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スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2020年1月~9月アーカイブ】

【8月30日~9月5日の3枚】

その1. ダルシマー/ターンド・アズ・ア・ボーイ(ダルシマー)

71年に発表された木漏れ日系ブリティッシュ・フォークの名作が、SHM-CD紙ジャケでリイシューされました。

グループ名にもなっているハンマー・ダルシマーはもちろん、マンドリン、グロッケンシュピールなどのアコースティック楽器のみで綴られるドリーミーなサウンドがとにかく素晴らしい。

彼方から響く男性ヴォーカルのコーラス・ワークや時折挿入される詩の朗読も、この夢うつつな音世界を美しく彩ります。

そのサウンドに浸りつつ、内容にこれ以上なくマッチするファンタジックなジャケットも堪能したい一枚です。

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その2. LOGOS/SADAKO E LE MILLE GRU DI CARTA

90年代半ばにデビューしたイタリアのシンフォ・グループがリリースした4thアルバム。

本作は小説『サダコと千羽鶴』を題材にしたコンセプト・アルバム。
『サダコと千羽鶴』は、広島平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルとなった原爆被爆者、佐々木禎子さんの伝記を小説として再編した、アメリカ人作家エレノア・コアによる作品です。

サウンド自体は、LE ORME、LATTE E MIELE、IL BALETTO DI BRONZOら先人を受け継ぐ、クラシカルかつほのかなダークさを孕んだキーボード・プログレ。
どっしりとタイトで安定感あるリズム・セクションを土台に、存在感あるつややかな音色でリードするシンセとクラシカルなハモンドのコンビネーションが疾走。哀愁のサックスも巻き込んで、ひたすらスケール大きく展開されるアンサンブルが見事です。

注目は21分に及ぶ表題曲。シンセが洪水のごとく流れ込む壮麗な演奏と切々としたイタリア語ヴォーカルによって紡がれる、もの悲しい叙情性とファンタジックな色合いが絶妙に溶け合った「光と影」を描くようなサウンドは、全盛期LE ORMEにも引けを取りません。

技巧が炸裂するようなパートはありませんが、表題曲を筆頭にテーマを丹念に描こうとする真摯な情熱が感じられる力作です。

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その3. CROSS/OPUS ELEVEN

スウェーデンの実力派シンフォ・グループによる11thにして最終作。

良質な北欧プログレ・グループを数多く輩出したPROGRESSレーベルのオーナーでもあったリーダーHansi Crossが17年に病死。彼が生前に残した録音を元に、スティーヴ・ハケットのバンドやロイネ・ストルトとのAGENTS OF MERCY等で活躍するNad Sylvanのヴォーカルを加え、2020年に完成を迎えました。

力強いギターとつややかなキーボードがダイナミックに絡む「動」のパートと、繊細なヴォーカルがゆったりと哀愁のメロディを紡ぐ「静」のパート。両方を織り交ぜながら、幻想性たっぷりに展開していくシンフォニック・ロックは貫禄の一言。メランコリックでいて優美な叙情性を湛えたヴォーカルやシンセの旋律はもちろんのこと、一音一音を入念に奏でていくHansiのギター・サウンドが実に素晴らしく、遺作に相応しい心震わすアンサンブルを聴かせてくれます。

北欧シンフォニック・ロックの傑作です。

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【8月23日~29日の3枚】

その1. SWAPPERS ELEVEN/FROM A DISTANCE

英国プログレの大御所MARILLIONが主宰、勝者には彼らとのステージ共演の機会が与えられる「Swap The Band」コンテストで勝ち上がった3名によって結成されたプログレ・トリオ、20年デビュー作。

ゲスト・ミュージシャンにも歴代の「Swap The Band」参加者を多数招いており、期待通りMARILLION愛に満ちた珠玉のメロディアス・プログレを聴かせてくれます。

特にスティーヴ・ロザリーばりの美旋律でひたすら泣き続けるギターはかなりの腕前。

MARILLIONファンはもちろん要チェックの逸品となっています!

