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MEET THE SONGS 第124回 【ジェファーソン・エアプレイン特集vol.1】

今日のMEET THE SONGSはサンフランシスコのサイケデリック・シーンを代表するバンド、ジェファーソン・エアプレインを特集!
ジェファーソン・エアプレインといえば「Someone To Love」や「White Rabbit」がヒットし、サンフランシスコのサイケ・シーンを象徴するバンドですね。

結成されたのは65年夏。ミュージック・シーンがフォークからエレクトリックへと変わる中、フォーク・グループのメンバーで、サンフランシスコを拠点に活動していたマーティ・バリンはエレクトリック・バンドを組もうと動き出します。
同じくサンフランシスコで活動していたフォーク・シンガーのポール・カントナーを誘い、ジャニス・ジョプリンと組んでいたこともあるギタリストのヨーマ・カウコネンも合流。ベーシストのボブ・ハーヴェイ、ドラマーのジェリー・ペロクィン、紅一点のヴォーカリスト、シグニー・トリーも加わりジェファーソン・エアプレインが誕生。

結成後はすぐにクラブ「マトリックス」のオープン日に初ライヴを行います。このクラブは、当時サンフランシスコに演奏できる場がほとんどなかったロック・バンドのためにバリンが開店したものでした。
ちなみにこのオープン日には、後にメンバーとなるグレイス・スリックも訪れており、ロック・バンドの演奏を観たスリックはすぐに夫や義弟らとロック・バンド、グレイト・ソサエティを結成。同年10月にデビュー・コンサートを行っています。

ジェファーソン・エアプレインは、デビュー後すぐに演奏技術の問題からドラマーとベーシストを交代。ドラムにはクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスに加わる予定だったスキップ・スペンス、ベースにはカウコネンの友人ジャック・キャサディを迎えます。
65年11月には、サンフランシスコで活動するロック・バンドの中で初めて大手レコード会社と契約。66年2月にRCAからデビュー・シングル「It’s No Secret」を、9月にデビューアルバム『TAKES OFF』をリリースします。

『TAKES OFF』 (66年作)

この作品で印象的なのはバリンのハイトーンでエモーショナルなヴォーカル。力強く伸びやかなトリーのヴォーカルと共にパワフルなハーモニーを生み出します。
フォーク・ロック色濃いサウンドですが、カウコネンのギターが随所でサイケデリックな彩りを添え、大きくなりつつあったサイケ・ムーブメントの空気を感じさせます。

「It’s No Secret」

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この作品をレコ―ディンを終えた直後ドラマーのスペンスが脱退。ドラッグ癖がひどくしばしば活動に影響をきたしたことや、スペンス自身が本来のギタリストとしての活動を望んでいたためで、脱退後には多くのミュージシャンに大きな影響を与えたモビー・グレープを結成しています。
さらに66年春に出産したシグニー・トリーも思うようにバンド活動が出来なくなり同年10月に脱退。

新たなドラマーとしてスペンサー・ドライデンが加入し、ヴォーカルには9月に解散したグレイト・ソサエティからグレイス・スリックをスカウト。
モデルをやっていた魅力的な容姿とダイナミックな歌声を持つスリックのカリスマ性が加わり、ジェファーソン・エアプレインは大きな飛躍を遂げることになります。

『SURREALISTIC PILLOW』 (67年作)

バリン、カントナー、カウコネン、キャサディ、ドライデン、スリックという新たなラインナップで制作されたアルバムが、67年2月にリリースされたシスコ・サイケの大名盤『SURREALISTIC PILLOW』。
元はグレイト・ソサエティのレパートリーで、スリック加入とともに持ち込まれた「SOMEBODY TO LOVE」と「WHITE RABBIT」は、シングル・カットされるとビルボード・チャート5位と8位に、アルバムもチャート3位にランク・インする快挙を成し遂げます。
この大ヒットは、サンフランシスコで花開いたサイケデリック・カルチャーを一気に世間に知らせることとなりました。

こちらがグレイト・ソサエティによる「White Rabbit」。前半はオリエンタルなインプロビゼーションが続きサイケ感たっぷりです。

「White Rabbit」

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そしてこちらがお馴染みのジェファーソン・エアプレイン版。インプロビゼーション部分がなくなり全体的にキャッチーさが加わっています。
ルイス・キャロルの小説「不思議の国のアリス」の世界とLSD体験を絡めたミステリアな歌詞、そしてスリックのどこかエキゾチックなヴォーカルが魅惑的な雰囲気を漂わせるサイケの名曲ですね。

