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SLAPP HAPPYが好きな人におすすめ。ヘンテコ・アヴァン・ポップ特集

SLAPP HAPPY

1972年にドイツで結成された、スラップ・ハッピー。
写真左からアンソニー・ムーア(key) 、ダグマー・クラウゼ(vo)、ピーター・ブレグヴァド(g)の3人です。
奇妙にねじれたポップなメロディーにコケティッシュなボーカルが響くそのサウンドは、日本でも多くのファンを獲得しており、今年2月には16年ぶりに来日を果たしました。

まずは一曲どうぞ~

♪Michelangelo

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80年リリース『ACNALBASAC NOOM』より。
クラウトロックバンドFAUSTのメンバーが演奏を務めており、ダグマー・クラウゼの自由奔放なボーカルとともに妙な中毒性のあるポップを繰り広げています。レーベル側が「売れない」と判断して、お蔵入りとなってしまった録音です。

さてそれでは、スラップ・ハッピーに似た雰囲気の音楽を探してみましょう。
まずはプログレ編です。ドイツのお隣、ベルギーへ。

COS / POSTAEOLIAN TRAIN ROBBERY(1974)

ギタリストのDaniel Schellを中心に、コケティッシュな女性ヴォーカルPascale Sonらで74年に結成され、84年までに5枚のアルバムを残したベルギーのグループ。愛らしい声のスキャットがたまらない魅力を放っています。

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緊張感あるアンサンブルと、ブリジット・フォンテーヌみたいなエキセントリックなボーカルに圧倒されてしまいます。

さてお次は・・・何と南米アルゼンチンにも、ダグマー・クラウゼのようなボーカルを擁した、いいバンドがあるようですよ。

FACTOR BURZACO / 3 (2014)

アルゼンチンが誇る新鋭チェンバー・ロック・バンド。ちょっとニューウェイヴ/ゴシックすら想起させるダークなメロディと、危うさとキュートさを孕んだCarolina Restucciaのボーカルが独特な世界を築いています。

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たまらないですね、この一筋縄ではいかぬメロディー。

次は、フォーク・ポップ編。英国へと参りましょう。

AL ET AL / STRANGE AFFAIR(1981)

英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作。鳥が鳴いているようなフルート、ちょっとネオアコっぽいギター、可憐なボーカルがゆる~いポップを奏でていて、「隙間」のあるミニマムなサウンドはYOUNG MARBLE GIANTSにも通じるものがあります。

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全体に漂うチープさが、グッときます!

さてさて、次はアメリカです。

J.JASMINE / MY NEW MUSIC(1977)

この蠱惑的なジャケットが全てを物語っています!マルチ・パフォーマーとして活躍していたジャクリーヌ・ハンバートが、J.JASMINE名義で出した作品。作詞作曲をジャスミンが、プロデュースをアメリカ実験音楽の巨匠デヴィッド・ローゼンブームが手掛けたそのサウンドは、オールドタイミーながら異世界を覗かせる、アヴァン・ポップとなっています。

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サスペンス映画に迷い込んだみたいなドラマチックなサウンドですね。何だかドキドキしてきます。

最後は60年代後半、アメリカのポップ職人による作品です。

TROUT/TROUT(1968)

米ポップ・サイケ・バンド、68年唯一作。後にTVドラマの音楽でヒットを飛ばす、バブルガム系コンポーザー、トニー・ロメオが全楽曲を手掛けていて、とにかくずべてがドリーミーで洗練されたポップスの宝庫です。
T4「Carnival Girl」の、いつの間にかメロディーが入り組んで来るヘンテコ感がたまりません。

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いかがでしたでしょうか。
どの作品も、既成の価値観にはまらない独自のポップさがあって、かっこいいですね!

