2020年4月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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スタッフ佐藤です。
カケレコの中古棚で見つけたマイク・オールドフィールドの『クライシス』、久々に聴きたくなって昨日自宅でかけていたのですが、やっぱり名盤ですね~。
初期から培ってきた緻密に織り上げるプログレらしい大作主義サウンドと爽やかなポップセンスが見事に一体となっていて、とにかく心地よく広がる音世界に時間を忘れてしまいます。
今回はそんな『クライシス』にも負けない、プログレとポップをハイレベルに融合したスタイルの作品を探求していきたいと思います♪
初期からの持ち味である雄大かつ英国的な大作を聴かせつつも、無欠のポップ・チューン「ムーンライト・シャドウ」に代表される軽やかなポップ・センスが完全開花した傑作。これをプログレ・ファンだけのものにしておくのは惜しすぎる!
続いても英国より、20分超の大作も含むプログレmeetポップなアルバムをご紹介。
ヒプノシスによるジャケの中でもインパクトは最高峰!? モダン・ポップ的煌びやかさとプログレの構築性を、クイーンばりのコーラスワークでつなぎ合わせたって感じの素晴らしき英ニッチ逸品。
イギリスを出て、ヨーロッパから探してみましょう♪
パイロットやELOやXTCばりのビートリッシュなポップ・センスに、ジェネシスやジェントル・ジャイアント的なクラシカルな気品を加え、イエスばりのエッジとスピード感を注入!?FOCUSに次ぐダッチ・プログレの雄、75年作3rd!
北欧フィンランドにはこの愛すべきグループがいましたっ!
北欧のビートルズ!?いや、カンタベリー風味もあるぞ!?おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンドという形容がぴったりハマるグループですよね。人懐っこいメロディがもうたまらん!
アメリカからは、とっておきのマイナー盤をピックアップしちゃいましょう!これ、結構ビックリしますよ☆
YESの構築性 + GENESISの叙情美 + CAMELのマイルドさ + GENTLE GIANTばりにフックを効かせた変拍子。この米プログレ、この完成度で自主制作盤なの!?
ラストは新世代バンドからのイチオシをチョイス。70年代ファンもニンマリのサウンドですからご安心を!
XTC~スタックリッジ~キャラヴァン~10ccから影響を受けたって…最高じゃないか。憧れのグループたちのサウンドを素直に吸収して雑味なく練り上げたような何とも素敵なプログレッシヴ・ポップ作です!
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魅力的なモダン・ポップ/ニッチ・ポップを聴かせるのは何も英国のバンドばかりではありません。英国勢を手本として時にその国ならではの要素も組み入れた、各国のモダン・ポップ/ニッチ・ポップを見てまいりたいと思います♪
多重録音という言葉が既に死語となりつつある現代においてさえ強烈な存在感と圧倒的な完成度を誇るイギリスのマルチ・プレイヤーの83年作。MIKE OLDFIELDの作品の中でも、プログレッシブ・ロックという枠を超えて広く聴かれるべき名盤であり、MIKE OLDFIELDらしい大曲「Crises」に始まり、RENAISSANCEのAnnie Haslamなど多くのアーティストにカバーされている非常にポップな名曲「Moonlight Shadow」、YESのJon Andersonのボーカルによる「In High Places」など、当時のAOR風味を適度に織り交ぜながらも、MIKE OLDFIELDらしい爽やかなサウンドで聴かせています。
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