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6月には初の野外ロック・フェスティバルとなるモントレー・ポップ・フェスティバルに出演し、勢いに乗ったジェファーソン・エアプレインの次なる作品が67年12月にリリースの『AFTER BATHING AT BAXTER’S』。

『AFTER BATHING AT BAXTER’S』 (67年作)

キャッチーなサイケ・サウンドを聴かせた前作から一転。オープニングからギターのフィードバック音が響き、曲間には話し声や笑い声、様々な楽器の音が飛び交う混沌としたサウンドが入り、ディープなサイケ・サウンドが繰り広げられます。

「Wont You Try/Saturday Afternoon」は、67年1月にゴールデン・ゲート・パークで行われ、ジェファーソン・エアプレインも演奏をしたヒッピーの集会「ヒューマン・ビー・イン」の素晴らしさを歌ったもの。

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「MEET THE SONGS」 第4回 JEFFERSON AIRPLANE 『AFTER BATHING AT BAXTER'S 』

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この実験的な作品は米チャート17位という結果に終わりました。この頃バンドはゴールデン・ゲート・パークの近くに大きなヴィクトリアン・ハウスを購入し共同生活を始めます。
開放されたこの住居にはグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアやデヴィッド・クロスビーらも出入り。こうした交流はお互いの作品にも表れ、ジェファーソン・エアプレインの4作目となる68年9月リリースの『CROWN OF CREATION』にはクロスビー作の曲が収録されています。

『CROWN OF CREATION』 (68年作)

広島の原爆写真が使われた衝撃的なジャケットで、カントナーの政治的姿勢が反映され始めた作品。全体的にシリアスで暗さが漂うサウンドですが、アルバムチャート6位にランク・インします。
この頃バンド内には変化が出始め、多くのソングライティングを担っていたバリンに代わりカントナーが多くのアイデアを持ち込むようになります。
また、カウコネンもT4「Star Track」でリード・ヴォーカルをとるなどその存在感を増し、69年頃には、ジェファーソン・エアプレインのサイド・プロジェクトという形でキャサディ―とホット・ツナを結成。2人が好きなブルースを演奏するようになります。

「CROWN OF CREATION」

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それぞれの個性を発揮し始めたメンバー達。続きはvol.2にてご紹介いたします!


MEET THE SONGS 第128回 【ジェファーソン・エアプレイン特集vol.2】

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ジェファーソン・エアプレイン特集vol.2は、バンドの黄金期から解散までを作品とともにご紹介いたします

いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。

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  • JEFFERSON AIRPLANE / AFTER BATHING AT BAXTER’S

    67年11月リリースの3rd

    67年11月リリースの3rd。同年2月にリリースした前作『SURREALISTIC PILLOW』から僅か9ヵ月でリリースされた本作は、前作のように「White rabbit」「Somebody To Love」といった飛び抜けたポップ・ソングはないものの、サイケな揺らぎや間、音響的ギミック、そしてブルースを基調にしたギター・オリエンテッドなアンサンブルが一層成熟した、コクのあるサイケデリック・ロックを聴かせてくれます。ロック史的に眺めるとそれほど評価の高くない作品ながら、ロックというフィルターを通して当時のサイケデリック・カルチャーを擬似体験させてくれる作品という意味では、かなり高純度であろう重要作。

  • JEFFERSON AIRPLANE / VOLUNTEERS

    ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した政治的メッセージ性の強い作品、彼らの60年代最後のアルバムとなった69年作

    60年代後期、アメリカはサンフランシスコを拠点として、その華やかな花粉を世界中に撒き散らしたフラワー・サイケデリック・ムーヴメント。その渦中にあってシーンを牽引した中心的存在だったのが、彼らJEFFERSON AIRPLANE。今作品では、以前からの抽象的な概念としての「LOVE & PIECE」に終止しない、ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した、政治的メッセージの強い作品となった、彼らの60年代最後のアルバムです。「私達はアメリカの志願兵だ」と革命を唱える「HEY FREDRICK」でピアノを弾いているのは、Nicky Hopkins。「THE FARM」でスティール・ギターを弾くのは Jerry Garcia。「Turn My Life Down」でオルガンを弾くのは、Steven Stills。「Wooden Ships」はDavid Crosby、Steve Sills等との共作といった具合に、サウンド面においても非常に多面的な主張で溢れています。 この後、彼らもウッドストック・フェスティバルへと参加しました。

  • JEFFERSON AIRPLANE / JEFFERSON AIRPLANE

    89年再結成作

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