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その2. PIOTR DAMSE/INSIDE OUTSIDE

音楽教師でもあるというポーランド出身のマルチ・ミュージシャンによる20年デビュー作。

ヴァンゲリスを彷彿させるシンセ・ミュージックと、各地の様々な民族楽器を用いたワールド・ミュージック的センスが同居するユニークなスタイルが特徴です。

ひんやりとしたシンセサイザーと打ち込みドラムによる神秘的なインストを聴いていたかと思うと、バンジョーがリードする賑々しいトラッド、シタールとタブラが妖艶に揺らめく本格派インド音楽、果てはアルメニアの吹奏楽器ドゥドゥクがメロディアスに歌うたおやかなナンバーまでが次々と現れ、めくるめく音楽の世界旅行へと連れていかれます。

次はどんなサウンドが待っているのかと、思わずワクワクしてしまう一枚に仕上がっています。

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最後はカケレコ国内盤の最新リリースより、この名盤をご紹介いたしましょう!

その3. イン・スペ/イン・スぺ(ファースト)

現代エストニア最高峰の作曲家としてクラシックやオペラの分野で活躍するErkki-Sven Tuurが若き日に率いたシンフォニック・ロック・バンドの83年デビュー作。

キャメルを彷彿させるリリカルで叙情溢れるシンフォ・スタイルに、透明感ある音色で民族的フレーズを奏でるフルートとリコーダー、スペイシーなトーンで広がるシンセサイザーが繊細に重なり合い、独特の浮遊感がある神秘的な音世界を作り上げています。

一方でダイナミックに畳みかけるリズム・セクションとマイク・オールドフィールドを思わせるシャープでキレのあるエレキギターも随所でテクニカルに躍動。上記の繊細なタッチとの間に鮮やかな対比を生んでいるのも聴き所。

当時まだ音楽学校の学生だったErkki-Sven Tuurの非凡なセンスを早くも感じ取ることができる紛れもない傑作です。

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【8月16~22日の3枚】

その1. GARY BENSON/REUNION

ジョージィ・フェイムで知られる「Going Home」やオリヴィア・ニュートン・ジョンが取り上げた「Don’t Throw It All Away」などの名曲を生み、「英国のジミー・ウェッブ」とも称されるSSW。公式リリースされなかった幻の70年制作1stが初CD化されました。

1曲目「Seasons」から優雅なストリングスと優しく語りかけるような歌声が絡み合いロマンティックに押し寄せる名曲で、古き良き王道60’sポップスといった風情のサウンドは、ジミー・ウェッブとの比較にも大いに納得の出来栄え。

そんな中で聴きものはやはり「Going Home」のオリジナルver。ボサノヴァっぽいリズムで進行する洒落たサウンドはGeorgie版に共通しますが、より躍動感ある管楽器アレンジとメロウかつ伸びやかな歌声が印象的で、聴いていて思わずウキウキしてきます。

ジミー・ウェッブやバカラックのような60年代ポップス、そして米ソフト・ロック好きにも是非おすすめしたい一枚!

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続いてもBIG PINK新譜からの一枚をピックアップ。

その2. DADDY LONGLEGS/SHIFTING SANDS

アメリカ出身、ヒプノシスがアートワークを手掛けヴァーティゴよりリリースされた71年作『Oakdown Farm』でよく知られる、英国を拠点に活動した3人組フォーク・ロック・バンドの72年最終作4th。

コクたっぷりに転がるオルガンやピアノ、ソリッド&ブルージーなギター、ソウルフルかつちょっぴりルーズなヴォーカル。どことなく同時期のROLLING STONESに通ずる、ルーツ色全開のエネルギッシュなアンサンブルがたいへん良い雰囲気。

なおかつ英アングラ・シーンで人気を誇ったというだけあって、一筋縄ではいかないアレンジが所々に散りばめられているのも特徴的。ポコポコと鳴り響くパーカッションがサイケな浮遊感を生み出したり、淡く幻想的なフルートが舞い踊ったり、最終曲ではテリー・ライリーの「A Rainbow in Curved Air」のごとき色彩豊かな長尺オルガン・パートが繰り広げられたり…。

「イギリスのアメリカ」なサウンドが好きな方はもちろん、この時代の英アンダーグラウンド・ロックが好きな方にも是非チェックしていただきたい好盤です。

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ラストは、現オランダのプログレ・シーンで中核を担う名ギタリストが放った新作!

