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【タイトル追加】ワールドクラスの実力派揃い!日本が誇る新鋭プログレ特集!

スタッフ佐藤です。

イタリアや北欧など勢いのあるヨーロッパのシーンに注目が集まりがちな現在のプログレ界ですが、それはある意味「灯台下暗し」かもしれません。

我が国日本にも、ワールドクラスのプログレ・グループたちが続々と登場してきているのです。

そんな日本のプログレ新鋭たちを厳選してご紹介してまいります!

CANADA/MALAKUT

ジョン・ゾーンに学んだ日本人女性サックス奏者が主宰するレーベルからリリースされた注目作。

まるでクリムゾンが『RED』のテンションそのままにジャズへ傾倒したような、国産ヘヴィ・ジャズ・ロックが強烈!

この緊張感、マハヴィシュヌ・オーケストラのファンもイチコロだろうな…。

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続いては、YESはじめ英国プログレのファン要注目のマルチ・プレイヤーによる21年作!

TATSU AKIBA(秋葉龍)/SWANS DANCE ROSES BLOOM LIKE MAD

YESの「And You And I」や『海洋地形学~』の世界観に、初期Mike OldfieldやGGばりのトラッド/古楽&CARAVANに通じるポップ・テイストを挿入した感じ!?

アコースティック楽器を中心に、緻密かつイマジネーション豊かに紡がれるプログレに終始魅了されます。

Jon Andersonを意識した歌声も愛すべきだなぁ~。

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日本のバンドでも新鋭プログレでもないんですが、00sジャパニーズ・プログレ・バンドTEEの技巧派ギタリストが参加しているのでこちらでご紹介しちゃいます!

FRENCH TV/ALL OUR FAILURES ARE BEHIND US

TEEのギタリスト米田克己氏が加入して4作目となる、アメリカの老舗バンドによる貫禄の14th。

ザッパ、サムラ、カンタベリー・ロックなどの影響を取り込みつつ、独自のユーモラスなタッチも添えて痛快なフュージョン/アヴァン・プログレに仕立て上げた傑作!

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こちらの関西プログレ・シーンの猛者たちが集結した新バンドも素晴らしいですよ~☆

KANSAI PROGRESSIVE ROCK ORCHESTRA/KANSAI PROGRESSIVE ROCK ORCHESTRA

バンド名が示す通り、SHOW-YEN、MAGDALENA、夢幻、MIDAS、Derollin’など関西プログレの名バンドで活躍したメンバーが集結したニューバンド。

弱冠17歳のドラマーによる鋭くタイトなドラミングも聴きものです。

さすが、技巧的かつ芳醇に紡がれるどこまでもファンタスティックな音世界が素晴らしい!!

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こちらはジャパニーズ・プログレ・シーン随一の古楽バンドによる20年作!

マーガレット・マギー/大食漢よ出ていけ!

グリフォンやサード・イヤー・バンドがお好き?ならば、この日本のグループは素晴らしいですよ♪

格調高くも少し奇怪な中世ヨーロッパ的世界観を持った古楽サウンドが広がるコンセプト作!

宮廷舞曲のように華やかに疾走するこの曲も素晴らしいなぁ。

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アンナ・アルディ/ルナティック・スペルズ~月の呪文、あるいは狂人の呟き

MIZUKI DA FANTASIAで活躍した女性key奏者による待望のソロ・デビュー作!

圧倒的表現力のピアノと大河の流れのごとき雄大なメロトロンが織りなす、「クラシック+ロック」の理想形と言えるキーボード・プログレがお見事!

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女性鍵盤奏者ということなら彼女もイチオシ!ジャズとプログレを有機的に結び付けた芳醇かつ技巧的なサウンドが楽しめる20年作4thをご紹介♪

TRUSSONIC~TOWA KITAGAWA TRIO~/ECHOES FOREVER

気鋭女性ピアニスト率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオ、圧巻の技巧と表現力を備えたピアノが描く、情熱的かつ幻想的な音世界が魅力の20年作4th。27分の組曲にも注目です!

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百戦錬磨のベテラン・ミュージシャン4人が結成したこの新グループにも注目です。技巧的かつ途轍もなくイマジネーション豊か!

キアト/キアト

精緻な技巧を披露しながらも手工芸品のように丹念で透明感溢れるアンサンブルがとにかく素晴らしい…。シアトリカルでロマン溢れる音世界が広がる、ジャパニーズ・プログレの注目作!

