2019年10月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: ハード・ロック
こんにちは。スタッフ増田です。
10月22日、LED ZEPPELINの69年作2nd『LED ZEPPELIN II』がリリースされてちょうど50年を迎えました!
先ほど記念に本作を流していたのですが、本当に1stから間を開けずに製作されたとは信じがたいほど完成された一枚ですね。アルバム終盤の「Ramble On」〜「Moby Dick」〜「Bring It On Home」の流れは円熟の香りすら感じます。
あと攻撃的なナンバーが多い中で、ロバート・プラントが当時の妻に向けて歌詞を綴ったという「Thank You」の叙情的なサウンドが実に良い味を出していますね〜。ジョン・ポール・ジョーンズのハモンドの音色が沁みます…。
語り出すと止まらないのでこの辺で止めておいて、今日はLED ZEPPELINの2ndを起点に世界のハード・ロック・アルバムをカケハしてまいりましょう!
英米両国でアルバム・チャート首位を記録した初期の傑作。ギターとベースのユニゾンによるヘヴィな轟音リフ、そして鬼気迫るテクニカルなドラム・ソロは全てのハード・ロック〜ヘヴィ・メタルのお手本と言っても過言ではありませんよね。
英国のグループですが、アメリカでのみリリースされたという71年唯一作。
バキっと歪んだスリリングなギター、ツェッペリンばりにタイトでヘヴィ級のリズム隊、熱くシャウトするヴォーカル。バンド全体が塊となったソリッドなアンサンブルが見事な逸品。
ツェッペリンのデビューと同じ69年に、米国でこんなハード・ロック作品が生まれていたとは!?
キレのあるギター、力強いシャウトを響かせるヴォーカル、そしてメロトロンやストリングスも導入したヴァラエティ豊かなナンバー。これは名作!
(LED ZEPPELIN + BLACK SABBATH) × (BEATLES + KINKS) in カナダ!?
キレ良くヘヴィでアグレッシヴで、それでいてポップでキャッチー!視聴ぜひ。
ウィッシュボーン・アッシュの哀愁とツェッペリンの重量感を掛け合わせたようなこの音……英ハード・ファンならたまらんでしょう!
ジャーマン・ハードの名グループ、よりキャッチーさとハードな切れ味を増した74年作3rd。
スウェーデン初のハード・ロック・バンドと言えば?クリームからの影響を土台に、ツェッペリンやサバスら同時期の英国勢ともリンクした疾走感みなぎるハード・ロックに血が滾ります。
そこに神秘的な響きを加えるフルートも北欧らしくてまたいいなぁ。1st&2ndを収録!
マイナーですが、ツェッペリン好きにぜひ聴いてみていただきたいのがこちらのオージー産ブルース・ハード71年作。
重量級のハードなギターとソウルフルなヴォーカルに気だるげなアコギの音色を絡めたサウンドはかなりの本格派!
いかがでしたか?こちらの記事もどうぞ。
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1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。第一弾はハード・ロック時代の幕開けを告げた伝説のデビュー作、LED ZEPPELINの『LED ZEPPELIN』!
全米、全英で同時にチャート1位を獲得したセカンド・アルバム。ヘヴィかつメタリックなサウンドは、ハード・ロックの雛型と言われ、ビルボード・アルバム・チャート最高位は堂々の1位(69年)!セッション・ミュージシャンとしてのキャリアを持つJimmy Pageのリフ、John Paul Jones、John Bonhamのリズムがとても奥深い作品です。轟音の「Whole Lotta Love」がトップ5入りするヒットとなりました。「Bring It on Home」は、イギリスの白人ブルースの激しさと迫力が鬼気迫る、英国ロックの歴史的大傑作です!
デラックス・エディション、ペーパーケース仕様、未発表アウトテイク収録ディスクを含む2枚組、ジミー・ペイジ監修による14年デジタル・リマスター、外ビニール裏に曲目シール付き仕様、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
英国出身グループのアメリカでのみリリースされた71年唯一作。(録音もイギリス)バキっと歪んだスリリングなギター、ツェッペリンばりにタイトでヘヴィ級のリズム隊、熱くシャウトするヴォーカル。バンド全体が塊となったソリッドなアンサンブルは、本格感ぷんぷん。各パートそれぞれを見ても、演奏の切れ味抜群。それにしてももの凄い強度と疾走感です。ハード・ロック・ファンは必聴の名作。
カナダのハード・ロック・グループ、72年のデビュー作。ライナーには、LED ZEPPELIN、BLACK SABBATH、GRAND FUNKに影響を受けたハード・ロックを軸に、BEATLESやKINKSに通じるポップ感がある、と書いてありますが、まさにその通り!疾走するアグレッシヴなリズム隊、シャープに切れ込むキレ味抜群のギター、ちょっとハスキーな歌声がカッコ良いヴォーカルとフックに飛んだメロディとキャッチーなコーラス。ストレートでポップなハード・ロックが好きな方は間違いなくグッとくるでしょう。憂いのあるメロディは英国ファンにもたまらないはずです。後にRUSHのプロデューサーとして活躍するTerry Brownがエンジニアとして参加していて、パキっとヌケがよくスピーディーなサウンドも印象的。素晴らしい!
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