2019年2月13日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ハード・ロック
イギリスのLED ZEPPELIN、BLACK SABBATHにDEEP PURPLE、アメリカのMOUNTAINやLYNYRD SKYNYRD・・・偉大なる70年代ハード・ロックの遺伝子は時を超え、脈々と現代に受け継がれています。
そんな70’s直系のヴィンテージ感を擁するハード・ロック・リバイバル・バンドの中から、今回はカケレコらしく世界の様々な地域から登場したグループをご紹介いたしましょう。
勿論プログレ・ファンにも気に入って頂けそうな作品を取り揃えておりますので、是非お楽しみ下さい♪
まずはイタリアより、キーフへのオマージュに溢れたジャケ通りのヴィンテージなハード・ロックを聴かせる15年デビュー作!
歪んだギターやオルガンのトーンはもちろん、JETHRO TULLを思わせるフルートもめいっぱいフィーチャーしたサウンドがたまりません!
キーフオマージュのジャケと言えば…イタリアのこの作品もありましたね。サバス直系の強靭なリフ、火を噴くようなオルガン、そして轟々と鳴るメロトロン!
「70年代英国」への愛に溢れたイタリアン・リバイバル・ハードの名作95年作。
ジャズ・ロック寄りですが、STANDARTEのドラマーが結成したこのバンドも70’sへの憧憬溢れていてオススメですよ~。
CARAVANやブライアン・オーガーなどの英国カンタベリー&オルガン・ロックが好きなら要チェック!
続いてはなんとベルギー産新鋭ハード・ロック!ヴォーカルはあまり聴きなれない現地語ながら、ザクザクとしたキレの良いギターとマイルドなトーンのオルガン、パワフルなドラムが織り成すアンサンブルはツェッペリンやパープル直系のヴィンテージ感!格好いいです・・・。
トリプル・ギター編成によるアメリカン・ハード&サザン・ロック直系の抜けの良いリフ、そして、パワフルで艶のある姉御ヴォーカルのシャウト!なんと、これがスペインの新鋭による18年作とは!
カントリー・テイスト散りばめた爽やかなナンバーやフロイドを思わせるスペーシー&ブルージーなナンバーもあったりと、表現力の豊かさも特筆。
ポーランドからも女性ヴォーカリスト擁するハード・ロック18年作をご紹介。しかしこちらは70年代ではなく80~90年代ハード・ロックやプログレ・ハードを思わせる煌びやかなサウンドが特徴!
まるでデイヴィッド・カヴァーデイルみたい!?な紅一点ヴォーカルKasiaのシャウトが痺れますっ!
最後は南米アルゼンチンからハード・ロック新鋭をご紹介!
サバスばりの重く引きずるようなリフが炸裂するヘヴィ・ハード・ロックかと思いきや、時には繊細で幻想性たっぷりのパートも織り交ぜてゆくプログレッシブな展開がグッド。
ジャケは気持ち悪いですが、センス抜群の新鋭です。
こちらもアルゼンチンより15年にデビューしたバンド。
ツェッペリンやサバスを受け継いだハード&グルーヴィーなアンサンブル、そこに注入される南米の熱気と野暮ったさ。ライヴはさぞ爆音なんだろうなぁ…体験したい!
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ヴィンテージ感覚溢れるベルギーのハード・ロック・グループ。08年作。 レーベルからのインフォには、LED ZEPPEINやDEEP PURPLEなど60年代?70年代のハード・ロックからの影響を軸に、ジャジーなエッセンスを加えたサウンド、とありましたが、たしかにその通り!中域が太くコシのあるギター・リフ、淡くむせぶオルガン、全体に流れる荘厳な雰囲気など、70年代の発掘音源と言われても分からないヴィンテージ感覚いっぱいのサウンドが印象的。クラシカルなフルートをフィーチャーし、叙情性溢れるメロディとヘヴィなアンサンブルで畳み掛ける楽曲などは、往年のジャーマン・ハードを彷彿とさせます。好グループ。
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