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イエス・ファンなら注目の新鋭グループによる19年作2ndアルバムをご紹介!

マシーン・メサイア/アナザー・ページ

元々はイエス『ドラマ』を演奏するために結成されたバンドで、まさに80年ごろのYESサウンドを絶妙に取り入れたキャッチーで色彩感溢れるファンタジックなプログレを鳴らします。あらゆる面でジャパニーズ・プログレ離れした19年作2nd!

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16年結成で今年デビューを果たした、このジャズ・ロック・グループも要チェックですよ~。

DE LORIANS/DE LORIANS

これはグレイトです!ハットフィールドやナショナル・ヘルスの遺伝子を濃厚に受け継いだ、緻密にしてアヴァンギャルドなジャズ・ロックはもう驚きの完成度。なんと日本のバンドによる19年デビュー作だって!?

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現国内プログレ・シーン随一の実力派女性ヴォーカリストを中心とする注目グループ、待望の19年3rdもまだまだ人気高いです..!

ミズキ・ダ・ファンタジーア/クエスチョン1969 去り行く時代に

沖縄出身の女声ヴォーカリストMizukiを中心とする新世代ジャパニーズ・プログレ・バンドによる3rd。

古き良きプログレへの敬意を抱きつつ、新たな時代のプログレを模索した内容となっていて、メロトロンやムーグや躍動し、存在感みなぎる女性ヴォーカルが歌い上げるこれぞ会心作!

前年にリリースされたこの2ndもまたいいんですよ♪

ミズキ・ダ・ファンタジーア/レインボウ・チェイサーズ 虹を追う人々

初期クリムゾンばりの哀感溢れるメロトロン、フォーカスに通じる中世エッセンス、そしてエモーション豊かな凛と美しいヴォーカル。

前作以上に気高く洗練された世界観を提示する傑作2nd!

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KBB/LOST AND FOUND

壼井彰久による華麗なヴァイオリンが冴え渡る、日本の「U.K.」と言えるフュージョン・プログレは聴いたことある?
00年に発表されたジャパニーズ・プログレの傑作!

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TRUSSONIC~TOWA KITAGAWA TRIO~/MIND UNIVERSE

その壼井氏が全編参加しているのが、冒頭でもご紹介した気鋭女性ピアニスト率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオの3rdアルバム。
ピアノとヴァイオリンが触発し合うように展開する、情熱的でダイナミック、スリリングな切れ味も持つ、テクニカル・ジャズ・ロックとして一級品の完成度を誇る逸品です!

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PTF/WORLD[S]

ヴァイオリン・プログレならこの作品も負けていません!
エディ・ジョブソンからSAGRADOのマルクス・ヴィアナまでを想起させるこのヴァイオリン、素晴らしすぎないか…?
先人へのリスペクトも絶妙に織り込みながら展開していく、スリリングさと優雅さが交差する18年作3rd!

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ASTURIAS/天翔 – ACROSS THE RIDGE TO HEAVEN

「日本のマイク・オールドフィールド」と言えるコンポーザー/マルチ奏者によるプログレ・ユニット、待望の18年作!初期マイクの作風を踏襲しつつも、プログレ然としたスリリングな展開を随所に挿入しドラマチックな起伏あるサウンドを練り上げた傑作!マイク・オールドフィールドを手本とする全世界のミュージシャンの中でも間違いなくトップレベルに位置するサウンドです…。

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netherland dwarf/moi moi

カケレココラム「rabbit on the run」の執筆も務めてくださっているキーボーディストによるプロジェクト、11年作。70年代プログレへのオマージュや北欧プログレとのリンクも感じさせるどこまでもファンタジックで色彩感豊かなシンフォニック・ロック。なんとKAIPAのHans Lundinがゲスト参加!

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第49回 HJALTALIN / Terminal (Iceland / 2009)

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「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことをコンセプトに、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を幅広く紹介するコラム。担当は、MUSEAからデビューした日本のアーティストnetherland dwarf!

