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パワー・トリオ選手権!

こんにちは。スタッフ増田です。

クリーム、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス、ブルー・チアー・・・何の因果か、ハード・ロックやヘヴィ・メタルの礎を作り上げたとされるバンドはトリオ編成が目立ちますね。

バンドとして最小単位(2人組バンドもいるにはいますが)だからこそ各楽器が最大級の音を出し、最大限にぶつかり合うハード・ロック・トリオ、通称「パワー・トリオ」。今回はそんなトリオ編成によって生み出された名盤を辿ってまいりましょう。

クリーム/カラフル・クリーム(1967)

エリック・クラプトン&ジャック・ブルース&ジンジャー・ベイカーによる最強トリオ。ジャズやサイケ、ブルースを飲み込んだ強靭なインスト・バトルにキャッチーなメロディ。ハード・ロックの原型を築いた歴史的名盤!

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ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス/アクシス: ボールド・アズ・ラヴ(1967)

米国からやってきた天才黒人ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスが英国人のノエル・レディング&ミッチ・ミッチェルと組んだ歴史的トリオ・グループ。ジミヘンの圧倒的ギター・プレイに耳を奪われがちですが、それをパワフル&グルーヴィーに支えるベース&ドラムの腕もかなりのものですよね。

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BLUE CHEER/VINCEBUS ERUPTUM(1968)

HR/HMの源流の一つともされる、轟音渦巻くヘヴィ・サイケ大名盤。野太いベースにドラムがズシズシ響き、ファズ・ギターがうねる。68年とは、トリオとは思えないものすごい音圧!

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ガン/悪魔天国(1969)

サイケデリック・ロックをラウド化し、さらにプログレッシヴ・ロックへの流れとも呼応した荘厳なサウンドは、69年とは思えない完成度。英国ハードの歴史を紐解く上での重要性はツェッペリン1stにも匹敵する元祖英ハードの名作!

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SIR LORD BALTIMORE/KINGDOM COME(1970)

ニューヨークはブルックリン出身の轟音ハード・ロック・トリオ、70年のデビュー作。サバスを凌駕するヘヴィネスとガレージ・サイケ由来の初期衝動・・・こちらも元祖HR/HMとして外せない大名盤!

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GRAND FUNK RAILROAD/SURVIVAL(1971)

米国ハード・ロックを代表するトリオと言えばグランド・ファンク・レイルロード。こちらの4thは彼らの作品の中でも特に硬派でブルージーな一枚ですね。一切の無駄を省いた3ピースによる力強く生々しいアンサンブルが楽しめる好盤。

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ベック・ボガート&アピス/ベック・ボガート&アピス(1973)

言わずと知れたギターの名手ジェフ・ベックと、ヴァニラ・ファッジ~カクタスで活躍した「米ロック界最強のリズム隊」ボガート&アピスが73年に残したアルバム。その化学反応たるや・・・凄まじすぎ!

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ZZトップ/皆殺しの挽歌(1979)

69年から現在まで同メンバーで活動する、テキサス出身の名ハード・ロック・トリオ。豪快でブルージーな中にもどこか捻ったユーモアが炸裂していたり、メンバー全員がサックスを吹いていたりと、彼ららしい独特のサウンドが楽しめる79年の代表作。

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RUSH/PERMANENT WAVES(1980)

カナダが誇る偉大なるプログレ・ハード・トリオといえばRUSH。ツェッペリン・スタイルの直球ハードでのデビューから、SFをモチーフにしたコンセプチャルなプログレ色を増しながら、さらに全米に轟くキャッチーなメロディという武器も手に入れた80年の名盤!

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ここからはちょっぴりニッチなパワー・トリオ作品をご紹介してまいります。

WEST BRUCE & LAING/WHY DONTCHA(1972)

元クリームの天才ベーシストのジャック・ブルース、米ハード・ロックの雄マウンテンのレスリー・ウェスト&コーキー・レイングによる英米混声スーパー・トリオ。リリース時は高く評価されなかったようですが、ツェッペリンやジェフ・ベック・グループとタメを張れる重量級ハードの名作ですよ!

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ベイカー・ガーヴィッツ・アーミー/エリジアン・エンカウンター(天上の戦い)(1975)

こちらはクリームのジンジャー・ベイカーとGUNのエイドリアン&ポール・ガーヴィッツ兄弟による夢のトリオ。ガーヴィッツ兄弟による鉄壁のアンサンブルに、あのベイカーのドラムが暴れまくるときたら、もう!

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TOAD/TOAD(1971)

カエルジャケが世界にどれだけあるのかは知りませんが、インパクトではNo,1ではないでしょうか。当時「クリームの再来」とも謳われたというスイスの名ハード・ロック・グループ!

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SPEED GLUE & SHINKI/EVE(1973)

こちらは日本発のパワー・トリオ。といってもメンバー3人共が混血という出自なのですが、それを除いてみてもある意味で日本人離れした、ケタ外れにヘヴィ&ブルージー&スモーキンなサウンドが飛び出す名盤。70年代初頭にしてこの本格感ぷんぷんのサウンドは驚異的です…。

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BADGE & COMPANY/BADGE AND COMPANY(1977)

原盤は激レアとして知られるオクラホマのブルース・ハード、77年唯一作。トリオ編成だけど2本のギターが録音されていて、バッキバキに歪んだ2本のギターが絡み合って炸裂してもうカッコ良し!

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GUNNAR GRAPS & ORNAMENT/RAHATUVI

最後はなんと70年代エストニアの伝説的ハード・ロック・トリオ。ツェッペリンも思わせるブルージーな演奏を土台に、イタリアン・ロック彷彿のダイナミックさ、説得力あるエストニア語のヴォーカルを乗せた、哀愁ハード・ロック・ファンには堪らぬ逸品!

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