SLAPP HAPPYの在庫

  • SLAPP HAPPY / SLAPP HAPPY

    アヴァンギャルド・ポップ史に重要な足跡を残す英米独混成トリオ・グループ、74年作

    72年結成。ピーター・ブレグヴァド、ダグマー・クラウゼ、アンソニー・ムーアから成る3人組アヴァンポップグループ。VIRGINにリリースを拒否されたため、ポップに録り直したという、いわく付きにして最高傑作の74年作。後にHENRY COWと合体〜解体。

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FAUSTの在庫

  • FAUST / FREISPIEL

    01年リリース、全13曲

  • FAUST / RAVVIVANDO REMIX

    クラウトロックの雄、01年シングル

  • FAUST / C’EST COM… COM… COMPLIQUE

    09年リリース

  • FAUST / FAUST and SO FAR

    クラウト・ロック代表格、71年1st/72年2nd

  • FAUST / SO FAR

    クラウト・ロック代表格、72年リリース2nd

    廃校でコミューンを形成しながらセッションを重ね、CANをはじめとしたクラウト・ロックの台頭に触発されるようにデビューし、ノイズ、インダストリアル・ロックの源流に位置づけられる名盤を生み出したグループによる72年作。デビュー作からかなり聴きやすさが増し楽曲もコンパクトにまとめられた1枚であり、ポップな魅力を放つ作品となっています。とは言ってもそこはやはり彼ららしく一筋縄ではいかない内容となっており、一見自然に見えるアプローチが実は不自然さの連鎖によるものであったりするなど、デビュー作と同様の精神性を受け継ぎながら製作されていることを伺わせる名盤です。

  • FAUST / FAUST IV

    クラウト・ロックの代表格、所在ない作風が特徴の73年作

    Virginレーベル移籍後、73年にリリースされた4thアルバム。

  • FAUST / FAUST CONCERTS VOL.II

    92年、ロンドンのマーキークラブにおけるライヴ演奏、94年リリース

  • FAUST / FAUST WAKES NOSFERATU

    97年リリース

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COSの在庫

  • COS / POSTAEOLIAN TRAIN ROBBERY

    ベルギーを代表するジャズ・ロック・グループ、74年作1st。ハットフィールドあたりからの影響が感じられるカンタベリーなサウンド。

    ベルギーを代表するジャズ・ロック・グループ、74年作1st。ハットフィールドあたりからの影響が感じられるカンタベリーなサウンドとフランス語によるスキャット風の女性ヴォーカルというスタイルが個性的な作品。メロディアスで印象的なフレーズを連発するベーシストをはじめ、メンバー全員の力量はもちろん、各パートが織り成すアンサンブルもまた抜群で、そのサウンドはかなりのレベル。ジャズ・ロック・ファンは聴いておいて損は無いグループです。

  • COS / VIVA BOMA

    ベルギー出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・アンサンブルとスキャット風の女性ヴォーカルとの組み合わせが個性的なグループ、76年作2nd

    ベルギー出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・アンサンブルとスキャット風の女性ヴォーカルとの組み合わせが個性的なグループ。76年作2nd。カンタベリー色濃厚だった1stに比べ、よりアヴァンギャルドな色合いを増し、緊張感でヒリヒリするスリリングな演奏を聴かせています。

  • COS / BABEL

    カンタベリー・ロックに通じるサウンドを持つベルギーのジャズ・ロック・グループ、78年作3rd

    ベルギー出身、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック・アンサンブルとスキャット風の女性ヴォーカルとの組み合わせが個性的なグループ。78年作3rd。後にAKSAK MABOULを結成するMarc Hollanderが在籍。ZAOのメンバーなどゲスト参加。カンタベリー・タッチのジャズ・ロックを基本に、いかにもベルギー的なアヴァンギャルド&ストレンジ・ポップ的なエッセンス、女性ヴォーカルによるスキャットなどが彩るセンス溢れるサウンドを聴かせています。名作。

  • COS / SWISS CHALET

    ベルギーのアヴァン・ロック・バンドがニューウェイヴの時代に呼応して鳴らした奇天烈ロック、79年作3rd

    ギタリストのDaniel Schellを中心に、コケティッシュな女性ヴォーカルPascale Sonらで74年に結成され、84年までに5枚のアルバムを残したベルギーのグループ。初期のカンタベリー/チェンバー・ロック的サウンドからニューウェイブな時代に呼応して、レゲエ・ビートの効いたサウンドへと変化した79年作4th。レゲエのリズムを素材にディレイをまぶして反復させたヘンテコ・リズム・ギターあり、カンタベリーの残り香は感じるけどヘナヘナに弛緩した単音リードあり、粘っこく執拗なギターとベースのユニゾン・リフあり、ドイツのカンやフランスのゴングに比肩する諧謔センスと編集センスがたっぷり。脱力してそうで、緻密な構築に支えられているようで、これは並みのバンドには出せないノリでしょう。これは素晴らしい!