MINOKE ?/P.P.A.C.K

00年結成のグループで、サックスをリードに据えたジャズ・ロックを展開。「カンタベリー・ロック meets エスノ」とも言える個性派サウンドが見事で、ジャンベやカリンバ、鈴などの音を配したエキゾチズムたっぷりの唯一無二なスタイルは一聴の価値ありです。

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YUKA AND CHRONOSHIP/3RD PLANETARY CHRONICLES

仏MUSEAから英CHERRY REDに移籍しリリースされた世界デビュー作となる通算3作目。日本らしいしとやかな叙情を感じる透明感あるスケールの大きなシンフォ快作。確かなワールド級の実力を感じます…!

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YUKA AND CHRONOSHIP/SHIP

ソーニャ・クリスティーナの物悲しい歌声で幕を開ける32分の組曲がもうとんでもない完成度!もとより海外での評価が高い彼らが、世界でもトップクラスのプログレ・バンドであることを証明した18年作4th!

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TEE/TALES OF ETERNAL ENTITIES

このサウンドを聴いて日本のバンドだとわかる人が一体どれだけいるだろうか…?
日本版ソラリス『火星年代記』と言えてしまう圧倒的な完成度を誇る16年リリースの傑作盤!!

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FRENCH TV/AMBASSADORS OF GOOD HEALTH AND CLEAN LIVING

最後は日本人メンバーが全面参加したアメリカのバンドをご紹介。
重鎮Mike Sary率いるアヴァン・プログレ・バンドの16年作なんですが、なんとTEEの米田克己に米倉竜司、FLAT122の川崎タカヲ氏ら日本のプログレ勢が全面参加!ザッパやサムラのファンなら直撃間違い無しのアヴァン・プログレ傑作盤!


日本語版HP(試聴あり)
https://frenchtvjapan.jimdo.com/


米アヴァン・プログレの最高峰FRENCH TV特集!

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話題の21年作『ALL OUR FAILURES ARE BEHIND US』をリリースした米アヴァン・プログレの老舗グループ、FRENCH TVの足跡に迫ります!

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  • CANADA / MALAKUT

    日本、ツインギター/チューバ/ドラムの変則カルテットによる21年1st、クリムゾンが『RED』のテンションでジャズに傾倒したようなテクニカルな重量級ジャズ・ロック傑作!

    ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者、吉田野乃子が主宰するnonoyaレコーズよりリリース、吉田のバンド立方体・零のドラマーを中心に、ギター/ギター/チューバという変則ラインナップで結成されたバンドによる21年1stアルバム。いやはやこれは強烈!まるでクリムゾンが『RED』のテンションそのままにジャズへと傾倒したかのような、嵐のように畳みかけるヘヴィ・ジャズ・ロックに一曲目より度肝を抜かれます。凄まじい手数で変拍子まみれのリズムをたたき出すドラムに食らいつくように、フリップとジョン・マクラフリンが共演してるかのような緊張感みなぎるプレイで牙をむくツイン・ギター。ゴリゴリと硬質に弾き倒すマハヴィシュヌ時代のマクラフリンっぽいプレイと、ロングトーンを多用した神経質かつどこか気品もあるフリップっぽいプレイの2本のギターの絡みが最高にカッコいいです。ユニークなのがチューバの存在で、ベースの役割を担いながらも、時に優雅かつ奔放に浮遊するメロディアスな表情もあって、硬派なアンサンブルに柔らかなタッチを添えています。マハヴィシュヌ・オーケストラや『RED』あたりのクリムゾンがお好きなら、このテクニカルな重量級サウンドは絶対痺れます。オススメ!

  • NETHERLAND DWARF / MOI MOI

    70年代プログレへのオマージュに溢れた日本のミュージシャン、2011年のデビュー作、北欧プログレのファンにオススメ!

    70年代プログレへのオマージュに溢れた日本のミュージシャン。2011年のデビュー作。北欧の神秘的な森が目に浮かぶような静謐なイントロから、メロトロンを想わせるキーボードが荘厳に広がり、ミニマルな繰り返しの中にKAIPAなどに通じる叙情美が浮かびあがります。クラシックのスピード感溢れるカバー、鉄琴や木琴がダンサンブルに躍動する中をキーボードが流麗なフレーズを奏でる楽曲、スピーディーな変拍子とコロコロと優美なキーボードがジャケット通りのファンタスティックなサウンドを描く楽曲、ちょっぴりELOを彷彿とさせるスペーシーかつリリカルなテーマが胸を打つ楽曲など、全曲インストながら、印象的なメロディに富んだ楽曲が続きます。70年代プログレの遺伝子とポスト・ロック以降の音響センスとを併せ持つ感覚は、HOSTSONATENなどでお馴染みのイタリアの奇才Fabio Zuffantiをも彷彿とさせます。ファンタスティックなジャケットに「おっ!」となったリスナーは気に入るでしょう。KAIPAのKey奏者Hans Lundinが1曲でゲスト参加。

  • ANNA HARDY / ルナティック・スペルズ〜月の呪文、あるいは狂人の呟き

    MIZUKI DA FANTASIAのピアニストによる20年ソロ・デビュー作、まさに「クラシック+ロック」の理想形を封じ込めた傑作!

