2022年8月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
【今週のカケレコ】では、この1週間に到着した新譜や注目を集めた新品CDをピックアップしてまいります。今カケレコでホットな作品をぜひチェックください♪
夏季休業明けの今週は、英ロック・ファンに嬉しいボックスや新リイシューCDが届きました!
まずは注目のソフト・マシーンの新リイシューをピックアップ!
アラン・ホールズワース唯一の参加作となった75年作『BUNDLES』。圧巻のテクニカル・フュージョン/ジャズ・ロック傑作ですね。DISC2には75年10月11日 のNOTTINGHAM UNIVERSITYでのライヴ音源を収録した2枚組エディション、デジパック仕様です♪
次はこちらのボックス!
ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したリーダー・グループが、69年~73年にリリースした7タイトルを収録☆
KEEF HARTLEY BANDの作品紹介はこちら♪
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ブリティッシュ・ブルース・ロックはこちらの特集でじっくり探求ください。
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BIG PINKレーベルからは売り切れていた人気作が再入荷♪
プロコル・ハルムからブルージーさを除き、叙情性とクラシカルな要素だけを抽出してポップに聴きやすく仕上げた感じ?初期プロコル・ハルムで活躍したオルガン奏者による美メロ満載1stソロ、プロコル・ハルム・ファンは勿論、ニッチ・ポップ・ファンにもオススメ!
来週の入荷予定はこちら!(輸送状況などにより入荷日が前後する可能性がございます)
新譜
・ CIRO PERRINO ABSENCE OF TIME VOL.1 (MMP555)
久しぶりの再入荷!
・DORACOR TRANSIZIONE (MMP408)
夏季休業中、カケレコのTwitterでは夏に聴きたいアルバムをピックアップしていました。中でも人気だった3作品をご紹介!
フランスのバンドだけど、キャメル・フォロワーとしてはかなりの上位に来る好グループ!流麗なフルートが彩るロマンチックさと、このバンドならではのしっとりとしたメランコリーが絶品なシンフォニック・ロック名品。
これ、ジャズファンク+カンタベリーと言えちゃうかな?ヴァンデ総帥からMAGMAの2ndドラムに抜擢されるメンバーやB.パガノッティがいたCRUCIFERIUSの元メンバーなど実力者が集った仏ジャズ・ロック・バンド、強靭かつ気品高い73年デビュー作!
まるでジミー・ペイジが初期アイアン・メイデンに入ったような凄まじさ。70年代末のスペインにこんな強烈なハード・ロック・バンドが居たとは。むむっ、あのNUに在籍したギタリストのバンドなのか!
それでは良い週末をお過ごしください!
オリジナル・メンバーのKevin Ayers以来のギタリスト、Allan Holdsworthが加入し、『6』『7』と推し進めてきたフュージョン色をより強めた作品。75年作の8thアルバム。Karl JenkinsとMike Ratledgeによる叙情性と浮遊感のあるキーボード・ワーク、そしてその上をテクニカルに疾駆するHolldsworthの流麗なギター。John MarshallのドラムとRoy Babbingtonのベースによるロック的ダイナミズムに溢れたソリッドなリズム隊も特筆もの。圧巻のテクニカル・ジャズ・フュージョン・ロック!Holldsworthの唯一の参加作となった傑作。
デジパック仕様、2枚組、リマスター、DISC2には75年10月11日 のライヴ音源収録!
レーベル管理上、デジパック側面部に折れ線がある場合がございます。ご了承ください。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、内袋・ブックレット付仕様、定価2800+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
軽微なケースツメ跡あり
ご存知、初期PROCOL HARUMで活躍したオルガン奏者が73年にリリースした1stソロ作。全編がとんでもない美メロで埋め尽くされた珠玉の傑作ソロで、PROCOL HARUMからブルージーさを除き、叙情性とクラシカルな要素だけを抽出してポップに聴きやすく仕上げたような出来栄えです。楽しげに弾むオルガン、クラシカル・タッチの端正なピアノを中心に、優雅なストリングスも交えて展開される演奏は決して前に出過ぎず、メロディを印象的に聴かせるのにこれ以上ないバランスを保っていて本当に素晴らしい。哀愁漂う淡いヴォーカルもこれぞブリティッシュ。合間にはオルガンとストリングスのみで聴かせる悲哀のクラシカル・インストも登場し、PROCOL HARUM時代を偲ばせます。PROCOL HARUMファンには勿論、ニッチ・ポップ・ファンにも是非オススメ!カケレコメンド!
NUのメンバーとして1stを残したギター/VoのRosendo Mercadoを中心にマドリードで78年に結成されたスペインのハード・ロック・シーンを代表するグループ。79年のデビュー作。まるでジミー・ページが初期アイアン・メイデンに入ったような、そんな切れ味するどいスリリングなギターを中心に、汗を飛び散らせながらエネルギッシュに畳み掛けるスピーディーなリズム隊が一体となったソリッドなハード・ロックが持ち味。それにしても、オープニング・ナンバーでの長尺のギターソロの火を吹くようなエネルギーと鋭角なフレージングの切れ味は特筆もの。スペイン語による荒々しいシャウトヴォーカルも熱気むんむんだし、ものすごい音圧。しかも、曲の後半では、暴力性はそのままにメロトロンまで溢れだしちゃうんだから凄いです。これはハード・ロック・ファン必聴!
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