2017年12月14日 | カテゴリー:ロック探求ランキング,世界のロック探求ナビ
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12月も半ば、いよいよ年の瀬ですね!
米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCKが2017年のベストアルバムを発表しました。
どうぞご覧ください。
いかがでしたか?
2017年も沢山の名盤が生まれましたね!
原文はこちら
ultimateclassicrock.com/2017-best-rock-albums/
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2017年11月の月間ベストセラーを発表いたしましょう!世界中からロック&プログレ作品が集まるカケレコらしく、国際色豊かなラインナップとなっておりますよ~☆
87年作品。ソロ第二弾となる今作はLAの架空ラジオ局”K.A.O.S”を舞台に描かれる現代社会への警鐘がテーマ。主人公のビリーは身体障害者だが、肉体が電波と交信可能という超能力を持つことを知り、ラジオのDJのジムとともに、電波を支配してマインドコントロールしようとする権力と戦い、核戦争をシュミレートして、核の廃絶をも実行しようとする。文学的かつ痛烈な世相批判の言葉がちりばめられ、非常にシニカルではあるが「ザ・ウォール」と同じようなコンセプトを持つ壮大なストーリーが繰り広げられ、1冊の本のような印象を受ける大作。
廃盤、紙ジャケット仕様、92年オリジナル・マスター音源、オリジナルLPレーベル面レプリカ4枚付き仕様、定価1890
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
一部に小さい圧痕あり
DVD、NTSC方式、リージョンフリー2、日本語字幕あり、帯付き仕様、定価1980
盤質:未開封
状態:良好
帯有
CSN&Y『デジャ・ヴ』と同年の70年にリリースされた3rdソロ。いきなりニールのアコースティック・サイドを代表する名曲「Tell Me Why」で幕開け。ニールらしいアタック感のあるアコギ・バッキングと、対照的に憂いに溢れたメロディが胸に迫ります。リリカルなピアノをバックに切々と歌われる2曲目のタイトル・トラック、CSN&Yを思わせるハーモニーが美しい3曲目、スティーヴン・スティルスとの火を吹くギターバトルに痺れるエレクトリック・サイドを代表する名曲である4曲目「Southern Man」と畳みかけます。最後にうららかな小曲でしめるA面はニールの数ある名作中でも屈指の素晴らしさ。B面も格調高くも憂いに溢れた佳曲ぞろい。次の作品『ハーヴェスト』と並び、ニール・ヤングの代表作であり、70s米ロック屈指の傑作です。
72年作の4th。全米No1ヒットの「Heart Of Gold」を含む代表作と評される一枚。都会的な憂いに満ちたメロウな前作に比べ、広大な大地をそこに差し込む陽光が目に浮かぶリリカルなナンバーが印象的。ペダル・スティールが枯れた哀愁を奏でます。「Heart Of Gold」には、ジェイムス・テイラーやリンダ・ロンシュタットが参加。他にCS&Nも数曲に参加しています。米ロック史上に残る傑作。
75年作。ドラッグの過剰摂取で死去した元クレイジー・ホースのダニー・ウィットンに捧げられた追悼作。メンバー全員がアルコールでベロベロに泥酔した状態で一発録りされた作品。全体的に沈鬱な雰囲気に包まれていますが、メロディや歌声にはニールらしいリリシズムが溢れています。個人的には『After The Gold Rush』に通じる雰囲気を持っている印象で、メロウな佳曲揃い。特に2曲目「Speakin Out」は出色で、ニルス・ロフグレンの繊細さが光るメロディアスなギター・ソロは白眉。味わい深く奥行き豊かな楽曲がそろった一生ものと言える名作。
2枚組ボックス(トールサイズ)、各CDはプラケース仕様、コミック・ブックレット付き、情報シール・解説付き仕様、定価3500
盤質:傷あり
状態:並
帯-
情報シール無し、カビあり
2枚組ボックス(トールサイズ)、各CDはプラケース仕様、コミック・ブックレット付き、情報シール・解説付き仕様、定価3500
盤質:傷あり
状態:不良
帯-
カビあり、ボックスに目立つスレあり
77年作。前作のシンプルでストレートなロックンロール路線を引き継ぎながらもポップな明るい曲が増えた2nd。日本では「甘い罠」「今夜は帰さない」が1位を記録するシングル・ヒットになり、日本での人気を決定付けた名作。
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、Blu-spec CD2、17年DSDリマスタリング、ボーナス・トラック5曲、定価2000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