    2017年にデビューし3枚のアルバムを残したMIZUKI DA FANTASIAのピアニスト/キーボーディストによる20年ソロ・デビュー作。クラシックとロックの真なる融合を目指し制作されたという本作、一曲目の組曲からその圧倒的な美意識に貫かれた壮麗な音世界に息をのみます。繊細に奏でる序盤から徐々に力強いタッチで躍動しはじめるダイナミックなピアノと大河の流れのごとく雄大なメロトロンが重なり、ソプラノ・ヴォーカルも交えて展開するサウンドは、キーボード・プログレ・ファンなら歓喜すること間違いなしです。古典クラシックに迫る風格を備えた自作のパイプ・オルガン独奏曲も素晴らしいし、叙情美溢れる旋律を紡ぐピアノと荘厳なヴァイオリンやチェロが繰り広げる『Conserto Grosso』ばりのクラシカル・ロックもこれでもかと熱くドラマチック。モーツァルトやシベリウスの曲も収録しており、クラシック奏者としての矜持を感じさせるピアノの表現力にも注目です。まさに「クラシック+ロック」の理想形を封じ込めたと言える傑作デビュー作!

  • MIZUKI DA FANTASIA / レインボウ・チェイサーズ 虹を追う人々

    女性ヴォーカリストMizukiを中心とする新世代ジャパニーズ・プログレ・グループ、18年作2nd!

    ストレンジ・デイズの岩本晃市郎氏がプロデュースのほか作詞・作曲・アレンジ等にも全面参加している新鋭で、沖縄出身の若手女性ヴォーカリストMizukiとピアニスト/キーボーディストAnna Hardyを中心とするプログレッシヴ・ロック・グループ、17年のデビュー作に続く18年2ndアルバム。前作も70年代プログレへの憧憬を現代的なサウンドへと融合させた見事な一枚でしたが、本作はKING CRIMSONやPFMといったプログレの先人への思いはそのままに、さらに気高く洗練された世界観を提示する傑作!タイトで重みあるリズム・セクションに支えられ、深いエモーションを秘めた凛と美しいヴォーカルと、全編にわたって切ない哀感を添えるメロトロンの調べが華麗に交差するサウンドは、センチメンタルかつあまりにドラマチック。澄み渡る湖面をイメージさせるような格調高いピアノのプレイにも息を呑みます。2曲目をはじめ随所で聴けるFOCUSに通じる典雅な中世音楽エッセンスも、サウンドのイマジネーションを広げていて見事。ヘヴィでパワフルなパートも多かった前作と比べ、粛々とした抑えた表現を主とする印象ですが、それがかえって深みある叙情性を生んでいて、聴く者の胸を強く揺さぶります。シンフォニックな優美さを纏ったサウンドメイクが全編を貫いており、このプログレッシヴ・ロック・アルバムとしての完成度の高さは素晴らしいものがあります。前作以上の感動を呼び起こす、ジャパニーズ・プログレの新たな名作!

  • TRUSSONIC〜TOWA KITAGAWA TRIO〜 / ECHOES FOREVER

    女性ピアニスト北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオ、圧巻の技巧で描く情熱的かつ幻想的な音世界が魅力の20年作4th、27分の組曲を収録!