その3. EDDIE MULDER/BEYOND THE EYE

FLAMBOROUGH HEAD、TRION、LEAP DAYなど、キャメル系シンフォ・バンドの数々で活躍するオランダのギタリスト、1stソロより変わらぬアコースティック・ギター演奏を主役に据えた20年6th。

18年作と19年作はソロ・アコースティック・ギター曲に加えバンドによるシンフォニックな曲も入っていましたが、本作はソロ・アコギのみで綴られた珠玉の17曲を収録。

A.フィリップスやS.ハケットを彷彿させるリリカルで少し陰影あるタッチによる流麗な音運びは、一音一音に思わず聴き入ってしまうような深みある豊かな表現力を持ちます。

まるでクラシック・ギターの古典曲のような格式を感じさせるナンバーから、ハケットの「HORIZONS」あたりに通じるたおやかでほのかにファンタジックな美麗ナンバーまで、アコギ一本で情感豊かに紡がれる演奏がただただ素晴らしいです。

休日の午後にリラックスしてじっくりと耳を傾けたくなるような名品となっています。

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【8月9日~8月15日の3枚】

その1. HOMUNCULUS RES/ANDIAMO IN GIRO DI NOTTE E CI CONSUMIAMO NEL FUOCO

イタリアはシチリア島出身、2013年にデビューしたカンタベリー・フィーリング溢れるジャズ・ロック・バンドの20年作4thアルバム。

CARAVANに通ずる牧歌的なポップ・センス&HATFIELDを思わせる淡い叙情性にまばゆい地中海色が交わった、愛らしくも流麗に描かれるサウンドは本作も絶好調。

さらに本作ではキレのある変拍子やちょっぴり奇抜なムーグ・シンセの音色を効果的に散りばめ、甘く爽やかなポップさとスパイシーな実験性が代わる代わる顔を覗かせるユーモアたっぷりの音世界を繰り広げています。

この作風、Kevin Ayersのファンはかなりグッと来るはず…!

本作も文句なしにカケレコメンド!

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続いては、このたび初CD化された米ジャズ・ロック/フュージョンの逸品が再入荷しましたので、ご紹介☆

その2. AURACLE/GLIDER

ギターレスでトランペット/フリューゲルホーン奏者と木管奏者を擁する、米6人組ジャズ・ロック/フュージョン・バンド、78年1st。

プロデュースは、マイルス・デイヴィス作品の数々を手掛けたあのTeo Maceroです。

サンバのリズムも盛り込んでグルーヴィに躍動するリズム隊を土台に、トランペットやフリューゲルホーン、フルートが滑らかかつスピーディーなプレイでリードを取る瀟洒なジャズ・ロック・アンサンブルがとにかく心地いい!

そこに涼しげなタッチで絡むエレピもまた特筆で、高らかに響く金管とクールなエレピとが絶妙に調和しながら進行するサウンドが絶品です。

一方で凄まじい高速変拍子で疾走するM5など、テクニカル・プログレのファンにも聴いてほしいナンバーも収録。

フュージョン的な抜けの良い開放感とプログレ的な緻密さが絶妙にバランスした好盤です!

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ラストは、知る人ぞ知る英サイケ・グループの新規発掘音源集をピックアップしましょう~。

その3. PLEASE/CIRCUS DAYS

前身NEON PEARLを経て後にBULLDOG BREED~T2に移行、ドラマー兼ソングライターのPeter Duntonを中心とする英サイケ・グループ。

当時アルバムを残さず解散し、90年代になって2枚の発掘音源集がリリースされた知る人ぞ知るバンドですが、本作はそのどちらにも未収録の新規発掘スタジオ音源やデモを集めた19年編集盤!