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FACTOR BURZACOの在庫

  • FACTOR BURZACO / FACTOR BURZACO

    逸材女性ヴォーカルをフィーチャーした南米チェンバー/アヴァン・ポップ、06年デビュー作

    アルゼンチンのチェンバー・ロック・バンドの06年デビュー作。個性溢れる女性ヴォーカリストCarolina Restucciaを中軸に、アコースティック・ピアノ、エレキ・ギター、ドラム、ベース、そして管弦楽器をバックに従えた比較的オーソドックスなアンサンブルながらも、とにかく独特な肌触りのアヴァン・ポップを展開。いわゆる南米的な哀愁メロディとは程遠い、ちょっとニューウェイヴ/ゴシックすら想起させるダークなメロディが、室内楽器の醸しだす不穏な雰囲気をさらに増長させています。特筆すべきはやはりCarolinaのヴォーカルで、声域、表現力ともに豊かでポップ・シンガー然としながらも、ダグマー・クラウゼ(SLAPP HAPPY)やパスカル・ソン(COS)らへの憧憬を感じさせる、危うさとキュートさを孕んだ中毒的なフィメール・ヴォイスを響かせています。エキセントリックなポップスとしても聴ける作品です。

  • FACTOR BURZACO / 3

    アルゼンチンが誇る新鋭チェンバー・ロック・バンド、SLAPP HAPPYやCOSのファンにはたまらない女性ヴォーカルのコケティッシュ声炸裂の2014年傑作

    アルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、クリムゾンやジェントル・ジャイアントやヘンリー・カウとともに、ドビュッシーやルチアーノ・ベリオやリゲティ・ジェルジュに親しんだコンポーザーのAbel Gilbert(1960年生まれ)率いるチェンバー・ロック・バンド。2014年作の3rd。女性ヴォーカルのCarolina Restucciaも特筆で、ダグマー・クラウゼ(SLAPP HAPPY)やパスカル・ソン(COS)を彷彿させる狂気とコケティッシュさを内包した歌声が強烈。クリムゾンのジェイミー・ミューア的な奔放なパーカッションにCarolinaの奔放なヴォーカルが乗るチェンバー・ミュージック、そして、管弦楽器とシャープなエレキ・ギターがまばゆいトーンでエキセントリックなアンサンブルを奏でるチェンバー・ロック、さらにニューウェイヴとゴシックを行ったり来たりするようなアヴァン・ポップも交えながらイマジネーション豊かに展開していきます。ユニヴェル・ゼロばりの器楽的な技巧を持ちつつ、強迫的にはならず、どこかカンタベリーにも通じるようなユーモラスさがあるサウンドが持ち味です。数多く好グループが出てきている2010年代以降のチェンバー・ロック・シーンの中でも屈指と言える強度と奔放さを持った名バンドによる傑作です。

  • FACTOR BURZACO / 3.76

    アルゼンチンが誇る新鋭チェンバー・ロック・バンド、SLAPP HAPPYやCOSのファンにはたまらない女性ヴォーカルのコケティッシュ声炸裂の2015年作

    アルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、クリムゾンやジェントル・ジャイアントやヘンリー・カウとともに、ドビュッシーやルチアーノ・ベリオやリゲティ・ジェルジュに親しんだコンポーザーのAbel Gilbert(1960年生まれ)率いるチェンバー・ロック・バンド。2015年作の4th。ギターの変拍子リフやファンキーなカッティングを軸にしたダイナミズム溢れるパート、サックスやフルートが時に奔放に時に緻密にからみあうクリムゾン『太陽と戦慄』あたりを彷彿させる無調のパート、クリムゾン『ディシプリン』あたりのミニマルなギターリフが浮遊する色彩あるパート、ピアノが緊張感いっぱいの現代音楽的な旋律を奏でる室内楽的パートなどが入り乱れる、テクニカルかつ洒脱なチェンバー・ロックが印象的。そして、何より特筆なのが女性ヴォーカルのCarolina Restuccia。ダグマー・クラウゼ(SLAPP HAPPY)やパスカル・ソン(COS)を彷彿させる狂気とコケティッシュとが入り混じったヴォーカルが全編で炸裂しています。チェンバー・ロックのファンは必聴と言える快作です。