    2013年より活動する女性ピアニスト、北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオ。27分に及ぶ組曲を配したよりプログレッシヴなスタイルで聴かせる2020年作4thアルバム。スピーディーな音運びで畳みかける緊張感あるタッチと、息をのむように柔らかくしなやかなタッチが自在に入れ替わり、情熱的かつ幻想的な音世界を描き出すピアノが何より圧巻。変拍子をたっぷり織り込んだ複雑な楽曲においても、一貫して流麗に紡がれていくプレイはあまりに見事です。そんなピアノを絶妙な呼吸で支えるリズム・セクションも特筆。ベースはPRISMの岡田治郎、ドラムは山内陽一朗/岩瀬立飛/橋本学という3人のドラマーが各曲でプレイしており、それぞれの持ち味が出た演奏によってアンサンブル全体が豊かに表情を変えていきます。ハイライトは、暗い森に迷い込んだ主人公を描いた7部構成の組曲『Suite forest in the dark』。ピアノが静謐なタッチで暗い森の情景を映し出す「静」のパートと、猛烈なテクニックで疾走するアヴァンギャルドなジャズ・ロックへとなだれ込む「動」のパートが劇的に対比し一気に聴かせる、聴き応え抜群の大作となっています。今作もプログレ・ファン、ジャズ・ロック・ファンなら是非聴いてほしい傑作!

  • TATSU AKIBA(秋葉龍) / SWANS DANCE ROSES BLOOM LIKE MAD

    日本の新鋭プログレ・マルチ・ミュージシャン、初期YESやMike Oldfieldを彷彿させる神秘的かつファンタジックな音世界が見事な2021年作!

    日本の新鋭プログレ・マルチ・ミュージシャンによる2021年作。フルートにゲスト奏者を迎えている以外は、すべて自身で演奏を担当しています。木漏れ日が溢れるようなハートフルなアコギ独奏で幕を開けると、マンドリンや打楽器が緻密に織り上げる初期Mike Oldfieldを思わせるリリカルで神秘的な演奏にJon Andersonを意識したような浮遊感ある英語ヴォーカルが乗るイマジネーション豊かなサウンドへと進行していき、ひたすらファンタジックで美しい音世界に魅了されます。YESの「And You And I」や『海洋地形学の物語』の世界観に、GENTLE GIANTばりの古楽テイストや、CARAVANに通じるポップ・テイストも挿入したような、英プログレ憧憬のめくるめくサウンドメイクが素晴らしい一枚です!

    試聴は下記ページで可能です。
    https://tatsuakiba.bandcamp.com/album/swans-dance-roses-bloom-like-mad

  • MINOKE ? / P.P.A.C.K

    カンタベリー×エスニックなジャパニーズ・ジャズ・ロック、11年作

    00年結成、日本のプログレッシヴ・ロック/ジャズ・ロック・グループ。11年作。伸びやかなサックスを主軸に据えた、カンタベリー×エスニック調のジャズ・ロック。叙情的なテーマを奏でるサックス、手数多く的確なドラム、ブンブン唸るベース、時に流麗に時に叩きつけるように弾かれるキーボードによる、ロック・ダイナミズム溢れるジャズ・ロックは、エストニアのPHLOXや日本のMACHINE & THE SYNERGETIC NUTSが好きな方に大推薦です。雄大な響きを湛えたジャンベ、煌びやかな鈴やカリンバの音色、自然音のSEなど、要所に配されたオーガニックなアクセントが、「エスノ」を飛び越してもはや「スピリチュアル」な感動すら喚起させる、ジャズ・ロック作としては稀有な作品でもあります。スティック・ベースやバリトン・ギターなど、ユニークな楽器使いも特徴的。『Thembi』など、スピリチュアル期のPharoah Sandersがカンタベリーの連中と地下でジャズ・ロックをやったらこんな音?などと想像してしまいました。

  • MIZUKI DA FANTASIA / QUESTION 1969

    女性ヴォーカリストMizukiを中心とする新世代ジャパニーズ・プログレ・グループ、19年作3rd!

    ストレンジ・デイズの岩本晃市郎氏がプロデュースのほか作詞・作曲・アレンジ等に全面参加する新鋭で、沖縄出身の女性ヴォーカリストMizukiと女性ピアニスト/キーボーディストAnna Hardyを中心とするプログレッシヴ・ロック・グループ、前作から1年で届けられた19年3rdアルバム。デビュー作に顕著だった70年代ジャパニーズ・ロックから現代のJ-POPへと受け継がれる日本人の耳に馴染みのある情緒に富んだメロディライン、そして前作で大きくフィーチャーされたメロトロン/ピアノ/オルガンが作り上げる中世音楽的エレガンスを帯びたシンフォニック・ロック要素。ライナーでも語られている通り、それら過去2作品の特色を組み合わせた、MIZUKI DA FANTASIAならではの音楽性を突き詰めたサウンドとなっていてこれは見事です。上記3種のキーボードが折り重なり厳かかつ慈愛に満ちた音世界を生み出す中を、凛とした美しさにブルージーな哀愁を加えたようなヴォーカルが圧巻の表現力で歌い上げる前半は、胸打たれるバラードが満載。後半になるとムーグをはじめとするシンセサイザーが唸りを上げ、プログレ然としたスケール大きな演奏が繰り広げられます。YUKA & CHRONOSHIPで活躍するゲスト演奏陣による重量感みなぎるプレイにも注目です。ロックが最もエネルギーに満ちていた1969年から半世紀が経ち、来たる新たな時代へと向けられた作品となっています。前2作が気に入ったなら本作もマスト!

