2019年12月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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スタッフ佐藤です。
冬至も過ぎて、今年も残すところ1週間となりましたね。
本日は優しく伸びやかな音色が今の季節特に沁みる、ペダル・スティールが印象的な作品を探求したいと思います!
英国が誇るペダル・スティール奏者のB・J・コール、後にプロコル・ハルム(『グランド・ホテル』~』)に参加するギタリストのミック・グラバムによるいぶし銀ブリティッシュ・スワンプ・グループと言えば?プワ~ンと朗らかに響くペダル・スティールのソロが素晴らしい!
「移民の歌」を筆頭とする破壊力あるハード・ロックを配しつつも、ジミー・ペイジが敬愛するCSNの影響を反映したフォーキーなタッチも魅力的な3rd。ペダル・スティールが疾走する「セレブレーション・デイ」がいい味出しまくり!
デヴィット・ギルモアのプロデュースでヒプノシスジャケだって?どんなプログレかと思いきや、これが大変爽やかなフォーク・ロック。ウエストコースト憧憬と英国的な”淡さ”のバランスが素敵です。ギルモアが弾くペダル・スティールの心地よさも格別!
木漏れ日の下で白馬に乗る愛する妻とそれを引くヴァン・モリソン。そのジャケそのままの音楽がここにありますね。ヴァンの幸福な時間が刻まれた詩情溢れる名盤。バンジョーとペダル・スティールによる芳醇なカントリー・テイストが感動的な「Moonshine Whiskey」をどうぞ!
「シルバー・ヴォイス」と称された天性の歌声を持つ米フィメール・カントリー・シンガーの79/81/82年作を収録。彼女の少しハスキーなボーカル、ペダル・スティール・ギターの優しい響き、哀愁のバンド・サウンドが、たまらない味わいを醸し出します。
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70年3rd。オープニングを飾る代表曲「移民の歌」から圧倒的なテンション。うねりを挙げるリズムとスリリングなギター・リフが互いのエネルギーをぶつけ合いながら強靱な渦を巻き起こし、聴き手を飲み込むサウンドの強度は圧巻の一言。シャウトだけで、その演奏に対抗するロバート・プラントのヴォーカルも凄みを増しています。対照的にアコースティックな旧B面も本作の魅力。フォーク、トラッドの要素を大胆に取り入れ、ペイジの幻想的なアコギが冴える美しい楽曲を多数収録しています。「混沌、まどろみ」という英国的な風情を醸し出すペダル・スティールの浮遊感も特筆。従来のブルースに根ざしたヘヴィ・ロックを土台に、メンバーの持つ幅広い素養が発揮されはじめた音楽性豊かな名作です。
ペーパーケース仕様、未発表アウトテイク収録ディスクを含む2枚組、ジミー・ペイジ監修による14年デジタル・リマスター、外ビニール裏に曲目シール付仕様、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、ブックレットに若干ノリ付着あり
英SSW、ソロ通算5作目の71年作。アメリカへと渡り、「アイリッシュ・ソウル」と言われるサウンドを確立した『アストラル・ウィークス』『ムーンダンス』、ウッドストックへと移り住み、ルーツ・ミュージックを愛するミュージシャン達との穏やかな生活が滲む『ストリート・クワイア』、そして、ウェストコースとへの移住と結婚を経て録音されたのが本作で、木漏れ日の下で白馬に乗る愛する妻とそれを引くヴァン、そのジャケそのままの音楽がここにあります。陰影に富んだメロディとソウルフルかつ陰影に富んだヴォーカル、歌とメロディにそっと寄り添うリリカルなピアノとギター、タイトかつしなやかなリズム隊。ヴァンらしい力強いシャウトが炸裂するロック・ナンバー「Wild Night」、切々とした歌われるメロディが胸に迫る美しすぎるバラード「Tupelo Honey」、バンジョーとペダル・スティールによる軽快かつ芳醇すぎる「Moonshine Whiskey」など、とにかく味わい深い佳曲ぞろい。ヴァンの幸福な時間が刻まれた詩情溢れる名盤です。
学友だったPat Martin、Ken Baker、Pete Perryerを中心として1963年に結成されたバンド。当初はビートバンドのカバーなどしていましたが、CS&Nに感化され曲を書き始めました。ヨーロッパ各国をツアーしたのち、とあるライブでニールヤングの「Heart of Gold」を演奏したところデヴィット・ギルモアの目に留まり、デヴィットのプロデュースを受けることに!デヴィット自身はペダル・スティール・ギター等を演奏しています。この作品は1974年の2ndで、ブリティッシュフォークやプログレの重たい雰囲気はほぼ無く、全編を通して清涼なカントリーロックとなっています。軽やかで抜けの良いカッティングギターが非常に心地よく、楽器がバランスよく配置されていて、少し洒落たモダンポップスとしても聴けます。ジャケットはヒプノシス。
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