VICP61402(VICTOR) 【2001年発売CD】
紙ジャケット仕様、20bit K2 SUPER CODING、デジタル・リマスター、内袋付仕様、定価2400+税。
これほどの轟々たるメロトロンをこのポップフィーリング溢れる楽曲の中で鳴らしてしまうとは。圧倒的な才能とセンスがみなぎるニッチポップ名盤ですね☆
後にTHE SPIDERS FROM MARSに参加することとなるDave Blockが在籍したグループであり、非常にポピュラリティーのある楽曲とプログレッシブな感性を絶妙に同居させた稀有の音楽性で名盤を作り上げたイギリスのプログレッシブ・ポップ・ロックグループの75年作。その音楽的な骨格はプログレッシブ・ロック版THE BEATLESなどと言われる通りキャッチーなポップ・ロック・サウンドですが、プログレッシブ・ロックとしての旨みはDave Blockのワイルドなギター、そしてキーボードのJohn Cookによるオルガン、メロトロンの洪水にあると言えるでしょう。適度に英国然とした湿り気と叙情を帯びている点も魅力的であり、プログレッシブとポップという相容れにくい要素の融合を果たした名盤です。
77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!
3,290円(税込3,619円)
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1. アクロバット |
2. ウィンド・クラウド |
3. アイ・ビリーヴ・イン・ユー |
4. ラスト・リクエスト |
5. イン・ザ・ウォー |
6. テイク・イット・アウェイ |
7. エンド・オブ・ジ・アフェア |
8. オーガスト・キャロル |
『サージェント・ペパーズ』に触発され制作されたストーンズ初のコンセプト作、サイケデリックな67年作
シンセ、メロトロン、ダブルネックの12弦などを駆使し、レゲエやファンクにも挑戦するなどサウンドの幅が更に広がった73年作5th、ジョンジーのカラーを反映した深遠な「No Quarter」も印象的
72年発表4th、「Watchers Of The Skies」「Supper's Ready」などの代表曲を収録
最古のプログレ・バンドとされる英国の名グループ、全米2位/全英1位を獲得した文句なしの代表作71年6th!
緩急自在のツイン・キーボードを特徴とする英国叙情溢れるプログレ・グループ、73年作2nd
英叙情派ヘヴィ・プログレ・バンド、73年2nd、旧邦題「紅薔薇刑」
「トリプル・メロトロン」でお馴染みの叙情性溢れる英国ロック秘宝、71年作
サイケ・ポップ・グループKALEIDOSCOPEを前身とするグループ、70年作、リリカルすぎる英国ロックの必聴傑作!
67年発表、オーケストラやメロトロンが彩る一大コンセプト・アルバム、世界的なヒットとなった代表曲「サテンの夜」収録
69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループ、記念すべき70年デビュー・アルバム!
孤高の詩人ピーター・ハミル率いる英国プログレ史上の名バンド、彼らの最高傑作に推す声も多い71年作4th
72年発表、44分の大曲一曲のみが収録された異例の内容ながら、見事バンド初の全米1位に輝いた傑作コンセプト・アルバム!
これぞ英国ロックという叙情性と哀愁が溢れ出す、72年発表の最高傑作!
72年作5th、緊張感、幻想美、構築性、ダイナミズム、超絶技巧!これぞプログレと言うべき要素が詰まった超傑作!
溢れんばかりの英国叙情に満たされた73年リリースの5th、これぞ初期GENESISの魅力が凝縮された大名作!
ジェネシス在籍中にリリースされた75年1stソロ、初期ジェネシスの幻想的なパートだけを抽出したような珠玉のシンフォニック・ロック名作
73年発表、ロックの歴史に燦然と輝く世紀の名盤!
ポール・ギャリコ「白雁」をモチーフにリリカルかつイマジネーション豊かに綴られる、一大コンセプト・アルバム傑作、75年発表
クリサリス移籍後の第1弾アルバムで、アメリカでもヒットした75年の代表作7th、複雑怪奇さとキャッチーさを奇跡的バランスで両立させた大名盤!
ベスト選曲と言える76年発表のライヴ作
77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!