  • FRENCH TV / ALL OUR FAILURES ARE BEHIND US

    米テクニカル・アヴァン・プログレの名バンドによる2021年作14th、相変わらずの緻密かつ大胆不敵なサウンドで聴き手を翻弄する痛快作!

    84年の結成以降、バンド創始者であるベーシストのMike Saryを中核に活動する米テクニカル・アヴァン・プログレの名バンドによる2021年作14th。16年作への初参加から4作目となるジャパニーズ・プログレTEEのギタリスト米田克己、17年作より参加する米ジャズ・ロック・バンドVOLAREのキーボーディストPatrick Strawser、00年代の作品でもプレイしたドラマーJeff Gard、そして御大Mike Saryという4人編成を基本に制作。変拍子を自在に交えテンポチェンジを繰り返す複雑なリズムワークを土台に、メロディアスで浮遊感あるフレージングにただならぬ緊張感が潜むギター、つややかなトーンでカンタベリーチックな優雅さをもたらすシンセが躍動する、今作もまったく一筋縄ではいかないアンサンブルが炸裂しています。随所でスリリングに切り込んでくるゲスト奏者のサックス、ヴァイオリンも効果的。とにかく少しも一所に留まっていない目まぐるしく変化していく緻密かつ大胆不敵なサウンドに終始翻弄されます。FRANK ZAPPA、SAMLA MAMMAS MANNA、カンタベリー・ロックなどの影響を取り込みつつ、独自のユーモラスなタッチも添えて痛快なフュージョン/アヴァン・プログレに仕立て上げた一枚です。バンドによる自信作とのコメントも大いに納得の快作!

  • YUKA & CHRONOSHIP / SHIP

    YUKA(船越由佳)を中心にベテラン・ミュージシャンたちが集結したジャパニーズ・プログレ・バンド、18年作

    98年にSSWとしてデビューした船越由佳(Key/Vo)を中心に、元SENSE OF WONDERのベース田口俊をはじめ、経験豊富なベテラン・スタジオ・ミュージシャン宮澤崇(G)、田中一光(Dr)によって09年に結成されたグループ。2018年作4thアルバム。何と言っても冒頭に配された、7つのパートからなる32分超の組曲が圧巻!ゲスト・ヴォーカルのSonja Kristina(カーヴド・エア)による物悲しい歌唱で幕を開け、ゴリゴリとアグレッシヴに弾きまくるギターと清廉で輝かしいトーンのシンセサイザーが絡み合いながら高みに上り詰めていく、あまりにスケールの大きなサウンドは息を呑むほどの素晴らしさです。組曲ではギターがリードするハードかつテクニカルに突き進むパートが多いのですが、常にキーボードが幻想的な色合いを付与しているのが印象的で、YESに通じるファンタジックで映像喚起力に満ちた世界観が全編にわたって広がります。終盤ではギターに負けじとK.エマーソンばりのスリリングで緊張感あるシンセのプレイで畳みかける展開も待っており、その目くるめく構成美には舌を巻くばかりです。John Wettonが歌う予定だったというケルティックな美しさを持つ最終曲は、伊豆田洋之(ピカデリー・サーカス)がヴォーカルを務めており、繊細なハイトーンが神秘的なサウンドにマッチしていて実に感動的。海外プログフェスへの参加や、前作が英CHERRY REDよりリリースされるなど、もとより海外での評価が高いバンドですが、ここにきて一段と凄まじい完成度に達しています。ただ一言、傑作!

