ある意味でもっとも分類不能とも言える、有象無象のアメリカン・サイケデリック・バンド達…。
こちらでは、JIMI HENDRIXばりの破壊的なブルース・ギター・サウンドを展開するバンドや、MAMAS & PAPASのように爽やかなサンシャイン・サイケ・ポップを信条としたバンド、ガレージ、ホットロッド、片やブリティッシュ・ビート/フォークのテイストを宿したバンドまで、各サウンド・エッセンスを巧く取り込んだ、贅沢なごった煮サイケ・バンドをご紹介。こちらでご紹介したものは、この広大なアメリカン・サイケ・ワールドの氷山の一角に過ぎません…!掘っても掘ってもお宝ザクザクッなもう一つの米サイケの穴蔵へ、LET\'S COME IN!
JIMI HENDRIXのサイケデリックなファズ・ギターのテイストが好きな方に大推薦!ブルースの確かな素養を基調としながら、繊細かつメロウなヴォーカルをフィーチャーしたサウンド!ツイン・ギター体制左右チャンネルに振られた2本のファズ・ギターが最高!
これはサイケデリックな荒々しさが加わった、MELLOW CANDLEか…!?ファンキーなビートに、男女混声の気品あるコーラス・ワークが秀逸な響きを魅せます。ワウ・ギターのリズム・カッティングの濁りとフィメール・コーラスの透明感の対比が素晴らしい!
BEACH BOYSとの共演歴を持つ、驚きの高校生バンド…!14歳!で結成された前身バンドがサーフ・バンドであったそうですが、ここではサーフ・ロックっぽさも残りつつ、サイケ・ガレージ的サウンドが瑞々しいメロウ・サイケに!原盤はライヴ会場で配布!
サイケデリック・ロック夜明け前の空気感をたっぷりと感じさせる、カンザスのガレージ・バンド!美しいコーラス・ハーモニーに、ホットロッド・バンド的雰囲気もまだまだ感じさせ、穏やかなハーモニー・ガレージがサイケ化する一歩手前の雰囲気があります。
ROLLING STONESやPRETTY THINGS等のブリティッシュR&Bが好きな方には、ガツンッと聴いて頂きたいUSガレージ・バンド、70年代作!ヴォーカルのうねり具合が塩辛を食べ過ぎたMICK JAGGERみたいになってて、このロウ・ファイ具合がまたグッド!
米シカゴで爆発した、フラワー・サイケ・ロック・バンド!ガレージ、サイケ、フォーク・ロックから、果ては後のジャングリーなギター・ポップのご先祖的性質さえ感じさせてしまう、痛快なサイケ・チューンが満載!やり過ぎやんちゃな、BYRDS…!?
DOORSのメンバーによって見出されたというカリフォルニアの男女混成7人組サイケ・グループによる69年唯一作から。甘い蜜のような妖艶な女性ヴォーカルをフィーチャーしたJAタイプのサイケ・ロック、メロウな混声コーラスとよく練られたアレンジが◎!
女性ヴォーカルを含むカリフォルニア・サイケ5人組。ジェファーソン・エアプレインのブルース要素を弱めて、ちょっとひねた&洒落たアレンジと男女混声コーラスを加味した、ファジーでほろ苦いソフト・サイケ・サウンド。毒気の増したママス&パパス?
西海岸サイケデリック・ロック/メロウ・スワンプ、70年の唯一作。熱気ほとばしるファズ・ギター、粘りのあるリズム、スワンピー&メロウなヴォーカル&メロディ、豊かなコーラス・ワークが印象的な一枚。西海岸的メロディ+炭酸ガスな一枚。
66年に米・ボストンで結成された5人組サイケ・ポップ・バンド、荒々しいガレージナンバーから英国ビートらしい甘酸っぱさ全開!要所要所に歪んだオルガンを嫌味なくフィーチャーし、うまいことサイケ・フレイヴァーを散りばめています。
60年代後期の「イージー・ライダー」的な、アメリカン・カウンター・カルチャーの空気感をたっぷり味わえるサントラ!『ANGELS FROM HELL』という題名も、まさに過激なオートバイ・グループ、「ヘルズ・エンジェルズ」みたい!?
ディランやS&Gの60年代初中期作、そしてヴェルヴェッツの1stを手掛けたプロデューサーによる、ボストン産女性ヴォーカルサイケ!68年唯一作。《デッド×ジェファーソン》とでも形容したくなる西海岸調のギターオリエンテッドなサイケジャムが★★★
オレゴン出身〜シスコで活動した男女混成グループ。68年唯一作。憧れのジェファーソンの居るシスコへ移住までして活動していたというだけに、もう見事なフォロワーっぷり!並み居るシスコ勢のなかでは目立たないながら、楽曲のクオリティも高い実力派。
ボストン出身の男女混声5人組。70年唯一作。饒舌なツイン・ファズが絡み合い、ベースがブンブン唸りまくるヘヴィ&ブルージーな楽曲をメインに、スリック然とした冷めながら燃えているような歌い回しの紅一点ヴォーカルが圧倒的な存在感を放つ好盤。
米国の5人組ガレージ・バンドが残した正式なリリース年すら不明という幻のレア盤のリイシュー。本作が制作されたのはガレージ勃興から幾分か経った、おそらく70年代初期(ライナーには“197?”と記載)。その時代を映したサウンドというよりも、若干遅れ気味のSTONES、PRETTY THINGSなど英国R&B/ガレージ勢からの影響をうかがわせる、不良っぽさが滲み出たサウンド。そんな荒々しい楽曲群のなかでもラストを飾る「Only Just an Act」はメロウな名曲。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
サンフランシスコ出身のサイケ/ガレージ・バンドが68年に残した唯一の作品。ささくれ立ったトーンで野太くうねるサイケ・ギターを主役とする荒々しいサウンドは、これぞアメリカン・ガレージ・サイケ!で痛快無比。そんなガレージ・サイケ然とした演奏の中から印象的に浮かび上がるのが、どこか怪しくストレンジな手触りのメロディーライン。メロディを追っていると、まるでPINK FLOYDの1stを聴いているかのような錯覚に見舞われるナンバーが何曲か潜んでいて、このグループの個性となっています。M2やM4はそんな初期フロイド的ストレンジ感覚を見事に取り入れたナンバーで素晴らしいし、最終曲はラーガ調のオリエンタルなフレーズを豪快に弾きまくるギターに圧倒されるスリリングなサイケ・インストとなっていて名曲です。これは是非とも2ndが聴いてみたかった好内容。
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