哀愁漂うオルガンとジェントルなヴォーカルが物悲しくもリリシズムいっぱいの旋律を綴る「One More Chance」を筆頭に、『これぞ英国叙情』と言うべきサウンドが次々と溢れてきて堪りません。

後にT2の『IT’LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND』に収録される「Morning」の原型となったデモも収録。哀愁のブリティッシュ・ロック・ファンは見逃せない一枚!

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【8月2日~8月8日の3枚】

その1. マジェンタ/マスターズ・オヴ・イリュージョン

美声フィメール・ヴォーカルChristina Boothと、才人マルチ・プレイヤーRob Reedを中核とするシンフォ・グループが3年ぶりにリリースした2020年作8th。

ジャケットの雰囲気からも伝わるように、ドラキュラ俳優として著名なベラ・ルゴシをはじめとする50~60年代カルト映画/ホラー映画の名優6人をテーマにしたコンセプト・アルバム。

27歳で世を去ったミュージシャン達を題材にした13年作『TWENTY SEVEN CLUB』を思い出させる、MAGENTA独自の視点によるコンセプト設定がまずもって魅力的です。

とはいえ、テーマから想像されるようなダークでおどろどろしい雰囲気はほとんどなく、さながらYESのクリアなファンタジーと、RENAISSANCEのクラシカルな気品高さが融合したかのような、スケール大きく迫りくるシンフォニック・ロックはやはり圧巻の一言。

ARENAのJohn MitchellやCAMEL/TIGER MOTH TALESのPete JonesらゲストもMAGENTAサウンドに色彩を加えていて特筆です。

20年のキャリアに恥じぬ、これぞ貫禄の一枚!

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本作のリリースを記念して、MAGENTA特集もアップしております☆ 是非合わせてご覧ください~。


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7月に待望の新譜をリリースした英シンフォの代表格バンドMAGENTAに注目します!



続いては、ポーランドからのイチオシ新譜をピックアップ!

その2. ACUTE MIND/UNDER THE EMPTY SKY

ポーランド出身、実力派プログレ・バンドOSADA VIDAに在籍したヴォーカル/ギターMarek Majewskiを中心に結成されたグループによる20年作2nd。

うっすらと漂うメランコリックな音響空間と、それを突き破るように唸りを上げるメタリックなギターが対比する、同郷のRIVERSIDEに通じるサウンドを展開。

そのままダークなサウンドに仕上げるかと思いきや、そこに乗るのは意外なほどキャッチ―なメロディ。

衒いのない実直なヴォーカルも相まって、ハード・ポップ的と言えそうな抜けの良い明快さを生んでいるのが最大の特徴です。

現代ポーランドらしい陰影と重量感、そしてキャッチ―な聴きやすさが見事に調和した快作となっていますよ♪

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ラストは、60sサイケ・ポップ・ファンは要チェックのボックスをご紹介!

その3. ジュライ/コンプリート・レコーディングス

マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』をプロデュースした功績で知られる才人トム・ニューマンが60年代に率いたサイケ・グループの、未発表アルバム&20年新作を含めた全スタジオアルバムを収録したコンプリート・ボックスがリリース!

レイト60’s英サイケの傑作として名高い68年作『JULY』のステレオ&モノ・バージョン、95年リリースの『SECOND OF JULY』、13年の『RESURRECTION』に加え、2010年頃録音されつつお蔵入りになった幻のアルバム『TEMPORAL ANOMALY』、さらにトム・ニューマン&ピーター・クックによって録音された20年最新作『WIGHT ALBUM』全5タイトルを収録。

60~70年代に活動したバンドの90年代以降の作品というと、大きく様変わりしている場合も多い中、彼らは一貫して60年代当時そのままに近いサイケデリックな感性を保持したサウンドを鳴らしているのが驚きです。

68年作しか聴いたことのない方も、歳月を経ても変わらぬJULYの姿に感動するはず。幻惑のサイケデリック・サウンドをたっぷりとお楽しみください!

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7月の「今週の3枚」は次ページでお楽しみください☆

2019年12月以前の「今週の3枚」は下記ページにてチェックどうぞ!


スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2019年7月~12月アーカイブ】

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