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2017年、何聴いてた?皆様のご投稿を大発表!!

カケレコでは、「2017年、何聴いてた?」と題しまして、皆様から今年よく聴いていたアルバムを募集しておりました。

投稿して下さった皆様、本当に、ありがとうございました!!

順に紹介させていただきます!

プログレ編

YES / CLOSE TO THE EDGE

パニャーロ 様

フロイドのアニマルズか危機のどっちかなんだけども、多分こっちの方が聴いてる。なんだかんだ これが最高の一枚。
収録の構成もよくて 何気なく流しておくのにも邪魔にならないし、もちろん集中して聴いても悪いところが見当たらない名作中の名作。
今年一番っていうか今までトータルでずっと一番聴いてる。
それでも飽きない。

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PINK FLOYD / 炎~WISH YOU WERE HERE

プログレ二年生のチコ 様

理由・たまたま

プログレにハマったのは二年前、CANのタゴマゴからだった。

以来、新宿DUなどで物色するも、よくわからず…市川先生の本を読みながら、まずはキングクリムゾンとピンクフロイドからかな、と。
タンジェリン、ゴブリン、オサンナ、カンタベリーとあちこち聴き散らかしてみたけれど、やっぱり、この2グループは凄い、と改めて思う…

高校時代は敬遠していたプログレ、男子が難しい解説をしたがるプログレ、男の世界風近づきにくさを醸してるプログレ、やたらとロッキンオンでページをさいていたプログレ(当時は読まなかった)、新宿に専門館まであるプログレ…一体どんな音楽なんだ? 聴き始めて納得&これを知らずして生きてきたことに若干の後悔。でも今から知れば良いのですよね。プログレの森は広く、いくら聴いても終わりがないくらい深い。70年代からこんなカッコイイ曲を作っていたなんて!全く古さを感じない斬新さや前衛に驚きつつ、プログレを好きになって良かった、と実感するこの頃です。

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KING CRIMSON / RED

baystars225 様

今年ジョン・ウエットンが亡くなったので。

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JOHN WETTON / ARKANGEL

SIN 様

ジョン・ウェットン追悼。
さすがにショックが大きすぎて現在も事実を消化出来ていない感じです。

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「音楽歳時記」 第二十六回 番外編: 追悼ジョン・ウェットン 文・深民淳

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ATOLL / L’ARAIGNEE MAL(組曲「夢魔」)

カテドラル 様

時々無性に聴きたくなる1枚です。ジャズロック、シンフォニックロックの要素が程よくブレンドされた緻密なサウンドは圧倒的な完成度!
特にドラムが大好きで、他のバンドでは聴けない独特のリズムが病みつきになります!
フランス語の歌唱もシアトリカルで、歌詞もユニークです!ジャケットも曲の世界にマッチしており、聴くたびに発見がある飽きないアルバムです。

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IL BALLETTO DI BRONZO / YS

コバケンメタル 様

沢山のプログレを聴きましたが結局行き着く先は必ずこの作品になります♪

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カテリーナ・カセッリ / 組曲「春」

ハミルファン 様

ボッティチェリの名画に迫る程に神々しく、それでいて良質なポップスのように親しみやすい。一生もののアルバムです。
優美で気品に満ちたヴォーカルが素晴らしいですが、これ以前のアルバムでは、ローリングストーンズ、レイ,チャールズ、ドノバン、レアバードのカバーなどなど驚くほど多彩な歌声を聴かせてくれます。以前の作品も素晴らしく、よく聴きました。

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ANGELO BRANDUARDI / ALLA FIERA DELL’EST

EASY LIVIN’ 様
今年1番良く聞いたCDはANGELO BRANDUARDIで、CDトレイに乗る事が多かったです。
古き良き時代に居る様な、でもポップ感もあるからだったのでしょう。現実逃避的音楽の楽しみ方です。

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CONRAD SCHNITZLER / CON、CON3、CONVEX

T 様

今年、一番はまっていたのは御社から購入したコンラッド・シュニッツラーです。彼の音楽性は他者のものとは全く違い、ものすごいオリジナリティを感じています。どうも有難うございます。
(特によく聴いていたのは)Conrad Schnizer 1st,Con3,Convexあたりでしょうか。あと、クラスターやタンジェリン・ドリーム1stで、コンラッド・シュニッツラーが参加しているのもいいですね。

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CAN / SINGLES

スタッフ増田

カケレコの取り扱い作品でなくて申し訳ないのですが、新人増田の今年一番聴いたアルバムはコレ。
シングル集なのでコンパクトな曲で構成されているのも聴きがちな所以かもしれません。

今年頭にはドラマーのヤキ・リーベツァイト、そして9月にはベーシストのホルガー・シュカイという二人のオリジナル・メンバーを失ってしまったのがまだ記憶に新しいCAN。
「40年先の音楽」と呼ばれるのも納得の、現代においてすら先進的に聴こえるこのサウンド!
誰にも真似できない、唯一無二の音楽性を改めて聴き味わいました。

