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ジェファーソン・スターシップ来日公演@クラブチッタ川崎 2012-11-23 ライヴレポート

こんにちは!カケレコ・スタッフ佐藤です。
11月23日にクラブチッタ川崎にて行われた、ジェファーソン・スターシップのライヴ1日目に行ってまいりました。

今回のライヴでは、ポール・カントナー率いる現スターシップの面々、そしてスターシップの結成メンバーであり近年再加入、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスでの活動でも知られるデヴィッド・フライバーグ、さらには初期グレイトフル・デッドのメンバーとして活躍したkey奏者トム・コンスタンテンらが参加した、三大米サイケバンドのメンバーが一堂に会するファンにとってはまさに夢の祭典と言うべきライヴとなりました。

開演前、ほぼ満員の客で埋められた会場はすでににリラックスした楽しげなムードが漂っているように感じられました。これまでイギリスのバンドが中心だった私のライヴ経験からすれば、変な緊張感を持たず酒を片手に目いっぱい騒ぎ楽しめるのがアメリカン・ロックバンドのライヴなのかな、という印象をこの時点で持ちます。

そんなことを考えていると開演時間の5時丁度にステージにライトが灯り、白髪で長髪の人物が登場。デッドの初期メンバー、トム・コンスタンテンです。デジタル・ピアノでデッドの楽曲を一人流麗な弾き語りで聴かせます。彼の深みのあるジェントルな歌声は、ミュージシャンとして数十年の時を経てきた人間ならではの存在感を感じさせます。時おり日本語によるMCを交え最後に歌われたのが、日本が世界に誇る名曲「上を向いて歩こう」。日本のファンへのちょっとしたサービスも心憎い限りです。そうこうする間にQSMSを紹介して彼はステージを後にします。

  • 「Me And My Uncle」が良かったなぁ?。風貌も歌い方も語り部って感じで、デッドとは違うけど、トム・コンスタンテンの深遠な世界が堪能できました!2012年イタリア公演の動画があったので、どうぞ!

試聴 Click!

続いての登場が、デヴィッド・フライヴァーグを擁するQSMSの面々。「Pride Of Man」「Fresh Air」など往年の名曲がハード・ロック並のド迫力の演奏で披露されていきますが、何と言っても驚きなのがフライバーグのあまりにもパワフルなヴォーカル!正直言って見た目はもうリタイアしたおじいちゃんという感じなのですが、やはりそこはプロ。御年74歳ながらまだまだ現役バリバリのパフォーマンスで最後まで楽しませてくれました。いや?、これには脱帽です。

  • デヴィッド・フライヴァーグの奥様、リンダ・インペリアルとの夫婦ダブル・ヴォーカルが力強かったですね!リンダさんのスカートのスパンコールもまぶしかった><!
  • あ、親愛なるニッキー・ホプキンス?!みたいなMC(たぶん)ではじまった、「Edward」も良かったなぁ。ニッキーのソロ『夢みる人』が大好きな僕にとって至上の時間。Key奏者のテクも凄かったです。

休憩をはさんで、いよいよスターシップのステージとなります。ポール・カントナー、デヴィッド・フライバーグに加え、近年加入した女性シンガー、キャシー・リチャードソンらによる熱気あふれるステージング。エアプレイン時代の67年発表の傑作2nd『SURREALISTIC POLLOW』全曲に、「COUNT ON ME」「JENE」「VOLUNTEERS」などの名曲を中心とした楽曲をたっぷりと楽しませてくれました!

ここでの聴きどころはやはり何と言ってもキャシー・リチャードソンのヴォーカル。ブロードウェイでジャニス・ジョプリンを演じたというだけはある圧倒的な声量と表現力!フライバーグのヴォーカルと相まって、全体にシンガーの存在感が素晴らしいステージとなっていました。

  • 「Somebody To Love」の堂々とした歌いっぷり!声はグレース・スリックに似てましたね。あっ、でも、「拍手!」って観客に要求する声がドスがきいててちょっと怖かった・・・。フライバーグの歌も凄くって、「Jane」のハイトーンなんて、とても70歳を超えてるとは思えない迫力!2012年カリフォルニア公演の動画をどうぞ!

試聴 Click!

そしてやはりポール・カントナー。頭にはバンダナを巻き、威厳ある佇まいでエレキをかき鳴らす姿からは、ロック・レジェンドとしての風格と生き様が伝わってきます。個人的にはキース・リチャーズと重なるものが感じられ、彼こそ「アメリカのキース・リチャーズ」と言うべき存在なのではないかと思ったのでした。途中何度か機材のトラブルで彼の演奏が寸断されてしまっていたのが若干残念ではありましたが。

  • ロックをリードした60年代末のサイケデリック・ムーヴメントの中心にこの人はたしかに居たんだ。それがひしひしと伝わるオーラがありましたね。ちょっとシニカルな感じで歌うコーラスやナレーションも良かったなぁ。

さらに注目だったのがバックを固めた演奏陣です。ジュード・ゴールドによるリード・ギター他、キーボード、ドラムスといずれも相当な実力派が揃っており、元々はサイケ・バンドの楽曲だったはずのものがハード・ロック並の迫力とフュージョン並みのテクニックで演奏されており、その意味では非常にライヴ映えするパフォーマンスになっていたと言えます。プログレ・バンドを始めとするテクニカルなライヴを見ることが多い私にも十二分に見応えのあるものでした。

  • 『SURREALISTIC POLLOW』をアルバムの曲順通りにやっていって、超絶アコギ・インストの「Embryonic Journey」はどうするのかなぁ、なんて思ってたら、テレキャス一本で易々と弾ききりましたよ。押尾コータローばりのタップ奏法もこなして凄かったなぁ。

最後曲を経てアンコールの頃には、会場の全員が立ちあがって手拍子に、指笛に、合唱に、ダンスにと、実にアメリカン・ロックバンドらしいライヴの様相を呈しておりました。ミュージシャンも観客もこの一夜を最大限に楽しんでいたのだなぁ、とこの時の光景を思い出すたびに感じます。

  • 本編ラストの「Volunteers」は、全員総立ちで凄かったですよね!Volunteers of America♪ Volunteers of America ♪

8時20分ごろにライヴは終演、他の観客とともに会場を後にするあいだも、フライバーグ、リチャードソン両シンガーのパワフルすぎる歌声とカントナーのあの貫録溢れる出で立ちが耳に目に焼き付いて離れません。CDやDVD、YOU TUBE動画だけでは伝えられない、生で聴き観るでことでしか味わえないミュージシャンの姿というものをしっかりと観客に伝えてくれた充実のライヴ・パフォーマンスでした。

  • 「Ride The Tiger」が聴けなかったのは心残りだけど、でも、60?70年代のロック・ムーヴメントの一つの震源地であるサンフランシスコをリードしてきたメンバー達のエネルギーをガツンと感じられた素晴らしいライヴでした!

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