  • TRUSSONIC〜TOWA KITAGAWA TRIO〜 / MIND UNIVERSE

    女性ピアニスト、北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオ、KBBのヴァイオリニスト壷井彰久を迎えた18年3rdアルバム

    2013年より活動する女性ピアニスト、北川とわ率いるプログレッシヴ・ジャズ・トリオの18年3rdアルバム。本作のテーマは「Universe」。KBBを率いるヴァイオリニスト壷井彰久をゲストに迎え、情熱的でダイナミック、スリリングな切れ味も持つ、プログレッシヴ・ロック的なサウンドにさらに磨きがかかっています。全編で緊張感ある技巧的な音運びを聴かせるピアノ、ジャズのしなやかさとロック的ダイナミズムを併せ持つ自在なリズム・セクション、そして格調高くも躍動感に満ちたヴァイオリン。時に狂おしいまでの激しさを見せるヴァイオリンのプレイに触発されるように加熱し技巧を冴え渡らせるピアノが素晴らしく、圧倒的な音数が乱れ飛ぶ演奏にはただただ息を呑んで聴き入ってしまいます。タンゴ・ジャズを思わせる独特のリズミカルさが散りばめられていて、うっすらと異国情緒が感じられるのも特筆です。テクニカル・ジャズ・ロックの逸品として、プログレ・ファン/ジャズ・ロック・ファンには問答無用にお聴きいただきたい傑作!

  • MARGARET MAGGIE / GO AWAY GARGANTUA

    日本の古楽器プログレ・グループ、20年作

    ヴァイオリンを中心に、古楽器も用いたトラッド色溢れるプログレを鳴らす日本の注目グループ、巨人ガルガンチュアをテーマにした2020年発表のコンセプト作。格調高く少し奇怪な中世ヨーロッパ的世界観を持ったサウンドは、グリフォンやサード・イヤー・バンドがお好きな方には是非聞いてみて欲しいです。

  • KIAT / KIAT

    ベテラン・ミュージシャン4人によるジャパニーズ・プログレ・バンド、2020年デビュー作、技巧的かつイマジネーション溢れるシアトリカルなサウンドが絶品!

    NegAcoustika〜ファーカンダのKOW(ヴォーカル/ギター)、obaiwaの岩崎裕和(キーボード)、Mongol〜Negasphereの天崎直人(ベース)、minoke?の高橋克典(ドラムス)の4人によって結成されたプログレ・バンドによる2020年デビュー・アルバム。バンド名はメンバーのイニシャルを並べたもの。細やかかつ色彩感のあるドラミングに歌うように伸びやかで芳醇なベース、心地よく波打つリリカルなピアノ、そしてシアトリカルで浮遊感いっぱいのヴォーカル。精緻な技巧を披露しながらも手工芸品のように丹念で透明感溢れるアンサンブルがとにかく素晴らしくて、1曲目で早くもKIATならではの音世界に惹き込まれます。どの楽器も豊かな歌心に溢れたプレイが魅力的です。一転してクリムゾンばりの緊張感でヘヴィに迫る2曲目にも痺れるし、3曲目は古楽器のようなアコースティックギターの音色と切ない歌声による物悲しい弾き語りから一気にドラマティックに躍動を始める演奏が見事なナンバー。緩急自在に紡がれるロマンティックでイマジネーションに富んだプログレを楽しませてくれる愛すべき一枚です。シアトリカルなプログレがお好きな方は是非。

  • KANSAI PROGRESSIVE ROCK ORCHESTRA / KANSAI PROGRESSIVE ROCK ORCHESTRA

    SHOW-YEN、MAGDALENA、夢幻、MIDAS、Derollin’などで活躍したメンバー達によるプログレ・グループ、2020年デビュー作

    2017年結成、関西を拠点に活動するプログレッシヴ・ロック・バンドによる2020年1stアルバム。メンバーは、SHOW-YEN、MAGDALENA、夢幻、MIDAS、Derollin’といった日本のシーンを代表するプログレ・グループで活動してきた実力者たちと弱冠17歳のドラマーによって紡がれるアンサンブルは、テクニカルにしてどこまでも芳醇。鋭くタイトなドラミングと躍動感あるベースによるリズム・セクションを土台に、クラシック/中世音楽に由来する典雅さが滲むキーボードとハードにもエモーショナルにも自在に表情を変えるギターが、ファンタスティックに疾走します。ゴリゴリとヘヴィなパートは登場せず、ひたすら優美でロマン溢れる音世界は、ずっと浸っていたくなるような心地よさを感じさせる素晴らしいものです。さすがの完成度と言える快作!

