2020年2月28日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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スタッフ佐藤です。
ただ今カケレコ棚には、メジャーどころからマイナー作品までブラス・ロックのCDがたっぷり。
というわけで本日は米英ブラス・ロックに注目して作品を取り上げてまいりましょう☆
まずは、
シカゴやBS&Tと並ぶブラス・ロックの名グループ。何と言っても4本のトランペッターが強烈で、これでもかとアグレッシヴに吹いて吹いて吹きまくって、もう最大瞬間風速凄まじすぎ・・・。
70年ワイト島フェスでも好演した英ブラス・ロック・バンドと言えば?このオープニング・ナンバーの熱気ときたら! 引きずるようなギター・リフとリズム、強烈なエネルギーを放つブラス、そして熱唱ダミ声ヴォーカル!ただただ、圧巻・・・。いきなりキレ味鋭く畳みかけるキメのパートも悶絶。
ジャニスを思わせるソウルフルな女性ヴォーカルに切れ味たっぷりのブラス、ジミ・ヘンばりのファズ・ギターが炸裂!この米ブラス・ロック、はちゃめちゃに格好いいです。
絞り出すようなヴォーカルにどこか気品あるブラス・セクション。明るさよりも陰影と叙情に富んだ哀愁のジャズ・テイスト、これぞ英国ブラス・ロック。
グランド・ファンク・レイルロードを解雇されたプロデューサー&マネージャーが設立したレーベルの第一弾。発禁ジャケで相変わらずお騒がせですが、サウンドは最高に痺れるブラス・ロック!
ジャジーなブラスをフィーチャーしつつ、ジェントルなヴォーカルやメロウなアコギなど品のある叙情性もたっぷり。英国的な魅力が詰まった本格派ブラス・ジャズ・ロック。
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英ブラス・ロック/ジャズ・ロック・グループ。DERAM NOVAレーベルより69年にリリースされた1st。サックスをフィーチャーしていますが、アンダーグラウンド臭は無く、60年代的なポップなメロディーと品格あるアコースティック・ギターによるメロウなサウンドが持ち味。穏やかさの中にもサイケやジャズのテイストが漂うサウンドは、ピンク・フロイドのアコースティカルな楽曲とも通じる魅力があります。
米オハイオ出身の10人編成のブラス・ロック・バンド。グランド・ファンク・レイルロードのプロデューサー&マネージャーで、バンドとのゴタゴタで訴訟問題にまで発展し解雇されたテリー・ナイトが設立したBrown Bag Recordの第一弾としてリリースされた72年のデビュー作。ソウル・フレイヴァーたっぷりにシャープにしなるギター、ブイブイとむせぶホーン・セクション、タイトでエネルギッシュなリズム・セクション、淡いトーンのハモンド・オルガン。初期シカゴを彷彿させる熱気ムンムンのブラス・ロックを聴かせています。メンバーは平均20歳にも満たない若手だったようですが、そうは思えないコクのあるアンサンブルが印象的。ホーンはバッキングだけでなく、ソロも取っていて、オープニングの熱いサックスのリードはかなりカッコ良し。ブラス・ロックのファンにはたまらない好盤です。
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