DAVID BOWIEの記念すべきファースト・アルバム。別名「Love You Till Tuesday」。後にグラム・ロックの貴公子として君臨したBOWIEですが、当時はBOB DYLANに強く影響を受けていた頃で、フォーク・ロックの趣が強い作品。アコースティック・サウンドを基調とした、ロマンチシズム溢れる演劇的なアルバム。アルバムの全体像を意識していたのか、ストリングスが用いられ、オペラのような曲、ヨーロピアンな哀愁のメロディ、民族趣味なワールド・フォーク、一枚のアルバムの中で何役もこなします。後に、セルフ・イメージを変幻自在に操る彼の存在本質が、既にこのアルバムの中に全て詰まっているのです。完成を求めず、常に変化し続ける男、David Bowieの輝かしき出発点がこのアルバムには詰っています。
盤質:傷あり
状態:
デジパックのラミネート剥がれあり、プラスリップケースなし
71年作の4thアルバム。1曲目の「CHANGES」をはじめて聴いたとき、感動で震えました。なんて美しいメロディとハーモニー。そして強烈に個性的なヴォーカル。その他の楽曲も、美しいメロディが続く佳曲揃い。傑作「ジギー・スターダスト」に全く劣らない名作です。
71年作3rd。プロデュースは前作に引き続きトニー・ヴィスコンティが担当する一方、ギターには初期ボウイの右腕となるミック・ロンソンが加入。浮遊感を伴うミステリアスなヴォーカルに、幻想的なストリングス、バンド・アンサンブルが絡むサウンドは、同時期ヴィスコンティがプロデュースしていたTYRANNOSAURUS REXにも似たアシッド・テイストを含んでいます。重たく引き摺るようなベース、タメの効いたドラムを土台に、ミック・ロンソンが、泣きのブルース・ギターから、ワウを効果的に使用した唸るようなソロまで縦横無尽に弾きまくるアンサンブルは、ダーク且つスケール感充分。初期URIAH HEEPやBLACK SABBATHにも通じるシリアスな魅力が溜まらないアルバムです。ジャケットはキーフ。
紙ジャケット仕様、99年デジタル・リマスター、定価2600
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケ側面部に若干色褪せあり、解説に若干黄ばみあり
72年5th。地球にやって来た異星人「ジギー」がロック・スターとして成功し、やがて没落していくストーリーを描いたロック・ミュージカル風の作品。SF的コンセプトを彩る楽曲全てが素晴らしく、実にキャッチーでドラマティック。厳かなピアノにシアトリカルなヴォーカルで、架空の世界に一気に引き込まれるオープニングの「Five Years」、アコギのイントロ、控えめなヴォーカルからメロディアスなサビで盛り上がる「Star Man」、軽快なロックンロールナンバー「Hang On To Yourself」、ミック・ロンソンの力強いギターリフがドラマティックな「Ziggy Stardust」と、ボウイの抜群のメロディーセンスが全てに発揮されています。グラム・ロックの頂点に立ち、ロック史においても燦然と輝く名盤。
2枚組、CCCD、スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)
盤質:無傷/小傷
状態:
2枚組、17年デジタル・リマスター、未発表音源2曲を追加した17年ミックス、定価2500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
デジパック仕様、透明スリップケース付き仕様、2枚組、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:並
スリップケース無し、CD1枚がトレーから外れやすくなっています
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2600
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、紙ジャケに若干スレ・解説にCDの圧痕あり
ペーパーケース仕様、12/17年デジタル・リマスター、定価2400+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
2曲入りシングル、裏表に模様の入った特殊ディスク仕様
盤質:傷あり
状態:良好
若干スレあり
2枚組、帯・ブックレット・スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、定価3600+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、若干カビあり
65年にリリースされた、BOB DYLAN通算5作目にして、ファン驚愕のフォーク・ロックへの大転換を示した問題作にして、ポピュラー・ミュージックの世界の流れを変えてしまった重要作。映画『DON’T LOOK BACK』冒頭の史上初のミュージック・クリップと言われる、「Subterranean Homesick Blues」で幕を開ける本作は、フォーク・ミュージックと電化楽器によるロックンロールの融合と共に、詩的イメージの断片がカット・アップのように、濁流、奔流の如く猛烈な勢いで駆け巡るサウンドと歌、言葉の万華鏡。この後、『HIGHWAY 61 REVISITED』、『BLOND ON BLONDE』へと続く驚異の変貌を遂げる、羅刹のようなディランの芸術性の躍進が始まるきっかけの作品でもありました。収録曲全てが今となっては代表曲。僕もこのアルバムがきっかけで電化ディランにハマりました。是非入門盤そして生涯盤として一家に一枚!
