2020年9月2日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
なんともう9月ですね。ここ数か月、ありがたいことに中古買取のご依頼が続々と届き、スタッフ一同せっせと査定業務に励んでおりました。
良質な中古CDが多数入荷しておりますので、ぜひ新入荷一覧をチェックしてみて下さい!
そして中古はもちろん、新品も良盤多数入荷しております~。今日はジャズ・ロック・ファンにぜひ聴いていただきたい流麗な作品をピックアップ!
GENESISライクな北米シンフォ・バンドMETAPHORのメンバーが、元ANGLAGARDのドラマーを招いて結成した新鋭グループによる20年デビュー作。
クリムゾンやGGとキャラヴァンの間を揺れ動く、「ヴィンテージ×テクニカル」なアンサンブルがお見事!
スリリングなのに暖かみもあって、これは今までありそうでなかった感じ!
リイシューにも注目作多数!
ノルウェー・プログレ代表格バンドの一つですね。
初期からスタイルは変化しましたが、ファンキーに跳ねるジャズ・ロックが放つ熱気と北欧的幻想性を帯びたクールネスが見事に共存するこの77年作も完成度高いです。
マイルス作品を手掛けたレジェンドTeo Maceroプロデュース!
金管の高らかな響きとクールなエレピの対比が何とも絶妙な北米ジャズ・ロック/フュージョン、78年作!
こちらは先月カケレコ国内盤をリリースしたエストニア産プログレ・フュージョン傑作!未聴の方は要チェックです。
RUJA、IN SPEというエストニアの代表的グループのメンバーらによるバンドですね!
YESに通じる疾走感とちょっぴりカンタベリーっぽさも香るジャジーな味わいが見事に調和してます。これはクールですよ~。
最後は中古棚からジャズ・ロックおすすめ作品をピックアップ。
中期キャラヴァンのベーシストといえば?元クリムゾンのMichael Gilesも参加したソロ作は、バキバキの硬質ベースが冴え渡る、繊細なアレンジに包まれたカンタベリー系ジャズ・ロック名作ですね。
いかがでしたか?こちらの記事もどうぞ!
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70年代に欧州を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの影響。現代のバンドにもその音楽性は引き継がれカンタベリー・タイプの新鋭を数多く誕生させています。実力派揃いでお送りいたしましょう♪
旧ソ連はエストニアを代表するグループ、RUJAとIN SPEのメンバーを中心に結成されたグループ。83年作に81年作のEPをカップリングした2in1CD。シンセとギターがアグレッシヴかつ荘厳に畳みかけるパートと、フュージョン・タッチの流麗なギターが軽やかに舞うメロディアスなパートとを鮮やかに対比した展開が見事。辺境っぽさは全く無く、テクニック、アレンジ、メロディ・センスともにかなりのハイ・クオリティ。YES+HATFIELD & THE NORTHと言うと乱暴ですが、疾走感と繊細さが絶妙に調和された奇跡の傑作。
1. Introduktsioon = Introduction 2:06
2. Sõnum = A Message 4:36
3. Kala Jälg Vees = Fish’s Trace In The Water 3:32
4. Laupäeval Koos Isaga = Together With Dad On Saturday 4:18
5. Elevant = Elephant 4:12
6. Valhalla 4:12
7. Elevantsi Hirmulaul = Heffalump’s Song Of Fear 3:34
8. Salajane Rõõm = Secret Joy 3:44
9. Põletaja = Con Fuoco 3:36
10. Tantsija = Dancer 5:50
11. Näotused = Unsightlinesses 4:48
12. Pikk Päevatee = Long Way To Go 4:44
13. Põlenud Maa = Burnt Land 3:42
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】デジパック仕様、デジタル・リマスター、定価2990+税
GENESISライクな作風で知られる米新鋭シンフォ・バンドMETAPHORのメンバー3名が、元ANGLAGARD・現WHITE WILLOWのドラマーMattias Olssonを迎えて結成したインスト・プログレ・グループの20年作1st。ソリッドなギターによるキレのある変拍子、複雑に入り組んだ曲構成。クリムゾンやGENTLE GIANTばりに技巧的でスリリングな部分もありつつ、幻想的なシンセや歪んだオルガン、メロトロン風キーボード等の音色が交わることによって、全体的に暖かくマイルドな質感のアンサンブルに仕上がっているのが印象的。一部の楽曲ではサックスやトランペットなどの管楽器隊も登場し、CARAVANあたりのカンタベリー・ロックを思わせる牧歌的&ユーモラスなジャズ・ロックを展開しています。KING CRIMSON〜GENTLE GIANT〜CARAVANの間を揺れ動く、ありそうでなかった「ヴィンテージ×テクニカル」なサウンドを提示する好盤です![※ベル・アンティーク国内盤10/25入荷予定]
70年代ノルウェーを代表するプログレ・バンド、前作に続きTerje Rypdalプロデュース、key奏者と女性voが交代し制作された77年作4th。前作で提示したジャズ・ロック/フュージョン路線に、本作ではファンク・テイストもプラスした、躍動感みなぎるサウンドが特徴。ジャジーなタイトさと跳ねるリズム感覚を備えた硬軟自在のリズム隊を土台にして、熱量たっぷりに畳みかけるギターとクールに刻むエレピが対比するアンサンブル。そこに絞り出すようにソウルフルな女性Voが乗るスタイルがとにかく痛快です。一方、さっきとは別人のようにツンと尖ったシャープなトーンのギターと甘いソリーナが絡み合う、北欧らしいファンタジックなパートも随所に登場、北欧プログレならではの幻想性も際立ちます。ファンク・テイストと北欧的美意識が共存する名品です。
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