラード「I HATE TO SEE YOU CRY」など、曲調はバラエティに富みながらも、どの曲も一貫して歌心溢れる名曲揃い。名作。
イギリスのSSW、71年作の恐らく1stアルバム。ポンポンと素朴に奏でられるアコギ、たゆたうようにジェントルな歌声に和んでいると、瑞々しく艶やかなストリングスが入ってきて「おおっ」。流麗なメロディも絶品で、クリフォード・T・ワードあたりに通じる美しさと気品。オープニングの1、2曲目ですっかりヤられました。その後もほの暗い幻想美に包まれたちょっぴりアシッド/サイケ・フレイヴァーな曲あり、ハープも入ってブルージーな弾き語りあり、女性コーラスがアーシー&スワンピーな曲もあり、英国らしいジェントルな叙情美、ルーツ・フレイヴァー、アシッド臭が絶妙にバランスした崇高なサウンドがこれでもかと続きます。「ド」がつくマイナーっぷりですが、これは素晴らしい作品。名作ですよ〜。
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