  • FRENCH TV / AMBASSADORS OF GOOD HEALTH AND CLEAN LIVING

    米テクニカル・アヴァン・プログレの名バンドによる11th、日本のプログレ・バンドTEEの米田克己&米倉竜司、FLAT122の川崎タカヲが全面参加した16年作!

    84年の結成以降、バンド創始者であるベーシストのMike Saryを中核に活動する米テクニカル・アヴァン・プログレの名バンドによる16年発表の11th。本作では、なんと日本のプログレ・バンドTEEのギタリスト米田克己氏とキーボーディスト米倉竜司氏、FLAT122で活動するキーボーディスト川崎タカヲ氏が全面参加、Mike Saryが見出したドラマーMark L. Perryを加えた5人編成でのレコーディングとなっています。

    バンドHPでは影響元として、NATIONAL HEALTH、SOFT MACHINE、FRANK ZAPPA、BRUFORD、BRAND X、HAPPY THE MAN、SAMLA MAMMAS MANNAというジャズ・ロック/アヴァン・プログレの錚々たるグループが挙げられていますが、本作で繰り広げられるサウンドを聴けば「なるほどっ!」と膝を打つことでしょう。

    ジャズ色濃厚な緻密かつ硬質なドラミングに絡む地を這うように妖しくうごめくベース、クリーントーン主体で浮遊感あるフレージングを紡ぐギター、多彩にトーンを変化させ七色の輝きを放つシンセサイザー、前衛的なプレイで応じるピアノらによる、少しも先の読めないスリリングなアンサンブルがとにかく圧巻。フュージョン・タッチの流麗な演奏を聴かせていたかと思うと、ギターが突如ヘヴィな尖ったプレイで畳み掛けシンセと火花を散らすテクニカル・アンサンブルへ突入、ピアノがミステリアスに響くアヴァンギャルドなパートに、ちょっぴりトロピカルなシンセのユニークな音色が楽しいコミカルタッチまでも織り込んだ、一曲の中でも次々と目まぐるしく表情を変えていく演奏は、これぞプログレッシヴ・ロック!と言い切ってしまいたいほどの素晴らしいパフォーマンスです。パーカッションを強調した無国籍風のパートでは、PIERRE MOERLEN’S GONGなどに通じるセンスも見え隠れします。

    Mike Saryの頭の中にある、奇想天外ながらも緻密に構成されたサウンドを、寸分も狂いのないアンサンブルで形にしていく各メンバーの技巧とセンスの確かさには脱帽。上記のバンド、特にFRANK ZAPPA、SAMLA MAMMAS MANNAあたりのファンには直撃するであろうアヴァンギャルド・プログレの傑作盤です!


    日本語版HP(試聴あり)
    https://frenchtvjapan.jimdo.com/

    Bandcamp(試聴あり)
    https://frenchtv.bandcamp.com/

  • MASHEEN MESSIAH / ANOTHER PAGE

    02年結成のジャパニーズ・プログレ・バンド、YESも彷彿させるキャッチ―かつ色彩感に溢れたサウンドが素晴らしい19年作2nd!

    2002年結成のジャパニーズ・プログレ・バンドによる19年作2ndアルバム。バンド名からも窺えるように、当初はYES『DRAMA』の再現パフォーマンスを目的に結成されたというだけあって、80年ごろのYESサウンドを絶妙に取り入れたキャッチ―で色彩感に溢れたファンタジックなプログレを鳴らします。重量感たっぷりのダイナミックなリズムワーク、アグレッシヴかつツヤのあるギター、ファンファーレのように輝かしいシンセ、芳醇な響きのオルガン、そしてネイティブと遜色ない英語詞で声量豊かに歌い上げるヴォーカル!テクニカルで密度の高いアンサンブルから、熱いエモーションが溢れ出してきます。楽曲も多彩で、まるで「Tempus Fugit」のように疾走感いっぱいのナンバーから、80年代ロックを思わせる煌びやかなポップ・チューン、ドラマチックなバラード、そして壮大なスケールで盛り上がるシンフォニック・ロックまでを、素晴らしい完成度で聴かせ切ります。YESファンを筆頭にあらゆるプログレ・ファンに聴いてほしい快作です!

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