2020年5月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
5月20日は「森林の日」でした。「森林」の中に「木」の漢字が5つ入っていることから、そして「森林」の総画数が20であることからこの日に制定されたそうです。綺麗な由来ですね!
それにちなみ、今週のカケレコFBでは<森林の中にいるような気分になるアルバム>をスタッフがピックアップしてまいりました!
まずはJETHRO TULLの78年作11th『逞しい馬』。
JETHRO TULLといえばイアン・アンダーソンを筆頭に全員が木こりのような恰好をしているイメージがありますよね。
『逞しい馬』の前作にはそのまま『神秘の森』というタイトルのアルバムもあるのですが、この『逞しい馬』も前作同様フォーク/トラッド要素を多く取り入れたナチュラル・テイストたっぷりの隠れた名作。
ハードな要素はあまりなく、フォーキーに掻き鳴らされるアコギ、軽やかなフルート、そしてイアン・アンダーソンの牧歌的な歌声によるアンサンブルは豊かな木々と土の香りが漂ってくるよう。
ジェスロ・タルといえば『アクアラング』や『ジェラルド』・・・という方にも是非聴いていただきたい心安らぐ一枚です。(増田)
今日選んだのは、ジェネシスの70年作2nd『TRESPASS(邦題:侵入)』。
ドラマティックで幻想的なサウンドが並び、初期ジェネシス・サウンドの礎を築いたと言える作品です。その中から「Dusk」をピックアップ。ゆったりとした叙情的なメロディ、12弦ギターの煌めく音、抑えめのヴォーカルと淡いコーラスやフルートが、森の奥深くの静かで神秘的な雰囲気に特にぴったりです。そして続くアグレッシブな「The Knife」でのラスト…圧巻です。(青山)
最後の一枚はちょっぴりマイナーどころから、その名もずばりFORESTの69年1st『Forest』をピックアップ。
ジャケットからは薄暗い森の奥で響くような神秘的なサウンドが予想されますが、実際は木漏れ日が溢れる森の情景がイメージされる牧歌的で楽しげなフォーク・ロックです。
マンドリンやハーモニカ、各種の笛が賑々しく鳴らされ、12弦ギターの音色が輝き、ヴォーカルが良い具合に力の抜けた歌唱を乗せるサウンドは、とにかく「自然体」な響きを持っていて心地良いんですよね。
イギリス片田舎の森でこんな音が聴けたら最高だろうなぁ。(佐藤)
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