2020年6月12日 | カテゴリー:カケレコ情報
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こんにちは、カケハシ・レコードです。
「CDを聴く時間をもっと楽しく」をモットーに、新旧プログレやジャズ・ロックの名作を様々な角度で皆様にお届けしていくカケレコ国内盤。
4月の「世界のロック探求紀行<地中海ロック・コレクション>」では、地中海都市バルセロナの70年代シーンにて誕生した先鋭的ジャズ・ロックの名盤3タイトルをご紹介いたしました。
それに続く第二弾として今回フォーカスするのは、北欧の雪国フィンランドの70年代ロック・シーン。
天才ギタリストJukka Tolonenを擁し、母国においてWIGWAMと人気を二分した名グループ…TASAVALLAN PRESIDENTTIの代表作2タイトル&未発表ライヴ・アルバムをご案内いたします!
TASAVALLAN PRESIDENNTIやフィンランド・ロックについては、こちらの記事もご覧ください!
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WIGWAMと並ぶフィンランド・ロックのビッグネームTASAVALLAN PRESIDENTTIを大特集!
英国ブルース・ロックの熱気とコク×北欧トラッド・ミュージックの神秘性!?
70年代のフィンランドを代表するロック・バンドTASAVALLAN PRESIDENTTIによる1971年の2ndアルバム。TRAFFICやCOLOSSEUMなどの英バンドに影響を受けた熱気みなぎるブルース/ジャズ志向のロックと、自国の神秘的なトラッド・ミュージックの要素を融合させた独自のスタイルで駆け抜ける、野心的なサウンドを展開。特に中心人物Jukka Tolonenによるギターは、ブルース、ジャズ、民族音楽を自在に行き来する奔放かつクリエイティヴな感性と、クラプトンばりに冴えわたるフレージングのセンスで聴く者の耳を一瞬で奪います。英国ロックのコクと北欧らしい幻想性が一体となった傑作!
ジャジーでシャープで緻密でアーティスティック。「北欧プログレッシヴ・ロック」ここにあり!
70年代のフィンランドを代表するロック・バンドTASAVALLAN PRESIDENTTIによる1972年の3rdアルバム。コンポーザーとして覚醒したギタリストJukka Tolonenがほとんどの作曲を手掛けた本作は、民族音楽の旋律も取り入れた緻密なジャズ・ロックに、前衛音楽的なエッセンスや即興を散りばめたアーティスティックなプログレ作品。手工芸品を思わせる丹念さや繊細さと、思わぬ方向へアヴァンギャルドに駆け抜けていく「狂騒」が交差する一筋縄ではいかない音楽性が、「北欧プログレ」としてのアイデンティティを主張するバンドの代表作。
70’sフィンランド・ロックの雄、黄金期の熱演を収めた圧巻のライヴ・アルバム!
70年代フィンランドを代表する名ロック・バンド、TASAVALLAN PRESIDENTTI。彼らの結成50周年を記念して2019年にリリースされた、2枚組未発表ライヴ・アルバム!3rd『Lambertland』発表後の1972年、首都ヘルシンキにて行われた3つの公演を収録。北欧きっての超絶ギタリストJukka Tolonenを筆頭に、各メンバーが互いの身を削るかの如くせめぎ合う激しい即興アンサンブルは、スタジオ盤を遥かに凌駕する迫力。キャリア、技巧性ともに最も充実していたと言える、バンド黄金期の瞬間を閉じ込めた極上のジャズ・ロック・ライヴ盤!
