2018年8月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
毎日暑い日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回はカケレコの記事で少しでも涼しい気分を味わっていただきたい!ということで、カケレコ在庫より水辺ジャケットの作品を集めてみました。
内容の方も清涼感あるサウンドを持つ作品が中心となっておりますので、夏のプログレ鑑賞の参考にもご活用いただければ幸いです☆
内容的にはちょっと暑苦しい(主にヴォーカル)作品になってしまいますが、ポール・ホワイトヘッドが手がけたコミカルな海辺ジャケットが印象的な名盤ですね。
楽曲的には、気品高いアコースティックギターの独奏曲「Horizons」が今の季節いいですね~。
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ポール・ホワイトヘッド繋がりで、このイタリア新鋭もチョイス。ジェネシスとキャメルの叙情性を混ぜ合わせたような、どこを切っても美メロが溢れ出る名作!トニー・バンクス愛ほとばしるキーボードのプレイが出色です。
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古今東西、GENESISが好きすぎるあまりそっくりになってしまった(!?)愛すべきGENESISフォロワーたちをご紹介してまいります!
ご存知元GENESISの名ギタリストによるGENESISナンバー再演企画の第2弾!ハケットのギターは文句なしに素晴らしいけど、ガブリエルもフィルも歌いこなす逸材ナッド・シルヴァンの存在がやはり素晴らしいなぁ。
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6月8日にクラブ・チッタで行われた、スティーヴ・ハケット来日公演2日目に行ってまいりました。全曲がジェネシス・ナンバーというハケットファンにも往年のジェネシスファンにも嬉しい内容となっており、多くのプログレ・ファンからの注目が集まっている今回の公演。その模様を他国でのライヴ動画を交えてお伝えしてまいります!
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スティーヴ・ハケットを特集。70年代〜90年代の作品を一覧した潮流図、芹沢さんとカケレコ君による足跡と作品の解説、名演集、00年代以降の新鋭グループ作への参加作セレクション。
『狂気』よりもこの『おせっかい』を愛するロック・ファンも少なくないはず。「ONE OF THESE DAYS」や「ECHOES」も素晴らしいんだけど、「A PILLOW OF THE WIND」や「FEARLESS」と言った涼感あるフォーク・ロック・ナンバーも魅力的ですよね。
シンセサイザー、アナログシーケンサーなどの電子機器を巧みに使用した、メディテーショナルなジャーマン・エレクトロの金字塔。
無機的なシンセパターンの連続が、まるで波のうねりのように広がる音像が見事です。
この新装版ジャケットのほうが水辺ジャケとしては秀逸ですね♪ 当時隆盛を極めていたフュージョンへと接近した77年作。Mauro Paganiの後任ヴァイオリニストGregory Blochによる緩急自在のプレイも聴きどころの、ラテン・フレイヴァー溢れる好盤!
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5月30日に行われたP.F.M.の来日公演1日目に行ってまいりました!大盛況だったライヴの模様を、オリジナル楽曲動画・過去のライヴ動画を交えつつお伝えしてまいります!
北欧プログレの礎を築いた偉大なグループがカイパ。キャメルなど叙情的な英プログレからの影響を北欧の透明感ある空気で包み込んだサウンドが特徴ですね。この2010年作がまた凄い名盤!
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ジェネシスやキャメルからの影響を土台にしつつ、素朴な温かみ、幻想性、そして柔らかな色彩に彩られた、北欧ならではと言えるファンタジー純度120%のシンフォニック・ロックを世界に提示した傑作、KAIPAの1stを特集!