英国プログレのトップ・ミュージシャンたちが集結したスーパーグループ、クリムゾンの緊密なテンションとイエスの雄大なファンタジーを合わせたような78年発表1st!
秋晴れにぴったりの英ポップ、キャッチーなプログレをセレクト!
気持ちのいい秋の空にぴったりのニッチ・ポップやキャッチーなプログレを世界中からピックアップ!
ケストレルの1975年唯一作『ケストレル』 - MEET THE SONGS 第166回
75年にリリースされたニッチ&プログレッシヴなブリティッシュ・ポップ名作、ケストレルの唯一作『ケストレル』をピックアップ。
夏、秋、冬とお送りしてきた季節別プログレセレクション。今回は、春を感じさせるプログレ作品をセレクションしてまいりますよ。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯中央部分に色褪せあり、カビあり
これほどの轟々たるメロトロンをこのポップフィーリング溢れる楽曲の中で鳴らしてしまうとは。圧倒的な才能とセンスがみなぎるニッチポップ名盤ですね☆
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ケストレルを年越しに使う提案(7 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
大晦日前に大掃除をして、まだ年越しには早いし、何か自分にご褒美を、という時間に最適なアルバムを。(ちょっと無理くりです。)しかし、わたしはこの偉大な音を聴くにつれ、音楽からご褒美をいただいているような敬虔な思いにとらわれるんです。75年にリリースされておりますけれど、当時の音楽雑誌にはケストレルに関する記述を見たことがありません。今でこそプログレ必須盤なのでしょうが、そんなものです。むしろ時代を超える途切れないメロディの洪水がこのアルバムの価値です。
エソテリック盤のライナーによれば、レーベルも担当者もこのタイプの音に無理解で、ツアーをしたこともないとか。イエスやジェネシスのオープニング・アクトがケストレルの唯一のプロモーションだったそうです。そればかりか、一世一代に歌い上げるボーカルが実はキーボード・プレイヤーだとか、キーボードはケストレルのファンの一人が加入して務めているとか、書いてあります。キース・ムーンがフーに加入した逸話にそっくりです。
プログレッシブ・ロックのプロのリスナーのかたが初めて聞いたら、しばらく他のバンドが聴けなくなるぐらいの衝撃度合いだと思います。特に「アクロバット」が。ギターのデイブ・ブラックが曲を書いていまして、わかりやすいメロなのに全然手垢にまみれていません。何度聴いても新鮮なばかりか、そのまま歌い続けて風呂に入って出てきてもまだ歌い続けてしまう始末です。またギターもベースも味があっていいのです。最後の曲では巨大なメロトロンが突如立ち上がり、一世一代のブラックのギター・ソロです。この破壊力、カタルシス。安心して新年を迎えることができるでしょう。
プログレ・ポップの名作(4 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
KESTRELの唯一作で、プログレ・ポップの名作・・・と書き始めてふと思ったのだが、このメロディアスで親しみのあるサウンドと優しいヴォーカルの声質を考えれば、「プログレ」の冠を外して、単純に「名作」と呼んでいいのではないだろうか。
75年はプログレ・バンドがデビューするには遅すぎたけれど、今聴いても耳馴染みの良いメロディを書き上げたこのバンドが、何故この1作品のみで終わってしまったのかとても不思議。
そこには、メンバーの引き抜きなどの理由もあり活動期間は短かったようだが、タイミングが悪かったとしか思えない。
このふざけたジャケットも一因なのかもしれないけれど・・・。
ある時期まで再発されることもなく完全に忘れ去られてしまい、一時期は高額で取引されるコレクターズ・アイテムになっていたようだが、あらためて聴き直してみるとそれも納得がいく完成度だ。
しっかりとオリジナリティもあるし、メロディアスなサウンドに酔いしれていると、突然プログレ・モードで入ってくるオルガンやギターもカッコいい。
リズム隊もしっかりしているし、返す返すも1作で終わってしまったのが惜しい。
敢えておススメ曲を選ぶならば、メロディはもちろんコーラスも美しい1曲目と、初期クリムゾンさえも思わせるメロトロンが流れ出すラストだろうか。
まぁ、捨て曲はないのだが・・・。