2019年4月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今日はピーター・ポール&マリーから出発して、英米の男女フォーク・グループを聴いて行こうと思います!
どうぞお付き合いください。
60年代に一世を風靡したフォーク・トリオ、ピーター・ポール&マリー。
流れるようなギター、3人の息の合ったボーカルがこの上なく美しく響きます。
さてそれでは、PP&Mに通じる魅力を持ったフォーク・グループをアメリカから聴いてまいりましょう。
アルバート・グロスマンに見いだされ、60年代に大活躍したカナダの男女フォーク・デュオ。
シルヴィアの透き通った声、イアンの落ち着いたバリトン・ボイスがスッと心に沁みます。
グリニッジ・ヴィレッジで活動していた夫婦デュオと、マルチ・プレイヤーPete Zornによるフォーク・ロック・トリオ、72年作。
2人のボーカルにバイオリンやアコースティック・ギターが被さって、非常に美しいアンサンブルとなっています。
ジョン・ホールプロデュース、EUPHORIAの女性シンガーが歌ってて、ウッドストック系ミュージシャンがバックを固めた男女デュオの71年の名作と言えば?
アメリカの男女フォーク・トリオ。73年に自主制作された2nd。
山小屋の前の野に咲く花のように可憐なプライヴェート・フォークですね。ヴァシュティ・ブニヤンを彷彿させる無垢な女性ヴォーカルが素晴らしいです。
さてさて、ここからはイギリスに参ります!
女性ヴォーカルを含む英フォーク・ロック・グループ、73年2nd。
CS&NやS&GやPP&Mから影響を受けつつ、英国ならではの翳りある牧歌性がにじむ楽曲ぞろい。
英国のニッチな夫婦フォーク・デュオ、77年作。程よくトラッドを取り入れたメロディーに、素朴なハイトーン・ボイスが響き渡ります。
英BBCフォーク・アワードで2度のベスト・デュオを獲得した実力派夫婦フォーク・デュオ。
キャスリンのチャキチャキしたボーカルとショーンのジェントルなボーカル、歯切れの良いギターが相性抜群。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただければ幸いです!
女性ヴォーカルを含む英フォーク・ロック・グループ。YORKレーベルより73年にリリースされた2nd。プロデュースは、元ストローブスのトニー・フーパー。1stでの美しい男女3声ハーモニーはそのままに、ドラムが入ってより伸びやかに、そして、時折キーボードやフィドルも鳴らされることで爽やかさの中に英国的な陰影もあるフォーク・ロックを聴かせています。CS&NやS&GやPP&Mから影響を受けつつ、英国ならではの翳りある牧歌性がにじむ佳曲ぞろい。「このジャケからしてただならぬ音が聴こえてくるはず」というフォーク・ファンの期待に見事に応える逸品です。
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