どこか侘び寂びを思わせる水辺ジャケは、さすが日本人ミュージシャン。世界的にその名が知られる京都出身のパーカッショニストによるリーダー作。それにしても、クラウス・シュルツェにアル・ディ・メオラ、名ホワイト・ソウル・シンガーのジェス・ローデン、そしてクォーターマスのkeyピーター・ロビンソンなどが全面参加って、ほんと凄いメンツだなぁ・・・。
フレンチ・シンフォ新鋭屈指の実力派と言えば彼ら。ハードながら歌心ある雄弁なギター、多彩なトーンで彩るキーボード、熱量みなぎるアンサンブルが素晴らしい!女性ヴォーカルという点も夏にはポイント高いです☆
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの71年6th。その内容はサイケデリック・ロックの質感を残しながらもブルーズ・ロック、ハード・ロックのアンサンブルも取り込み、スペーシーな音像で迫る作風となっており、なんと言っても彼らを代表する1曲と言える大曲「Echoes」が大きくその存在感を放っています。ロックというジャンルに人間の精神性や虚無感など様々な要素を内包させ、音楽と言う枠組みさえも骨抜きにしてしまうような絶対的な個性に溢れた名盤であり、PINK FLOYDらしさが確立された必聴盤です。
廃盤希少!丸角帯仕様(3%税表記)、解説元々なし(対訳付き)、定価3286
盤質:傷あり
状態:並
帯有
若干カビあり、若干ケースツメ跡あり
ペーパーケース仕様、James Guthrieによる新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー盤
盤質:傷あり
状態:良好
ビニールのシールはありません。
Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの72年4th。プログレッシブ・ロックの代名詞のひとつであるメロトロンのロング・トーンで幕を開ける本作は、定番曲「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ」、そして20分を超える名曲「サパーズ・レディ」を収録しPeter Gabriel期GENESISのサウンドを確立させた名作であり、「幻惑のブロードウェイ」と並ぶ彼らの代表作の1つ。寓話的幻想性を持ったシアトリカル・ロックの最高峰です。
トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、元リターン・トゥ・フォーエヴァーのアル・ディ・メオラ、元サンタナのマイケル・シュリーヴとともに企画したプロジェクトが「ゴー」で、76年の『GO』に続く2作目のスタジオ・アルバムが77年作の本作『GO TOO』。ヴォーカルは、スティーヴ・ウィンウッドから、ジェス・ローデンとリンダ・ルイスに交代。前作から続くクラウス・シュルツェの参加の他、ハーヴィー・ハンコックの作品への参加でも知られる米ジャズ・ベーシストのポール・ジャクソンや元クォーターマスのKey奏者ピーター・ロビンソンが新たに加わり、ソウル&ファンク色溢れるグルーヴや歌唱とともに、スペーシー&シンフォニックなキーボード・ワークが冴え渡るクロスオーヴァーの傑作に仕上がっています。神秘的でいてグルーヴィーなサウンドは唯一無比。名アレンジャーのポール・バックマスターによるオーケストラ・アレンジも出色です。
BVCM37633(82876709392)(BMGファンハウス)
廃盤、紙ジャケット仕様、K2 24bitデジタル・リマスター、歌詞対訳付き仕様、定価2100
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤キズ多めにあり、帯中央部分に若干色褪せあり
Edgar Froeseを中心に結成され、シンセサイザー、アナログシーケンサーなどの電子機器を巧みに使用したメディテーショナルなジャーマン・エレクトロの原点に位置するグループの75年6th。ヴァージンと契約したあとの第2弾アルバムである本作は、前作「Phaedra」の続編と捉えることの出来るメディテーショナルな作風を貫いています。冒頭から各種ヴィンテージ・シンセサイザーが表情豊かなロングトーンを響かせ、寄せては返す波のように穏やかで冷ややかなサウンド・スケープを描き、中盤からアナログシーケンサーのアルペジオがフェイドインする辺りは、まさにTANGERINE DREAMならではの個性と言えるでしょう。
QUELLIを母体に結成され、後にバンドの顔となるMauro Paganiを迎えて改名。英国とはまた違ったイタリアの素晴らしい叙情性を放ち、EL&PのMANTICOREからPete Sinfieldの戦略で世界デビューまで果たしたイタリアン・シンフォニック・ロック代表グループの77年作。Mauro Paganiが脱退したあとの本作は、ヴァイオリニストにGregory Blochを迎えてラテン・フレーバーを散りばめたジャズ・フュージョン色濃いサウンドを提示。前作からの流れでシンフォニックな音像は姿を消していますが、軽快でテクニカルなジャズ・フュージョンサウンドの中にもイタリアの叙情をほのかに感じられるなど、過渡期とは思えない個性はやはり彼ららしい佳作と言えるでしょう。
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