2019年12月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,雑誌連動
こんにちは。スタッフ増田です。
今月発売のレコード・コレクターズ1月号掲載の『ザ・ビートルズの遺伝子』特集、皆様もうお読みになりましたか?
掲載楽曲の収録作品はこちら↓でお探しいただくとして、
今回はカケレコ棚のからビートルズの遺伝子を継いだイチオシの作品をご紹介いたしますよ~。
英国のグループながら、なぜかフランスでしかリリースされなかった幻の73年作唯一作。
ハートウォーム&スウィートなヴォーカル、憂いいっぱいのキャッチーなメロディ。ジョージやバッドフィンガーのファンは胸キュン必至!
ビートルズ~ELO~10ccの流れを受け継ぐ英国はバーミンガム出身のポップ・バンド。75年のデビュー作!
10ccやコーギスやパイロットやアラン・パーソンズ・パイロットあたりが好物な方には間違いなくオススメ!
次は米国。これはビートリッシュなニッチ・ポップのファン必聴!
エッジの立ったギターに管楽器がブイブイと彩る、オープニングのパワー・ポップ・ナンバーからビートルズ遺伝子が溢れてますね。
後期ビートルズへの、ナッシュビルからの回答!?
ポール系というとエミット・ローズなどポップな作品が多いですが、こんな風にロックン・ローラーなポールを思わせる作品はありそうでなさそうな感じ。
コロラドはボルダーのニッチなパワー・ポップ・バンドPROMISEはご存知?
バッドフィンガー、ビッグ・スター、ラズベリーズ、チープ・トリック、エミット・ローズあたりのファンはグッとくること間違いなし☆
いきなりアジアに飛びまして、こちらはマレーシアのビートルズ!
ジャケのレスラーのようなメンバー写真からは想像できない美しく繊細なメロディとハーモニーにびっくり!
こちらはスウェーデンのグループの93年作なのですが、ビートルズとドゥーム・メタルとアヴァン・プログレが出会ったらって感じ!?
ポップで強靭なアンサンブル&ハラハラするような偏屈精神全開の展開が堪らない…。MATS/MORGANの2人も参加!
最後は80年代に結成された米国プログレ/パワー・ポップ・ユニットの18年作。
ビートルズ~スーパートランプやSTYX~ジェリーフィッシュの流れを継ぐ瑞々しさ全開のアンサンブルがいいなあ。「Eleanor Rigby」直系の弦楽器が活躍するバロック・ポップ・ナンバーをどうぞ!
ビートルズ遺伝子をまだまだ探求したい!という方は、こちらのジュークボックスも是非!
マレーシアのグループ、74年リリースの唯一作。ライナーには、ペルーのWe All Togetherに似ていると書いてありますが、確かにその通り。ビートリッシュな美しくリリカルなメロディー、甘美なヴォーカル&ハーモニー、ストリングスが彩るドラマティックなアレンジは、その手のサウンドが好きな方は卒倒ものでしょう。全曲英語。ビートルズの遺伝子を受け継いだ偉大な一枚。
イギリスのグループながら、フランスでしかリリースされなかった幻の作品。仏EMI COLUMBIAからの73年の唯一作。ジョージ・ハリスンを彷彿させる柔らかなアコギとスライド・ギター。そこに絡む、ハード・エッジなグッとくるエレキ。そして、ハートウォーム&スウィートなヴォーカル、憂いいっぱいのキャッチーなメロディ、豊かなハーモニー。バッドフィンガーあたりのビートリッシュなバンドが好きなら、間違いなく胸キュンしてしまうでしょう。ストリングスのように鳴らされるメロトロン、リリカルなリコーダー、格調高いハープシコードによる気品あるバラード、バッドフィンガーばりのパワー・ポップもまた魅力。ビートリッシュなバンドのファンから、フェアフィールド・パーラーやムーディー・ブルースあたりのポップな英ロック/プログレのファンまで、これはかなり掘り出し物の好グループ。いいです!
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