アメリカン・ロック史上に残る大名曲「Like A Rolling Stone」をはじめ、ディランのエネルギーが満ちあふれた佳曲がずらりと並んだ代表作。Al Kooper、Mike Bloomfieldなど、バックの演奏も冴え渡り、完璧なフォーク・ロックを聴かせる。アメリカン・ロック屈指の傑作。
初期ディランの傑作であり、米フォーク・ロックの傑作であり、アメリカン・ロックの金字塔。ナッシュビルの名うてのスタジオ・ミュージシャンがサポートした豊かなアンサンブルも見事。
米国出身天才作曲家兼マルチ・プレイヤー兼プロデューサー、1972年3rdアルバム。溢れるアイディアを詰め込んだ2枚組。DISC2の6曲目までを一人多重録音、7曲目以降を30人以上のミュージシャンを起用しての一発録り、とスタイルを変えて制作。持ち味でもある実験精神は控えめで、ビートリッシュなメロディが炸裂するポップな楽曲揃い。特にオープニングを飾る「I Saw The Light」は、メロディ・メイカーの才能が爆発した代表曲。シンプルながら心躍るイントロ、AメロもBメロもサビもすべてが完璧なメロディ、スウィートなヴォーカル。そして、控えめながら完璧なタイミングでメロディの魅力を引き立てるコーラス・ワークとスライド・ギター!聴くものすべてを希望の光で包み込む名曲です。その他の楽曲もフックに富んだメロディとキャッチーなアンサンブルを持つ佳曲揃い。いつ何時聴いても幸せな気分にしてくれる最高のポップアルバム。一家に一枚、是非!
紙ジャケット仕様、2枚組、K2HDリマスタリング、HQCD、ボーナス・トラック6曲、定価3333+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
解説無、帯無
2枚組DVD、NTSC方式、リージョン2、解説付仕様
盤質:無傷/小傷
状態:
帯-
2枚中1枚傷あり、若干タバコ臭あり、解説に折れあり
オールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナル・メンバー、ブッチ・トラックス(ds)の甥で、1999年からはオールマンにも加入した天才ギタリスト、デレク・トラックス(デレクという名はデレク&ザ・ドミノスから)と、その妻でブルース/ソウルの名ミュージシャンのスーザン・テデスキの夫婦を中心とするグループ。2011年のデビュー作。エモーショナルかつソウルフルな歌声が実に伸びやかなスーザン、そして、デラニー&ボニー参加時のクラプトンのごとくにぶっとくも繊細なフレーズを自由奔放に奏でまくるデレク。ずばり、現代に蘇ったデラニー&ボニー!レオン・ラッセル周辺のフレンズ達を彷彿させるジャケット写真のとおり、グルーヴィ−かつセンシティヴなアンサンブルも見事。70年代米スワンプ・ロックのDNAを受け継ぐ名グループ。スワンプ・ファンは是非!
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