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MEET THE SONGS 第128回 【ジェファーソン・エアプレイン特集vol.2】

サンフランシスコのサイケデリック・シーンを代表するバンド、ジェファーソン・エアプレインの特集vol.2として、69年以降の作品を紹介いたしましょう。

デビューから68年までを特集したvol.1はこちら。


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今日のMEET THE SONGSはサンフランシスコのサイケデリック・シーンを代表するバンド、ジェファーソン・エアプレインを特集!

『BLESS ITS POINTED LITTLE HEAD』 (69年作)

ジェファーソン・エアプレイン初となるライブ・アルバムで、68年10月24日~26日のフィルモア・ウェストと11月28~30日のフィルモア・イーストでのライヴを収録。

バリンとスリックのヴォーカルがダイナミックに絡むオープニングからエネルギッシュで、続く名曲「Somebody To Love」もスタジオ盤とは違うスリリングな演奏で会場を沸かせます。

酩酊感たっぷりのドノヴァンのカヴァー「Fat Angel」やこの後のホット・ツナの活動を予感させるブルース・ナンバーを挟み、「It’s No Secret」「Plastic Fantastic Lover」ではバリンが熱いヴォーカルを聴かせ興奮は最高潮に。バンドの絶頂期の演奏をそのまま体感できる傑作です。

「Plastic Fantastic Lover」

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69年11月には6枚目のアルバムをリリース。

『VOLUNTEERS』 (69年作)

ヴェトナム戦争の泥沼化という社会状況の中、反戦・反体制のメッセージを強く訴えかけ、また、カントナーの政治的思想を反映した作品となっています。

豪華なゲスト陣にも注目で、当時サンフランシスコに住んでいた英のセッションピアニスト、ニッキー・ホプキンスが「We Can Be Together」「Volunteers」など5曲に、ジュリー・ガルシアも「The Farm」にペダル・スティールで参加。
「Wooden Ships」はカントナー、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スチルスの共作で、 Crosby Stills & Nash の1st『CROSBY STILLS & NASH』にも収録されていて、一足先の5月にリリースされています。この作品は全米チャート13位を記録しました。

バリンとカントナー作のタイトル曲「Volunteers」は、革命を訴えかけるパワフルな曲。

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69年夏にはヒッピー・ムーブメントを象徴するイベント、ウッドストック・フェスティバルにジェファーソン・エアプレインも出演。

同年12月に行われたオルタモントのコンサートにも出演しますが、ラヴ&ピースの空気に包まれたウッドストックから一転、警備を担当していたヘルズ・エンジェルスが暴力的な行為をするなど不穏な空気に包まれ、抗議したバリンが殴られてしまいます。ついには死者をだすという悲劇が起こり、理想に燃えたヒッピー・ムーブメントの終わりを予感させるイベントとなってしまいました。

ヒッピー精神の共同体を体現していたジェファーソン・エアプレインも、この頃にはメンバーそれぞれがバンド外での活動に力を入れるようになりバラバラになっていきます。

70年2月にドラムのスペンサー・ドライデンが脱退。カウコネンとキャサディで組んだホット・ツナのジョーイ・コヴィントンが後任で参加します。
ホット・ツナは、ジェファーソン・エアプレインのサイド・プロジェクトとして69年ころに始まったバンドで、主にカウコネンとキャサディが好きなブルースを演奏する場となっていました。

5月にはホット・ツナの1st『HOT TUNA』が、70年11月にはポール・カントナー/ジェファーソン・スターシップ名義で、カントナーのソロ作となる『BLOWS AGAINST THE EMPIRE』がRCAよりリリースされます。

同じく11月にRCAから最後となるベスト・アルバムをリリース。

『WORST OF JEFFERSON AIRPLANE』 (70年作)

70年12月頃より新たなアルバム制作に取り掛かりますが、スリックとカントナーに子どもが生まれたり、4月にはバリンが脱退してしまったり、スリックが自動車事故で重傷を負ってしまったり、活動が滞りつつも、なんとかレコーディングを完了させ、71年9月に自主レーベルGRUNTからの第1弾として『BARK』をリリースします。

『BARK』 (71年作)

70年秋に新加入した53歳の黒人フィドラー、パパ・ジョン・クリーチによるエレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーした新たなサウンドが聴ける本作は、全米チャート11位とヒットします。