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AL ET ALの在庫

  • AL ET AL / STRANGE AFFAIR

    英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作、男女ヴォーカルが織りなすスパイロ・ジャイラにも匹敵するフォーク・ロックの名盤

    英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作で、数あるマイナー英フォーク・ロックの中でも指折りの激レア盤として知られてきた一枚。瑞々しさの中にも哀愁が滲むいかにも英国的なアコースティックギター、凛として美しいフルート、クラシックの素養を備えた気品溢れるピアノを中心に織りなされる、格調高いフォーク・ロック・アンサンブルが印象的です。素晴らしいのがそこに乗る男女ヴォーカル。語りかけるようにジェントルに歌う男性ヴォーカル、一聴でバーバラ・ガスキンが頭に浮かぶ飾り気のない清楚な歌声の女性ヴォーカルが時にソロで歌い、時に掛け合うスタイルで、特に2人のデュエットは絶品です。メランコリックなナンバーの後には、愛らしくやや間の抜けたリコーダーやホイッスルの音色がコミカルな味わいを醸し出すトラッド調ナンバーが登場したりと、起伏ある楽曲構成も見事。男女ヴォーカルの印象も含め、牧歌的な純朴さの中にしっとりとしたメランコリーが影を落とすサウンドはスパイロジャイラを彷彿させますが、正直彼らにも負けず劣らずの素晴らしい内容です。サイケっぽいジャケットからは想像できない大変に完成度の高いフォーク・ロックを聴かせる傑作。スパイロジャイラを始めとする70’s英フォークのファンにはオススメの作品です。

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J.JASMINEの在庫

  • J.JASMINE / MY NEW MUSIC

    米電子音楽家プロデュースによる、異色の30年代サロン音楽風、フィメール・ミクストメディア・アーティスト、個性豊かな77年作…!

    米フィメール・ミクストメディア・アーティスト/エクスペリメンタル・ヴォーカル・ポップの決定盤…!彼女が自身のレーベルからリリースした、30年代サロン音楽の流儀を借用した、洒脱で幻のような音像が印象的な77年作…!ピアノと演劇がかったヴォーカル、キーボード、バック・コーラスの中で展開されるオールド・タイミーな楽曲群は、一見イージー・リスニングなリラックス感覚を感じさせますが、よくよく聴いてみると、謎のリズム・ボックス?の導入等、何処かにいびつな歪みを現出させる実験感覚を偲ばせています。プロデューサーには、バイオ・フィードバック・ミュージック「脳波の音楽」で知られる米電子音楽家、David Rosenboom。同じく米実験音楽の巨匠、Robert Ashleyの作品にJacqueline Humbert名義での参加がある彼女ならではの、幻想的な実験オールド・タイミー・ミュージック!

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TROUTの在庫

  • TROUT / TROUT

    トニー・ロメオのひねりあるポップセンスが光る、米ソフトロックグループ1968年唯一作!

    トニー・ロメオ、フランク・ロメオ、カサンドラ・モーガンの3人によるグループ。
    フォーキーな楽曲の中にねじれたポップスが混じり合い、ハーメルンの笛吹男に誘われるが如く、聴き進めるうちいつの間にやら彼らの楽曲の虜に。アルバムの中でも特に「Carnival Girl」が素晴らしく、スコットランド民謡をモチーフにして幾層にも重なり消えていくメロディが幻想的に響きます。古いヨーロッパ映画に出てくる夜の移動式遊園地のような雰囲気です。中心人物トニー・ロメオはこのアルバムの後、米国のコメディドラマ「パートリッジ・ファミリー」の劇中歌やルー・クリスティの「I’m Gonna Make You Mine」などの作曲で活躍し、そのポップセンスを発揮しています。

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