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X-LEGGED SALLY / LAND OF THE GIANT DWARFS

わらびもち 様

x-legged sallyは全アルバム聴きましたが、特に気に入ったのがkilled by charityとland of the giant dwarfsです。
人間関係や仕事でまいっている時、聴くと元気が出るからです。元気が出ると言うか前向きになれるからです。他にもいろいろ聴きます。

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PORTICO QUARTET / ART IN THE AGE OF AUTOMATION

takechico 様

プログレに含まれる音なのかどうかわかりませんけど、ミニマルでありながらストリングスやエレクトロニクスの導入で非常に情感豊かに仕上がっており、個人的には2010年代を代表する1枚になるのでは、とすら思っています。

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BAROCK PROJECT / DETACHMENT

まぐろ 様

Moon Safariが好きなのですが、Moon Safariよりもプログレ度が強いと感じました。
一曲一曲の構成が素晴らしい。6月に一緒に来日してくれて嬉しかったです。


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BIG BIG TRAIN / SECOND BRIGHTEST STAR

pureblues 様

今を生きるプログレバンド、Big Big Trainの「The Second Brightest Star」です。
前作「Grimspound」から3か月でリリースという驚愕のペースに踊らされましたが、内容は本当に素晴らしい。決して「勢いで作った」作品でもなく、もちろん「やっつけ仕事」でもない。彼らの作品の中でもひときわ丁寧に作られているなと感じさせるところは流石です。特に「英国らしさ」とダイナミズム、叙情性に溢れた表題曲はバンド史上最高の名曲です。

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MARILLION / BRAVE

ひとり囃子 様

今年の10月に23年ぶりに来日公演を行ったMarillion。
そのライブ前の予習で彼らのアルバムの中で一番よく聴いたのがBraveでした。名作です。

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ロック編

FLEETWOOD MAC / RUMOURS(噂)

しまあじ 様

いつ聴いても何回聴いても変わらない素晴らしさ。

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STEELY DAN / KATY LIED

愛宕町私設ライブラリ 様

ウォルター・ベッカー氏の訃報に接し。2nd とどっちを採るかいつも迷うんだが、少し背伸びをして。リスナーだって成長しなきゃね。

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WENDY & BONNIE / GENESIS

ひーちゃん 様

二、三年前から欲しかったのですが、やっと今年購入できました!
クオリティーの良さとwendy&bonnieとして活動する前のcrystal fountainの曲もサイケファンなら絶対大好きになっちゃうのが感じられました!

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BANCHEE / BANCHEE

スタッフ青山

ジャケットの可愛らしさに惹かれて手に取り、内容も気に入って繰り返し聴きました。
ファズ・ギターが炸裂したりとサイケ・ハードな曲もありますが、ハーモニーが美しいゆるやかなフォーク・ロックがとても良いです!グレイトフル・デッドやCSN&好きな方におススメです。

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BEATLES / LIVE AT BUDOKAN 1966

EASY LIVIN’ 様

beatlesがかつて投げた地球規模の巨大なブーメラン効果が今頃になってJASRAC公認という運びになったとでも言えましょうか?
1年中とはなりませんが、これもよく聴きますね(微笑)

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※映像は収録されているものと違う場合がございます。ご了承くださいませ。

BEATLES / PAST MASTERS VOLUME TWO

田中店長

ようやく、この時がきたか!ようやく、息子が音楽に興味を示してくれました。
中二の息子を車に乗せる時は、いつもビートルズ。
なぜか「We Can Walk It Out」が一番のお気に入りで、
結果として一番よく聴いた一枚が『PAST MASTERS VOLUME TWO』となりました。
ちなみに私が好きなのは「Day Tripper」。
「ここ聞いて!これだよ、このドラム!」と、イントロで切れ込むリンゴのドラムを熱く語っています。

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TERRY ALLEN / JUAREZ

harrison8068 様

テキサスの伝説的なSSWらしいのだがその1st。ジャケ見てほぼ確実に良盤確定、聴いてびっくり超傑盤でした。
カントリー、フォークを基調にピアノ主体で泥臭くなくアレンジも軽妙洒脱。すばらしい1枚でした。

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MILLER ANDERSON / BRIGHT CITY

スタッフ佐藤

一番聴いたかはわかりませんが、今年よく聴いていた実感があるのが英国のSSW/ギタリストMiller Andersonの71年作『BRIGHT CITY』です。
ジャケットはどこか寂しげな風情ですが、格調高くも味わいあるメロウ・スワンプなサウンドは、不思議とどの季節にもフィットする気がします。
きっと来年以降も聴いてたランキング上位に居続けることになるだろう生涯の一枚です^^

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LOS CHEYENES / POP DE LOS 60

