2020年3月31日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: ブルース・ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
本場米国ブルースへの憧憬から発展したブリティッシュ・ブルース・ロック。本日はそんな英国産ブルース・ロックのニッチな名作をご紹介いたしましょう~。
まずは英三大ブルース・ロック・バンドの一つ、CHICKEN SHACKの名盤68年作。スタン・ウェッブの鋭く切れ込むギターの格好良さと来たら!フレディ・キングやバディ・ガイのカバーなど、本場ブルースへのひたむきな想いが伝わってきますよね。クリスティン・パーフェクトの姐御なヴォーカルにもやられます!
バンド名にも米国ブルースへの憧憬が現れている英国の好バンド。シカゴ・ブルースを土台に、英国らしい哀愁やリリシズムを加えたスケールの大きな作風を確立したいぶし銀の名作。痛快なジャケはヒプノシス!
英国アンダーグラウンド・ブルース・ロックの雄といえばこのJOHN DUMMER BLUES BAND。DAVE KELLY在籍のファーストは得意のうねるスライド・ギターが炸裂したグルーヴィなブルース・ロックの名盤!
こちらはクリムゾンを去ったメル・コリンズ、ボズ・バレル、イアン・ウォーレスらが英ブルース・ロックの総帥アレクシス・コーナーと組んだ唯一作。クリムゾン色は全くありませんが、グルーヴィーで味わい深い米憧憬サウンドが楽しめる作品!スティーヴ・マリオット、マイク・パトゥ、オリー・ハルソールなどゲストも超豪華。
アビーロード・スタジオにあまりブルース・ロックのイメージはありませんが、こんな作品もレコーディングされていたんですね。後にパブ・ロック・シーンで活躍する名手デイヴ・エドモンズ率いるバンド、68年作1st。
MARK-ALMONDやRIFF RAFFで知られる名key奏者によるくすんだハモンド、ブルージーかつクールに切り込むギター、ヘヴィなドラム、いぶし銀のヴォーカル…。男の色気に溢れた絶品英国ブルース・ロック。Vertigoオルガン・ロックのファンも是非。
キレのあるギターに哀愁のヴォーカル、ブルース・ハープも大活躍。後にJUICY LUCY~SNAFU~WHITESNAKEで活躍するギタリスト率いるマイナーな英ブルース・ロック・グループなのですが、ブルージーな英ロック・ファンにはかなりオススメです~。
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フリートウッド・マック、サヴォイ・ブラウンと並び英ブルース・ロックを代表するグループ、記念すべきデビュー作。リーダーStan Webbによる攻撃的に切り込むギター、Andy Silvesterのグルーヴィーなベース、そして紅一点Christine Perfectによる芳醇かつ繊細さの残るヴォーカルやピアノが織り成す、哀愁に満ちたブルース・サウンドは絶品。
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