MA0054(MEDIA ARTE)
廃盤、紙ジャケット仕様。
米国出身で、英国に渡りフォーク・ロック・バンドJUSTINEに参加した女性SSWの73年作ソロなんですが、ジョニ・ミッチェルとカレン・カーペンターをブレンドしたような、瑞々しさと優美さのバランスが絶妙!
米国生まれで英国に渡り、70年に唯一作をリリースした英フォーク・グループJUSTINEに参加した女性SSW。73年作の2ndにしてソロ・ラスト作。全曲彼女の作曲ですが、ジョニ・ミッチェルの奔放さとカーペンターズ的陰影あるリリシズムをブレンドしたような美メロの連続にびっくり。ハイ・トーンではジョニを彷彿させ、落ち着いたパートではうっとりするほど流れるような歌唱を聴かせるヴォーカルも特筆。フォザリンゲイのギタリスト、ジェリー・ドナヒューやいぶし銀Key奏者のトミー・アイアーなどが参加したアンサンブルも格調高くもふくよかで優美で絶品。埋もれてしまったのが不思議でならない、英米女性SSWのファンは必聴と言える名作です。
AFFINITYのヴォーカリスト、NUCLEUSのメンバーがバックを務めた71年作、AFFINITYでのジャジーでクールな魅力とは異なる切々とドラマティックな歌唱が胸を打つ名品
590円(税込649円)
英米ルーツ折衷の芳醇なアンサンブルに神々しく映えるシンディの伸びやかな歌声、YORKレーベルからの73年作、英フォーク・ポップ傑作
1,095円(税込1,205円)
BUON VECCHIO CHARLIE/BUON VECCHIO CHARLIE
PFMもBANCOも登場していない伊プログレ黎明期の71年に製作されながらお蔵入りとなった作品、ずばり傑作!
2,490円(税込2,739円)
FAIR WEATHER/BEGINNING FROM AN END
いぶし銀の名ギタリスト/SSWアンディ・フェアウェザー=ロウによるグループ、71年作、スケールの大きな英国スワンプ・ロックの名作
930円(税込1,023円)
冬めく青空のようにクリアな歌声、甘酸っぱい気持ちになるアンニュイな歌声、透徹とした神秘的な歌声など、世界の女性ヴォーカル/SSSWを大特集!
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Colorado girl in London(6 拍手)
tsさん レビューをすべて見る
アルバム制作途中で脱退したためジャケ写に映っていなかった元Justineの歌姫ですが、なかなかの美声で聴かせてくれる2作目(遺作)です。このアルバム、随分前にリリース予告があったのですが、ようやくCD化されて嬉しい限りです。基本的には米SS&Wものなのですが、当時の彼氏?旦那?のHugh Murphyがここでも良い仕事(名プロデューサー!)をしていて少しだけ英国の香りもします。ロンドン録音なのでバッキングは英国勢ですが、面白い所ではMick Cox,Chrissie Stewartなんて人達が参加してたりします。Kokomo勢(Good!)と共にバックコーラスで歌っているJerry Hovellという人はJustine後期のベーシストですが、彼曰くLaurieは既に故人とのことで、今となっては収録曲の”Heavenly Band”というトラックが泣かせるけれども、全体的には当時の彼女の気分を反映してか、ポジティヴな印象の楽曲で占められており、派手ではないが聴き飽きない佳作だと思います。個人的にはいちセッションプレイヤーに徹して鍵盤を弾いているTommy Eyreに弦のアレンジもして欲しかったなぁ等と勝手に思ったりもしています。
この盤を気に入られた方は同じくHugh Murphyが制作を担当したMelanie Harroldのアルバムも聴いてみて下さい。