2018年10月17日 | カテゴリー:KAKERECO DISC GUIDE,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今カケレコで一押しの作品をご紹介していくKAKERECO DISC GUIDE。
今日は、南部の名ソングライター、JOHN HURLEYの70年作『SINGS ABOUT PEOPLE』です。
■アメリカの土くさい音楽が好き。
■最近お疲れ気味。元気を出したい。
聴きどころ①デラニー・ブラムレットのような味わい深いしゃがれ声!
JOHN HURLEYの荒削りのボーカルがソウルフルに響き、胸が熱くなります!
聴きどころ②高揚感あるゴスペル・サウンド
ホーンやストリングス、コーラスを配したアレンジ、信仰についての歌詞はゴスペル・ミュージックの高揚感たっぷりです。
ソウル・ミュージック業界に楽曲提供をしていたソングライターでした。
相方のRONNIE WILKINSと共に作った楽曲で特に有名なのは「Son of a Preacher Man」です。
67年にマッスルショールズで、アレサ・フランクリンの楽曲の依頼を受けて作曲した曲です。
アレサ・フランクリンの録音はリリースされずお蔵入り、ダスティ・スプリングフィールドが歌ってリリースされ、大ヒットとなりました。
♪Son of a Preacher Man
他にもジャッキー・デ・シャノンやボビー・ジェントリーなど、多くのアーティストに楽曲を提供しています。
JOHN HURLEYの『SINGS ABOUT PEOPLE』は、ソングライターとしての経験と、南部で吸収したソウル・ミュージックがあふれ出たゴスペル・スワンプ・ロックの名盤です!
アメリカのSSWによる71年ゴスペル・スワンプ・ロック作品。まず、ホーン・セクションと女性コーラスの高揚感に圧倒されます!アーシなスティールギター、ジェームズ・バートンを始めとしたいぶし銀ミュージシャンによるコクのある演奏、そして、デラニー・ブラムレットみたいな味わい深いしゃがれ声により、ソウルフルでドラマチックなメロディが繰り広げられ、魂揺さぶられるゴスペル・スワンプ・ロックとなっています。デラニー&ブラムレットなどのしたゴスペル色の強いスワンプ・ロックや、サザン・ソウルがお好きな方にもおすすめです!
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!