2020年4月2日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
どんな楽曲もその伸びやかな歌声で自分のものにしてしまうリンダ・ロンシュタット。まさに「ウエストコーストの歌姫」ですよね!
自身が作詞作曲をするわけではないものの、いち早く新進のシンガー・ソングライター作品を取り上げ、選曲センスが光る名盤を多く残しています。
今回は、リンダ・ロンシュタットの次に聴きたい、西海岸の女性シンガーの作品をピックアップいたします。
まずは一曲。
♪LINDA RONSTADT「Long Long Time」
いやはや。胸がいっぱいです。
さあそれでは、カケレコ棚へまいりましょう!
リンダ・ロンシュタットの声質に似ているアーティストがいましたよ。
カリフォルニアで生まれたSSW、パメラ・ポランドの72年作です。
ソフト・サイケ・デュオ、GENTLE SOULの活動でも知られている彼女。
リンダ・ロンシュタットをパワフルにしたような、しなやかな美しい歌声!一人の自立した女性のドラマを見ているかのようです。
リンダ・ロンシュタットが多く楽曲を取り上げたアーティストにジミー・ウェッブがいますが、こちらはその妹です。
ジミー・ウェッブの妹、スーザン・ウェッブの唯一作。
可愛らしく透き通った歌声と、ゆったりとしたバラードが相性抜群です。
次は、あの有名シンガーのお姉さんです。
リタ・クーリッジの姉であり、夫はブッカー・T・ジョーンズで、スワンプ・ファンに人気の女性SSW71年作。
音の隙間から旨味が溢れるタメのきいた芳醇なアンサンブル、艶っぽくしっとりとエモーショナルなプリシラのヴォーカル。
スワンプ・ロック、サザン・ソウルのファンには言わずもがなの名作!
続きまして…リンダ・ロンシュタットが個性的美女としたらこっちは正統派美女、なシンガー。
「奥様は魔女」などの女優としても知られるシンガー、ペギー・リプトンの68年作。
まろやかなボーカルと、上品な管弦楽のアレンジがたまらなく気持ち良いです。
プロデューサーはLOU ADLER、HAL BLAINE率いるレッキング・クルーの面々にCAROLE KING率いるCITYの3人、そしてストリングスはMARTY PAICH。当時の西海岸ポップスの最高の布陣がバックアップしている極上の一枚です。
次は、なんとローウェル・ジョージがプロデュースした、瑞々しいSSW作品。
LAで活動した女性SSW、トレット・フューリー。
リトル・フィートのローウェル・ジョージのプロデュースで録音され、73年にリリースされたデビュー作です。
トレットの陰影に富んだジェントルなヴォーカルが美しいです。リトル・フィートのメンバーも参加しており、グルーヴ感こそ無いものの、ビル・ペインのピアノなどが作品に奥行を与えています。
こちらのプロデュースは、イーグルスのドン・ヘンリー。
ウエストコーストの女性SSW、グレンダ・グリフィス、77年の唯一作。
プロデュースはドン・ヘンリー自身が担当し、キャロル・キングをはじめ、ウェストコースト・オールスターと言えるゲストが非常に豪華です。
いかがでしたでしょうか。伸びやかで温かい歌声に、心がほぐされていきますね!
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定価1996
盤質:全面に多数傷
状態:良好
帯有
ケース不良、盤に研磨跡あり、帯はケースに貼ってあります、帯に若干経年変化あり、ケースにヒビあり
ソフト・サイケ・デュオ、ジェントル・ソウルで一枚だけ作品を残し、またバーズ「タルサ・カウンティ」の作者としても知られる米カリフォルニアのSSW、72年1st。リンダ・ロンシュタットをパワフルにしたようなしなやかな美しい歌声が素晴らしく、ときにこぶしを効かせてエモーショナルに、ソウルフルに歌っています。シンプルで胸に迫る楽曲がピアノを基調としたバンド・サウンドによって大らかに響き渡ります。
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