ヨーソロー大泉 様

フリーキーな演奏とやけっぱちシャウトなガレージパンクバンドのシングル集。
KinksやHolliesのカバーも荒れてて格好いい。曲名が読めない!バンドの見た目はGSっぽい。

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Y&T / EARTHSHAKER

n🍺oOta 様

車にはこれしかないので。

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KAREN BETH / HARVEST

スタッフみなと

カケレコの在庫でなくて申し訳ないのですが、カレン・ベスの2ndをよく聴いていました。
柔らかい木管楽器のようなボーカルと、さり気ない演奏が素晴らしくて・・・
遅く起きた休日に、これを聴きながらコーヒーを飲むのが幸せのひと時でした。

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それぞれの思い入れが詰まったアルバム、いかがでしたでしょうか。

投稿してくださった皆様、ありがとうございました!!


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2017年、何聴いてた?皆様のご投稿を大発表!!

  • KING CRIMSON / RED

    フリップ、ウェットン、ブルーフォードの三人が尋常ならざる緊張感の中で生み出したクリムゾンを代表する傑作、74年作7th

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。

  • YES / CLOSE TO THE EDGE

    72年作5th、緊張感、幻想美、構築性、ダイナミズム、超絶技巧!これぞプログレと言うべき要素が詰まった超傑作!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。

  • MILLER ANDERSON / BRIGHT CITY

    元KEEF HARTLEY BANDのG&Vo、哀愁溢れる絶品ブリティッシュ・スワンプ・ロック、大傑作!

    元KEEF HARTLEY BANDのギタリスト/ヴォーカリスト。71年作のファースト・ソロ。渋いブルース・ロック、いぶし銀のスワンプ・ロック、哀愁のフォーク・ロックなど、多彩な楽曲群により彼のギタリスト&ヴォーカリストとしての魅力が十二分に発揮された名作。特にヴォーカルが素晴らしく、ソウルフルなシャウトだけでなくバラードでの優美な歌声も見事です。名オルガン奏者MICK WEAVERも味わい深いフレーズで好サポート。いかにも英国的なジャケットに惹かれた方はまず買って損はありません。

  • PINK FLOYD / WISH YOU WERE HERE

    前作『狂気』にも劣らぬ内容と言える75年リリースの傑作

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年発表の『狂気』の大ヒットを経て、PINK FLOYDは日用品を使った前衛音楽「Household Objects」を企画。しかし、これは実際にレコーディングも行われていましたが、途中で頓挫しました。そして、1975年に発表された『炎〜あなたがここにいてほしい』は、全米および全英1位を獲得した前作『狂気』と並ぶPINK FLOYDの代表作のひとつとなりました。最大の聴きどころは、アルバム冒頭と最後に収められた9つのパートから成る「クレイジー・ダイアモンド」でしょう。この大曲は、(Roger Waters自身は否定しているものの)早くにグループを離脱することになってしまったSyd Barrettに捧げられた楽曲だと言われています。さらに、79年にリリースされる傑作『ザ・ウォール』につながるテーマが登場する「ようこそマシーンへ」、プログレ・フォーク・ミュージシャンRoy Harperをゲスト・ヴォーカリストに迎えた「葉巻はいかが」、そしてRoger WatersとDavid Gilmourが揃って「グループの最高の楽曲のひとつ」と胸を張る「あなたがここにいてほしい」が収められています。『狂気』に続き、本作も間違いなく名盤です。

  • ATOLL / L’ARAIGNEE MAL

    仏プログレを代表するグループ、仄暗く幻想的な音世界に惹きこまれる大傑作2nd、75年リリース

    構築的な楽曲アレンジ、美しいコーラス・ワーク、そして華やかな音像で「フランスのYES」などと評されている、フレンチ・シンフォニック・ロックを代表するグループの75年2nd。前作での構築的なサウンドはさらに磨きをかけながら、ギタリストChristian Beya、ヴァイオリンのRichard Aubertの新加入が大きくバンドに影響を与え、YESの構築美やジャズ・ロックアンサンブルに加えてKING CRIMSONの屈折したヘヴィネスまで織り交ぜて聴かせています。多少荒さのあった前作から比べると、フランス産らしい耽美な質感も現れており、まさしく彼らの代表作とするにふさわしい名盤です。デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲。

  • MARILLION / BRAVE

    94年リリース、ホガース時代初期を代表するドラマチックな名作

  • FLEETWOOD MAC / RUMOURS

    77年発表の代表作、31週にわたり全米No.1の座に君臨したモンスターアルバム!

  • BEATLES / PAST MASTERS VOLUME TWO

    アルバム未収録のシングル曲集、「HEY JUDE」「DAY TRIPPER」「WE CAN WORK IT OUT」など後期の大ヒット曲満載!

  • STEELY DAN / KATY LIED

    フェイゲンとベッカーによるユニット形態となった75年作4th、凄腕セッションマンたちによる名演満載!

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