スタッフ佐藤です。
生粋のプログレ・ファンを自認するスタッフ佐藤ですが、一番根っこにあるのはビートルズなので、やはり良質なメロディに恵まれたポップなサウンドに惹かれます。
それがプログレの中で聴くことが出来ればベストです。
というわけで、そんな欲求を満たしてくれるポップ・フィーリング溢れるプログレ作品を取り上げてみたいと思います!
サイケデリック・ジャズ・ポップと言うべき前代未聞のサウンドを繰り広げるのがこのデビュー作。ワイアット、エアーズ、ラトリッジのトリオって、クリームにも負けてない気がするし、そうすると、史上最強のトリオって言っちゃっても過言じゃないのでは?68年の音とは思えないこの屈折感と洒脱な遊び心に満ちたサウンドはただただ驚きですね!
プログレ・ファンとしてメロトロンを使っているとやっぱりビビッと来ますね。それにしても、これほどの轟々たるメロトロンをこのポップフィーリング溢れる楽曲の中で鳴らしてしまうとは。圧倒的な才能とセンスがみなぎるニッチポップ名盤ですね☆
元GENESISのギタリストによる、美しく幻想性あふれる一枚。トラッドのピリッとした緊張感があった前作から一転、まるでメルヘンなおとぎ話の世界へ誘われるかのようにポップで柔らかなサウンドが繰り広げられる愛すべき一枚です。
73年に名作を残したCIRKUSのメンバーが全面参加した幻の英プログレ・ポップ作。メロトロンも用いながらシアトリカルかつエネルギッシュに進行する色彩豊かなサウンドが心地よい!
哀愁のナンバーから明るいポップなナンバーまで、人生における喜びと悲哀が滲みだしているようなイタリアン・ロック不朽の名盤がこちら。何と言いますか、結局音楽ってこういうことだよなぁ、という素朴で原初的な感動があるんですよね。生涯の一枚です。
YESの構築性 + GENESISの叙情美 + CAMELのマイルドさ + GENTLE GIANTのようなフックを効かせた変拍子、そしてたっぷりのポップ・フィーリング。なに!? これ、自主制作なの!?
SUPERTRAMPやSTYXやELOやPILOTが好き?なら、このバンドも要チェック!ビートリッシュなメロディや気品たっぷりの管弦楽器アレンジがどこまでも瑞々しい、米プログレ・ポップ18年作!
こんな新鋭もおります。英国プログレやSTEELY DANに影響を受けたアメリカの新人バンド!ヴィンテージなオルガンやエレピ炸裂するグルーヴィーなポップ・ロックが実に良いなあ。DANに加え後期CARAVANあたりも思わせる、洒脱で温かみあるアンサンブルが楽しめます!
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後にTHE SPIDERS FROM MARSに参加することとなるDave Blockが在籍したグループであり、非常にポピュラリティーのある楽曲とプログレッシブな感性を絶妙に同居させた稀有の音楽性で名盤を作り上げたイギリスのプログレッシブ・ポップ・ロックグループの75年作。その音楽的な骨格はプログレッシブ・ロック版THE BEATLESなどと言われる通りキャッチーなポップ・ロック・サウンドですが、プログレッシブ・ロックとしての旨みはDave Blockのワイルドなギター、そしてキーボードのJohn Cookによるオルガン、メロトロンの洪水にあると言えるでしょう。適度に英国然とした湿り気と叙情を帯びている点も魅力的であり、プログレッシブとポップという相容れにくい要素の融合を果たした名盤です。
オリジナル・マスター・テープからの2015年デジタル・リマスター。シングル・バージョンや別バージョンや未発表曲など6曲を収録したボーナスDISC付きの2枚組
現行イタリアン・ポップスの礎を築いたLucio Battistiのバック・バンドとしてその歩みを始め、彼のプロデュースでデビュー。サイケデリックな質感を残したへヴィー・ロック・サウンドを放ち、シンフォニック・ロック、メロディアスなボーカルを中心にした普遍的ロックの境地へとシフトして行ったグループの74年4th。MogolのプロデュースでLucio Battistiが直接関わっていない本作は、前作での路線変更により急成長を遂げた彼らの代表作として名高い名盤。前作よりもプログレッシブ・ロック然としたサウンドが後退した代わりにポップでメロディアスなボーカルナンバーが充実し、とにかくどこまでも溢れ出るイタリア叙情に心震える傑作となっています。
元GENESISのギタリスト、Anthony Phillipsによる78年作、ソロ2枚目。Rupert Hineがプロデュースを担当、ゲストに元KING CRIMSONのMichael Giles(DRUMS)、Mel Collins(SAX)、元CARAVANのJohn G.Perryを迎えて制作されています。内容は初期GENESISを彷彿させる繊細なギター・アルペジオが印象的なヴォーカル・アルバム。Peter Crossのアルバム・ジャケットの如く、メルヘンチックな世界観を楽しむことが出来ます。タメの効いたリズム、ジェントリーなヴォーカルの裏で様々な表情を見せるギター・アルペジオが美しく響く幻想的なアンサンブル。優しいメロディーを奏でるサックスも素晴らしい。Michael Gilesもクリムゾン時代の存在感と比べると大人しいですが、「Pulling Faces」ではアグレッシヴな叩きっぷりを堪能出来ます。ヴォーカルにフォーカスしている分、彼のメロディー・メイカーとしての才能がより浮彫になっています。プログレッシヴ・ロック・ファンのみならず、メロウな英フォークが好きな方にもおすすめです。
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