2018年8月8日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
先ほどカケレコ棚を見ていたら、思いがけずフランソワーズ・アルディが充実していましたのでピックアップいたします。
一番有名な曲は、これでしょうか。
セルジュ・ゲンズブールが50年代のポップスをリメイクしたものです。
パリで1944年に生まれたアルディは、18歳の時に「Tous Les Garçons Et Les Filles(男の子女の子)」でデビュー。
最初はアイドル的立ち位置でしたが、もう声質からして彼女は別格!
他のイエイエ・ガール達とは一線を画したアンニュイで深みある歌唱です。
60年代後半からはショー・ビジネスからは身を引き、SSW的立ち位置で活動していきます。
それでは、カケレコ棚に入っていた作品を聴いてまいります。
何て感傷的な歌声でしょうか。ため息まじりのアンニュイボイスに、ただただ聴き入ってしまいます。代表曲「もう森へなんか行かない」収録。
ブラジルのギタリストと組んで作った作品。アルディ自身のお気に入りだそうです。
ロマンティシズム溢れる吐息のような歌声と、ブラジル人ギタリストとのコラボが生んだアシッド・フォーク的質感を孕んだ、美しすぎる作品。
ミシェル・ベルジェをプロデュースに迎えた73年作。
この頃出産を経験したアルディ。アンニュイな歌声は健在で、ソフト・ロック的アプローチで歌っています。
セルジュ・ゲンズブールやジョルジュ・ムスタキの楽曲も有。
変わらぬアンニュイ・ボイスと、シンセを加えたお洒落なサウンドで新境地の78年作。
ジャジーで都会的なサウンドの80年作。洗練されたポップスに冷たいボーカルが良く合います。
夜にグラスを傾けながら聴くのにもってこいの一枚ですね、これは!
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