2022年5月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: スワンプ・ロック
こんにちは。5月も半ばを過ぎ、山の緑も畑の野菜も、事務所の周りの雑草も力強く成長しています。
そんな今日は、パワフルでソウルフルな女性ヴォーカルが活躍するスワンプ・ロックをピックアップいたします。晴れた野外で聴いたら最高だろうな~。
まずはデラニー&ボニーからスタート!
米ルーツ音楽に根ざした芳醇な米スワンプを生みだした夫婦デュオ、69年作。英国ミュージシャンにも大きな影響を与え、このアルバムからスワンプ・ロック時代が始まったと言える記念碑的作品です。
グルーヴ感溢れるロック・サウンドに熱いホーン・セクション、ソウルフルなヴォーカル&コーラス…素晴らしすぎる傑作!
続いてボニー・ブラムレットのソロをピックアップいたしましょう。
往年のR&Bヒッツのカバーしたカプリコーン・レーベルからの76年3rd。マッスル・ショールズでのロ音で、マッスルショールズの面々はもちろん、ディッキー・ベッツ、グレッグ・オールマンなどが参加しています。
ジェイムス・ブラウン「Think (About It)」のこのカヴァーのファンキーなこと!ん~かっこいい。
リタ・クーリッジの姉、夫であるブッカー・T・ジョーンズのプロデュースによる71年作ソロ。
音の隙間から旨味が溢れる芳醇なアンサンブル、艶っぽくしっとりとエモーショナルなヴォーカル。スワンプ・ロック、サザン・ソウルのファンには言わずもがなの名作!
次は東海岸へまいりましょう。
プロデューサーや作曲家としても名作を残した名ミュージシャン、THOMAS JEFFERSON KAYEが「東海岸のジャニス」ことJOANNE VENT等と組んだバンド、72年唯一作。ジャニスばりのソウルフルなボーカルが、とにかく格好いい!宙にうねるスライド・ギターに腰にくるリズム隊、郷愁を誘うカントリー・フレイヴァー…東海岸スワンプの隠れた名作。
最後は英国から!
「英国のジャニス・ジョプリン」の異名を取る女性シンガーを中心に、アベレージ・ホワイト・バンドのホーン・セクションや名手ポール・コゾフがゲスト参加して制作された、ブリティッシュ・スワンプの逸品と言えば!?
「イギリスのジャニス・ジョップリン」との異名を持つ女性シンガー、キャロル・グライムズを中心とする正統派ブリッティッシュ・ロック・グループ。72年の唯一作。アベレージ・ホワイト・バンドのホーン・セクションや元フリーのポール・ゴゾフ、ザ・フーとの共演で有名なラビット他をゲストに迎えたUKスワンプ・ロックの傑作。
VSCD6077(BIGPINK766)(BIG PINK)
紙ジャケット仕様、英文ライナー付仕様、定価2700+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
VSCD6077(BIGPINK766)(BIG PINK)
紙ジャケット仕様、英文ライナー付仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
プロデューサーや作曲家としても名作を残した名ミュージシャン、THOMAS JEFFERSON KAYEのバンド、72年唯一作。まず耳につくのは紅一点JOANNE VENTのジャニスばりのソウルフルなボーカル。こぶしの効いた泥臭いボーカルに、つい前のめりになってしまいます!ぶっといスライド・ギターが宙にうねり、どっしりとしたリズム隊はリスナーの腰を揺らしていきます。スティール・ギター、フィドル、バンジョーなどの郷愁を誘うカントリー・フレイヴァーも多めにまぶされており、土臭さと絶妙なバランスでマッチしています!東海岸スワンプ・ロックの隠れた名作!
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