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北欧を代表するギタリストJUKKA TOLONENを中心に結成されたフィンランドのジャズ・ロック・グループが、72年に残した未発表ライヴ音源を収録した19年リリース作。同年リリースの3rd『Lambertland』のナンバーが中心で、どこまでも奔放なようでいて一音一音にデリケートな感性も滲ませたJukka Tolonenの素晴らしいギターワークが存分に味わえます。オリジナル通りの演奏はそこそこに、スリリングなインプロヴィゼーションへとなだれ込んでいく演奏が聴き物で、スタジオ盤以上に手数多く暴れるハードなドラム、サイケ/ブルース/ジャズを混ぜ合わせシャープにフレーズを繰り出すギター、ジャジーなサックスにクラシカルで妖艶なフルート、そしてソウル色のあるヴォーカルと、いろんなジャンルを混合しながらも、ごった煮感は一切なくあくまで洗練された聴き心地なのが凄いです。スタジオ作品だけでは堪能しきれない、このバンドの懐の深さが垣間見れる音源となっています。
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】2枚組、19年デジタル・リマスター、定価3290+税
北欧を代表するギタリストJUKKA TOLONEN率いるグループ。69年作の1st。TRAFFICからの影響が感じられるサイケデリックなブルース・ロック。スティーヴ・ウィンウッドにそっくりなブルージーなヴォーカル、デイヴ・メイスンやクラプトンに引けを取らない雄弁なギター、ジャジーにむせび泣くフルート&サックスによるスケールの大きなサウンドは、驚くほどの完成度。60年代後期の英サイケ/ブルース・ロックの名作と比べても全く遜色ない名作。
北欧を代表するギタリスト、JUKKA TOLONENを中心にフィンランドで結成されたグループ。72年作の3rdアルバム。初期はTRAFFICタイプのサウンドでしたが、徐々にジャズの度合いを増し、本作で聴けるのは、ギター、サックス、フルートが次々にスリリングなフレーズで畳み掛けるテンション溢れるジャズ・ロック。テクニック、アレンジ能力ともかなりハイ・レベル。ジャズ・ロックの知られざる傑作でしょう。
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】19年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2990+税
19年デジタル・リマスター、ボーナストラック2曲
新品CDにケースやトレー不良があった場合、交換のため開封しております。その場合シールはついておりません。ご了承いただければ幸いです。
天才ギタリストJukka Tolonenを中心とするフィンランドのプログレ/ジャズ・ロック・バンド、最終作となった74年4thアルバム。本作は自国フィンランドのみならず英国、カナダ、ドイツ、アメリカなど世界各国でリリースされた一枚で、それに恥じぬ高い完成度のジャズ・ロックを聴かせてくれます。前作『LAMBERTLAND』でアヴァンギャルドさとクリアな北欧幻想が入り混じる個性的なジャズ・ロックを創出した彼らでしたが、本作ではそこにWIGWAMにも通じるポップなメロディを加味。ジャズ、ブルース、サイケとクルクル表情を変える変幻自在なギターを軸に舞うようなサックスも交え奔放な音の交歓が繰り広げられるサウンドは、『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないでしょう。本作リリース後にベーシストが脱退したバンドは分裂状態に陥り、スウェーデンでのツアーを終えると、同年にあえなく解散。この先のサウンドが聴いてみたかったと思わずにはいられない充実作!
北欧を代表するギタリストJUKKA TOLONENを中心に結成されたフィンランドのジャズ・ロック・グループ。71年リリースの2ndアルバム。終始エネルギッシュに駆け抜ける一曲目から名曲!小気味よいパーカッションを絡めたリズムと賑やかにかき鳴らすアコギ、テンションMAXで吹き鳴らすサックスらがひた走るイタリアン・ロックにも通じる祝祭感に満ちたアンサンブルに、JUKKA TOLONENのサイケとブルースを折衷した奔放なフレージングのギターワークが乗るこのスリリングさと言ったらありません。他の曲では、フルートの響きが北欧の神秘的な森をイメージさせるトラッド・ロックや、芳醇な鳴りのオルガンとブルージーな深みを帯びたギターのコンビが堪らないTRAFFICタイプのブルース・ロックなど多彩に聴かせます。ソロ・ミュージシャンとしても成功するJUKKA TOLONENの才覚が炸裂している名盤です。
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