パパ・ジョンはホット・ツナのためにコヴィントンが連れてきたのですが、演奏を聴いたスリックとカントナーが気に入りスカウトしたそうです。

「Pretty as You Feel」ではカルロス・サンタナが参加。

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ホット・ツナは精力的に活動を続け、カントナーとスリックも2人でアルバムをリリース、パパ・ジョンもソロ作を発表するなど、バンドとしてのまとまりはますますなくなっていきます。

72年7月には、ジェファーソン・エアプレイン最後のスタジオ・アルバムとなる『LONG JOHN SILVER』をリリース。

『LONG JOHN SILVER』 (72年作)

ほぼスリックとカントナーによる曲が並ぶ本作。ハード色の濃い作品で、エモーショナルに絡むカウコネンのギターとパパ・ジョンのエレクトリック・ヴァイオリンをバックに、激しく歌うスリックのヴォーカルが印象的。バンド末期の作品ですが、次なる境地に向かうヴァイタリティ―が感じられます。

オリジナルのジャケットは、組み立てると葉巻ケースになるという凝った仕様。この作品収録中にコヴィントンが脱退しドラマーの交代がありました。

「Eat Starch Mom」

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この作品のプロモーション・ツアー時には、カントナーの友人で、クイックシルバー・メッセンジャー・サーヴィスを脱退していたデヴィッド・フライバーグが加わりますが、ツアー後にカウコネンとキャサディが脱退。サンフランシスコのサイケ・シーンを牽引してきたバンドはここで幕を閉じることとなります。

74年3月からは、スリック、カントナー、フライバーグ、パパ・ジョン、『LONG JOHN SILVER』の制作時に加わったドラムのジョン・バーベイタという布陣に2人のメンバーを加え、ジェファーソン・スターシップに生まれ変わります。
その後はメンバー交代を繰り返しながら活動を続け、2012年11月にはポール・カントナー率いるジェファーソン・スターシップが来日し、デヴィッド・フライバーグとともに元気な姿を見せてくれましたね。

ジェファーソン・スターシップ来日公演@クラブチッタ川崎 2012-11-23 ライヴレポート

いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。

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  • JEFFERSON AIRPLANE / SURREALISTIC PILLOW

    シスコ産王道サイケ・ロック・バンド、サマー・オブ・ラヴを象徴する67年2月リリースの傑作2nd

    60年代後期、米西海岸で沸き起こったサマー・オヴ・ラヴを象徴する彼らの2nd。67年2月リリース。歌唱、ルックスともに圧倒的な存在感を放つGrace Slickが本作より加入。メインヴォーカル時にとる、一度聴いたら耳から離れないほど強烈なビブラート歌唱。バックヴォーカルとしても男性陣と見事に溶けあった流麗なコーラスワークを聴かせてくれます。歌唱もさることながら、Graceがもたらした最大の功績は、自身作「White rabbit」に顕著であるように、バンドにサイケデリックな要素を持ち込んだこと。そうしたバンド的な意義、そして西海岸サイケデリック・カルチャー全盛期の象徴としての時代的な意義。その互いを兼ねそなえた大名盤。名曲「Somebody to Love」収録。

  • JEFFERSON AIRPLANE / VOLUNTEERS

    ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した政治的メッセージ性の強い作品、彼らの60年代最後のアルバムとなった69年作

    60年代後期、アメリカはサンフランシスコを拠点として、その華やかな花粉を世界中に撒き散らしたフラワー・サイケデリック・ムーヴメント。その渦中にあってシーンを牽引した中心的存在だったのが、彼らJEFFERSON AIRPLANE。今作品では、以前からの抽象的な概念としての「LOVE & PIECE」に終止しない、ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した、政治的メッセージの強い作品となった、彼らの60年代最後のアルバムです。「私達はアメリカの志願兵だ」と革命を唱える「HEY FREDRICK」でピアノを弾いているのは、Nicky Hopkins。「THE FARM」でスティール・ギターを弾くのは Jerry Garcia。「Turn My Life Down」でオルガンを弾くのは、Steven Stills。「Wooden Ships」はDavid Crosby、Steve Sills等との共作といった具合に、サウンド面においても非常に多面的な主張で溢れています。 この後、彼らもウッドストック・フェスティバルへと参加しました。

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    アーカイブ映像とメンバーへのインタビューで構成されたドキュメンタリー

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